ウィーンによく見られるこの時期の花 178(ラムソン)

3月の最後の週は初夏のような陽気が続き一挙に春が訪れたようなウィーンでしたが、4月の10日の週は10日はとてもいい天気でしたが、それ以外は雲が多く、少し肌寒く感じる日が続いています。

今年は4月16日が復活祭です。こちらは今週(4月10日の週)は"Osterferien"で、学校はお休み、家族連れで旅行に出かけている方も多いです。うちも色々な所に出かけています。

その時にそこらじゅうにたくさん生えていたものについて書きたいと思います。

 

先日ウィーン最古のレストランであるグリーヒェンバイスルラムソンのクリームスープを話題にしましたが、

毎年のことですが今年も至る所で見られます。

でも"花"ではありません。

 

ドイツ語ではBärlauch(ベアラウホ)、

学名ではAllium ursinumです。

日本語ではラムソンです。

クマニラとも呼ばれています。

 

ヒガンバナ科、ネギ属の多年草です。

 

大量に生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

自然の中を歩いているとそばにいなくても匂いで周辺にあることがすぐにわかります。

 

一見ギョウジャニンニクに似ていますが別物でニラよりも葉の幅は広いです。

 

 

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとニンニクの香りがすぐに漂います。

 

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

 

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いので、かなり早い時期から

葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

 

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

 

写真は4月10日11:00頃 ウィーンの森の自然公園Sparbachで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

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