シェーンブルン宮殿グロリエッテからの眺め(2017年5月)

ウィーンを初めて訪れた方でシェーンブルン宮殿に行かないという人はほとんどいないでしょう。

シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮で、中心から5km西に離れています。

ヨーロッパで重要なバロック建築であり、世界遺産にも登録されています。

団体ツアーでは絶対と言っていい程訪れますので、午前中、午後と別のグループを御案内する時には年間を通して1日2回シェーンブルン宮殿に行くことも頻繁にあります。

シェーンブルン宮殿で十分1日を過ごすことができます。

ここは庭園が素晴らしくて、地元の方の憩いの場所のひとつとなっています。

そのため、宮殿内は観光客で溢れていますが庭園では逆に地元の空気に触れることができます。

うちはこのシェーンブルン宮殿の動物園によく行きます。

 

一般的に宮殿内部を御案内した後は30分ぐらいのフリータイムを取ります。

その間にショップを見たり、トイレや庭園の方に皆さんが行かれるわけです。

ガイドの立場からすればもっと時間をとりたいのですが、他にも観光する場所がたくさん決められているのでそれ以上は無理というのが現状です。

宮殿の後ろには素晴らしい庭園が広がっていて、丘の上にグロリエッテが堂々と立っています。

それを見ると誰もがあそこまで行ってみたいな~・・・と思いますが、時間の関係上そこまで行くのはよっぽど速く走って往復しない限りは無理ですね。

個人で旅行される方は時間の融通が利くでしょうから是非、グロリエッテに行って下さい。

ここからの眺めは下からは想像できない景色に出会えます。

 

 

グロリエッテは、庭園内最後のものとして、ホーエンベルクによって当初は栄誉神殿と素晴らしい眺めを念頭にプランしたようで、完成は1775年です。

 

いくつかの不条理な戦争に勝利したことにも捧げられています。

グロリエッテの中央上の部分には、単頭の鷲が置かれています。

ラテン語で、「皇帝ヨーゼフ2世とマリアテレジアの治世の下で」という意味が記されています。

 

全体の長さ135.3m、高さ25.95m,幅14.6mです。

下から見てる以上に大きいものです。

このグロリエッテ自体にも有料ですが上ることができます。

 

 

ここからの眺めがとても素晴らしいです。

奥の方にシェーンブルン宮殿が見えていて、その手前には幾何学模様の庭園があり、宮殿の後ろ側にウィーンの街並みが広がっていて、もっと奥にはウィーンの森だって見渡せます。

上の写真はちょうど真ん中の部分から撮影したもので、宮殿が正面に見えています。

ウィーンの中心方面はここには写っていませんが、左の方にもっと移動するとシュテファン大聖堂の塔などは見ることができます。

この芝生の部分は傾斜していて、寝転がってくつろいでいる人がたくさんいますね。

 

写真は2017年5月6日16:45頃に撮影したもので、とてもいい天気でした。

 

 

 

 

 

 

 

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