美術史博物館の粋な企画  "MUSEUM FÜR ALLE"

ウィーンの美術史博物館は内容から言ってヨーロッパ3大美術館のひとつに数えられていて、15世紀~18世紀の絵画史上重要な作品が並んでいます。

一般観光でもここを御案内することが年間を通して非常に多く、多い時は1週間に4回来ることもあります。

仕事でここに頻繁に来ても、仕事の空き時間にプライベートで来ることも多くあり個人的にも好きな場所です。

何と言ってもこの建物に入った瞬間に世界が変わりますね。

この美術史博物館は今年オープン125周年記念で、大階段ホールには記念の展示が見られます。

その125周年記念の一環で美術史博物館はとてもおもしろいことをしています。

 

美術史博物館の前には多くのデッキチェアーが並んでいます。

デッキチェアーは美術史博物館の方へ向いていますので、写真に見える後ろの建物は自然史博物館です。

これは"MUSEM FÜR ALLE" というオープンエアでこの美術館の3つの作品の案内を無料で聞くことができます。

"みんなのための博物館"なんていう日本語訳です。

この企画は2016年6月2日~2016年9月30日までの毎週火曜日と木曜日の天気がいい時14:00から楽しめます。

絵画の案内だけではなく、アイス屋さんもここに登場し、子供達のためのワークショップも行われ、この荘厳な建造物に囲まれている空間で楽しむことができます。


 

美術史博物館の入口の前には3枚の重要な作品が展示されていて、火曜日は14:00,15:00,16:00,木曜日は前述した時間と17:00に学芸員が解説をしてくれます。

この3つの作品は左からクラナハのユーディット、ブリューゲルのバベルの塔、パルミジャニーノの弓を削るアモルです。

またここにはこの美術史博物館が所有している有名なサリエラが大きくなって置かれていて、ここには実際の人間が座ることができるようになっています。

サリエラは16世紀に制作された黄金の塩入れですが、この拡大バージョンには人物がいません。

たまたまこの2人の女性に写真を頼まれたのでそのまま許可をもらって私も映しました。

 

火曜日か木曜日の午後にウィーンにいらっしゃる方は是非、足を運んでみましょう!

 

 

 

 

 

 

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