シュピッテルベルクのクリスマス市

アドヴェントの時期もあっという間に過ぎ、アドヴェントクランツの4本目のロウソクが灯されて、もうクリスマスが目の前です。

このクリスマス時期に今年もウィーンの人気あるクリスマス市を昨年に引き続きいくつか

紹介しましたが、今日が今年最後のクリスマス市の話題です。

市庁舎シェーンブルン宮殿といった地元の方から観光の方まで幅広く訪れるクリスマス市や、Freyungのように地元の方で溢れているクリスマス市などもいいですが、やっぱりこのSpittelberg(シュピッテルベルク)を登場させないわけにはいきません。

 

ここは地元でも特に知られた、しかし逆に外側にはあまり知られてない穴場的な場所で、ここのクリスマス市は狭い石畳の路地に小さな屋台がたくさん並んでいます。

都会のざわめきを避けて、しっとりムードのクリスマス市を楽しむことができるこのSpittelbergは1850年までVorstadtのひとつであり、現在ではウィーン7区(Neubau)にあります。

Vorstadt(フォアシュタット)とは、当時帝国の都であったウィーン中心部に城壁があった頃、その外側にGlacisがあり、その外側に広がっていた、

2つめの城壁の手前までの集落の

総称です。

現在ではMQの奥にある、BurggasseとSiebensterngasseに挟まれた地域です。

 

ここは1525年にBürgerspitalから得た場所で、もともとSpitalberg(シュピタールベルク)とも呼ばれていました。

17世紀後半のトルコ軍のウィーン包囲があった時や、1809年ナポレオン軍がこの地域から中心に向けて攻撃をした場所でもあり、小高い所にあります。

バロック時代に、現在見られるように建物が密集して建てられました。

 

この石畳の路地とバロック様式の建物がマッチして、小さな屋台がたくさん並んでいるSpittelbergは昔ならではのクリスマス市の雰囲気が残る素敵な空間です。

 

こちらの通りから、建物の中庭を通り抜けて、向こう側の通りに行くことができる抜け道も

あるおもしろい界隈です。

 

 

ここは中心から少し離れているので、多少行きづらい所にありますが、クリスマス市がなくてもここは地元で人気あるスポットです。

 

ここは明日の12月23日が最後です。

 

 

 

 

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