ウィーンによく見られるこの時期の花 174(キケマン属)

今日から4月ですね。今週一気に春になったという感じがするウィーンの街で、日中は半袖で過ごせる気温です。今年は復活祭が4月16日と遅めで、また冬も寒かったですからタイミング的にちょうどいい気がします。

街中に見られる新緑も素敵で、マロニエのつぼみもどんどん大きくなってきています。

この春の時期は色々な花が咲きますが、このコーナーでも毎年ウィーンによく見られる特徴的な花を話題にしています。

毎年、もしくは数年ごとに時期特有の同じ花を話題にしていますが、季節を感じるものとして個人的にはそれでいいと思っていますし、同じ花でも撮影場所と時間が違いますからそれを過去のものと比較してみるのもおもしろいです。

今日のこの花はウィーンの森などに多く咲いているもので、街中ではあまり見られません。

 

こちらはドイツ語ではHohler Lerchensporn

(ホーラー・レルヒェンシュポルン)、

 

学名ではCorydalis cava、日本語では正確にわかりませんが、キケマン属です。

 

学名の通りで"コリダリス カヴァ"でもいいのかなと思います。

 

ケシ科、ケマンソウ亜科、キケマン属で、多年草で、たいてい大量に密集して咲いていて、ウィーンの森や郊外などの茂みのような所で見られます。

 

 

 

開花時期は3月~5月です。

高さは20cmぐらいまでで、垂直に花を咲かせます。

花の色は紫と白です。

花弁は10~20枚ぐらいです。

写真を見るとわかりますが、密集して大量に咲いています。

キケマン属は種類が多く、世界400種以上あると言われています。

日本でも20種類ぐらいはあるそうです。

このコリダリス カヴァは中央ヨーロッパや南ヨーロッパに多く分布していて、北へ行く程見られなくなります。

 

 

 

写真は2017年3月25日 16:00頃 TullnのSTARKLの庭で撮影したものです。

 

 

 

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