またヴァッハウ渓谷へ行った

ウィーンはとても奥が深いヨーロッパ文化が凝縮した街です。仕事では比率的にウィーンの街を御案内することが圧倒的に多いです。ウィーンの街を観光と言っても様々なヴァリエーションがあり、その時によって御案内する場所が違います。この歴史あるウィーンの街をのんびり歩くのもお勧めですが、長く滞在できる方はウィーンの森ヴァッハウ渓谷も是非訪れて下さい。私も仕事ではどちらも年間を通して頻繁に出かけますが、個人的にはウィーンの森よりもヴァッハウ渓谷の方が好きです。ヴァッハウ渓谷はドナウ河の最も美しい所で、船下りをして情緒ある美しい風景を楽しめます。私のこのブログコーナーを定期的に読んで頂いている方は御存知だと思いますが、ヴァッハウ渓谷のことはよく話題にしていて、仕事だけでなく個人的にも家族とよく出かけます。

先日も仕事でヴァッハウ渓谷に行きましたのでその時の雰囲気を今日はお伝えします。

 


 

ヴァッハウ渓谷は全長2.800km以上あるドナウ河の最も美しい所と言われ、オーストリアの世界遺産にも登録されています。よくあるウィーンからの1日観光の場合は午前中メルク修道院を訪れます。メルク修道院はバロックの荘厳な修道院で摩天楼のように断崖に建てられています。バスでウィーンから離れてA1高速道路を使い、メルクで降りて駐車場に来ると左の写真のような風景が見られます。バスを降りてすぐここから写真を撮られる方がほとんどです。ここから修道院まで階段を下りて歩いていきます。ウィーンで見る建造物とはまた違うバロック様式で入口から全部が絵になります。この日は天気が良く、澄んだ青空でしたので、修道院の建物と空の色のコントラストがとても素敵でした。私は自分で言うのは変ですが、強烈な晴れ男でヴァッハウ渓谷に来る時はいつも晴れていますし、アルプス地方に行っても雨に降られることはほとんどありません。雨の中をグロースグロックナー山岳道路を上って行きましたが、昼食を食べている間に1時間だけ晴れて、ちゃんと頂上を皆さんに見て頂くことができた経験もあります。

とことでメルク修道院が今年9月から館内全面撮影禁止となったことは非常に残念なことです。修道院と話をした所、個人客などが度重なる注意にもかかわらずフラッシュを使用して写真を撮る人があまりにも多いことから止むを得ずの措置ということです。

そのため、修道院の内部を少し見たい方は私の過去ブログからご覧ください。

 

修道院の内部見学では修道院の歴史的なことやベネディクトのことなどを知ることができ、様々なものが展示されていて興味深いものがあります。

この修道院の見所は大きく4つあり、大理石の間、バルコニーからの眺め、図書館、教会です。

 

 

何回もこのコーナーに掲載している眺めです。これは修道院のバルコニーから見られるメルクの街の眺めでとても印象的です。これを見るだけでもここに来る価値があると思います。今日は掲載しませんが、このずっと右側の方にドナウ河が見られます。写真にみられる川はメルク川ですからドナウ河ではありません。

ここにはしばらくたたずんでいたくなります。

これを見た後図書館と教会を見学して出口へと向かいます。

 


 

この時は修道院から皆さんとメルクの街へ降りて来ました。ここも素敵でオーストリア郊外にある小さな美しい街を見られます。このメイン通りを行くと反対側の方から修道院が街を支配している姿が見られます。この光景もこのコーナーでは数回掲載していますが、とても印象的ですね。教会の塔がこの時期修復中で、ネットをかぶっているのが残念です。

昼食を楽しんだ後はドナウ河クルーズです。メルク修道院の後ろ側に船着き場があり、そこからドナウ河を下って行きます。

 


 

船下りでは古い歴史ある街がいくつも登場し、古城やぶどう畑が見られヴァッハウ渓谷の美しさを感じることができます。この日も天気がよかったこともあり、船にはたくさんの人が乗っていました。

一番左上はアックシュタインの古城で、右側は船のデッキの雰囲気です。左上の写真に見える廃墟のお城はシュピッツにあるヒンターハウスの古城です。右側は言わずと知れたデュルンシュタインです。

この時ももちろんデュルンシュタインで下船しました。

 

 

最後に定番な眺めで、この眺めは船からしか見ることができません。

教会と廃墟のクエンリンガー城古城ホテルが入ったこの光景何度見ても飽きることがありません。

 

 

 

 

にほんブログ村に登録させて頂いております。

是非下記バナークリックをお願い致します。

とても励みになります! (^▽^)

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ
にほんブログ村