ウィーンによく見られるこの時期の花 137 (アーモンド)

ウィーンの街は自然を観察していると1月終わりぐらいから少しずつ花が咲き始め、特に3月後半から5月にかけて多くの花が咲き始め、それと共に緑豊かになっていきます。

この春の時期はやっぱりいいですね。

冬から春というのは草木の変化をすぐに感じられますね。

 

さてこの時期は桜やベニバスモモのように桜に似た花がたくさん街中や自然の中で見られますが、以前はこの木の"実"を紹介したことがありましたが、今日はそれが開花している時を紹介したいと思います。

 

ドイツ語でMandelbaum

(マンデルバウム)、学名では

Prunus dulcis、日本語では

アーモンドです。

 

バラ科のスモモ属の落葉高木です。

原産はおそらく西南アジアで、

地中海沿岸から黒海にかけて自生しています。

南ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどで栽培されいて、カリフォルニア州が最大の産地で、日本では瀬戸内海の小豆島(しょうどしま)で栽培されているそうです。

遠くから見るとまるでサクラが満開しているかのように見えてとても印象的です。

実際にスモモ属/サクラ属にはこのアーモンドの他にサクラ、モモ、ウメ、プラムなどが含まれます。

 

 

開花時期は3月~4月で高さ6m~10mぐらいになります。

写真のアーモンドもかなり高いです。

花はサクラによく似ていますがサクラよりもちょっと粗く、花には小さな切り込みが入っています。

また、枝に沿うように花を一斉に咲かせます。

花弁は5枚で色はピンクか白です。

 

実がなるのは通常6月頃で、7月~8月に実が熟して、秋にかけて割れ出して、種子のアーモンドが乾燥していきます。

 

写真のアーモンドは2016年3月26日17:00頃ヒルシュシュテッテンの花壇庭園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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