昨日より夏時間が始まっています。
日曜日の夜中2:00が3:00になり、日本との時差が7時間になりました。
夏時間になると日が長くなりますね。
今週はOsterferien・・・復活祭休暇です。
先週の金曜日が休暇前の学校の最後の日で、今週の日曜日が復活祭となります。
ウィーンは"音楽の都"とよく形容されます。
これだけの音楽家が足跡を残した街は他にないでしょう。
しかし、実際に音楽の都となったのは17世紀以降でしょうか。
ハプスブルグ家というヨーロッパで一番長く続いた王朝の居城がこの街にあり、そしてそのハプスブルグ家の下に永らく神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号が置かれていたことで、様々な人たちがこの帝国の都に集まって来ました。
そこでウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した奥深い街となりました。
そういう意味では"音楽"はごく一部に過ぎません。
音楽家の跡を訪ねようと思えば現在は博物館として一般公開されている作曲家の家に行くのが一番手っ取り早いでしょうが、街中を歩いているだけでも音楽を感じます。
例えば国立オペラ座界隈やOpernpassageなどでは雑踏に紛れて著名な作曲家の記念プレートが地面にはめ込まれていますね。
地面と言えばてょっとユニークな石畳を紹介しましょう。
うちは元旦の夕食の時にウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見る習慣があります。
と言ってもニューイヤーコンサートが始まるのはウィーン時間の午前中11:15ですから私は毎年、年末から年明けにかけては大晦日や元旦も仕事をしてますのでニューイヤーコンサートの時は観光しています。
まさにニューイヤーコンサート中に楽友協会ホールの前を通ることもよくありますね。
そのため録画しておいたものを夜見るわけですからLIVEで見ているわけではありません。
しかし、今年は本当に珍しく家にいたので、一番いい席で(笑)LIVEで見ることができました。
個人的にニューイヤーコンサートは過去LIVEで見たこともありますが、御存知の通りチケットの値段だって普通のコンサートよりも正規価格でも遥かに高いですし、入手困難ですからね・・・。
でも毎年11月ぐらいから地元の色々なチケット取り扱い業者から「うちはニューイヤーのチケットが数枚あるから行きたい人がいれば売れますので連絡下さい」というような電話やメッセージが私の所に届きます。
でもその時の提示価格は正規価格よりも倍ぐらいの高さになっています。
そのような業者ルートから数枚であれば比較的簡単にチケットは入手できますので行く気になればほぼ確実に行けますが、価値観の問題ですからね~。
2.000ユーロ以上を一枚のチケットに払うか・・・ということですね。
さて、テレビで見るニューイヤーコンサートはおもしろいです。
途中に色々な演出があり、会場では見ることができない映像が見られます。
今日はウィーンフィルニューイヤーコンサート2021年の覚え書きです。
夏の終わりから秋の訪れを感じるウィーンです。
朝と日中の気温の差が大きくなっています。
今日の朝6:00の気温は11℃でした。
今年は8月30日が日曜日なのでその翌週も休暇となり、学校は9月7日から始まります。
現時点では感染対策を施しながら通常通りということになっています。
また国立オペラ座や楽友協会なども徐々に公演が始まります。
国立オペラ座も9月から新しいシーズン(2020/2021)となりました。
ウィーンの国立オペラ座はオペラとしては今年9月7日の19:00~21:45がMADAMA BUTTERFLYですが、今日からマーラーの間で特別プログラムが始まります。
去年の初日は9月4日でヴェルディのLa traviata(ラ・トラヴィアータ...椿姫)でした。
さて、今日は国立オペラ座観劇の今年度の料金を国立オペラ座のサイトよりここに掲載したいと思います。
ウィーンは"音楽の都"とよく形容されています。
これだけの音楽家が足跡を残した街は他にはないでしょう。
ウィーンは音楽だけをテーマにしても見切れません。
このコーナーでもすでに数え切れない程音楽家について話題にしましたが、今日は今年生誕250周年であるベートーヴェンの命日ということもあり地元ではよく知られた、しかし観光では皆さんとはまず訪れることがないベートーヴェンゆかりある公園をお届けします。
ウィーンフィル ニューイヤーコンサート2021年の正規価格をちょうどひと月前に掲載しました。
去年と同様に好評を頂きました。
2021年1月1日の一番高い席は1.200ユーロになりましたので、去年は1.090ユーロでしたから110ユーロも高くなっています。ウィーンフィルニューイヤーコンサートは3回あり、12月30日、大晦日、そして1月1日の3日間、同じプログラムで同じ顔ぶれで演奏しますね。
1月1日がこれだけ高くなったということで、前々日の12月30日と大晦日はどうでしょうか。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは世界的に有名で、日本からもニューイヤーコンサートが含まれたツアーが毎年多くあり、私も毎年ニュイヤーコンサートを楽しまれるお客様を御案内しています。
今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの覚え書きはこちらからどうぞ。
ニューイヤーコンサートのチケットは入手困難であることは知られています。
値段も通常の演奏会よりも遥かに高い金額になります。
日本からのニューイヤーコンサートが確約されている高額なツアーは別として、正規ルートでチケットを入手しようとすると、これはお金があるからといって手に入るものではありません。
今日はウィーンフィルニューイヤーコンサート2021年の正規料金について話題にしましょう。
ウィーン楽友協会ホールの通称黄金の間は世界で最も音響がいいホールのひとつで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートがあることでも知られています。
音楽に興味がある方であればこのホールは一度は見てみたいと思われる方は多いでしょう。
ここは個人的に見学することはできず、ここが提供するガイドツアーに入る必要があります。
もしくは特別に時間外予約をすることができ、特別料金ですが一般ガイドツアーの枠以外で見学も可能です。
私もここは年間を通してよく御案内しています。
最近、時間があれば個人的に演奏会に行っていますが、この前はポリーニを聴きました。
先日(2020年1月16日)は家族でキーシンを聴きに行きました。
去年の12月からずっと忙しくて、クリスマスだけを除いて年末年始も休みなく仕事をしました。
昔は昼間の観光の後、夜のナイトツアーなどもやってその後さらに空港にお迎えに行くなんてこともしてましたが、年齢と共に体力の回復が遅くなりますので(笑)、今はよっぽど特殊でない限りは夜は仕事をしません。
去年の大晦日は観光スポットの大混雑に巻き込まれながらも無事に終わって夜は紅白を見ながら家族とのんびり年越しをしました。
元旦は早朝から早速仕事を開始しましたが、毎年のことながらウィーンフィルのニューイヤーコンサートがずっと気になっていました。
ニューイヤーコンサート中に、皆さんに楽友協会ホールの前で御案内するのはちょっと複雑な気持ちになりますね。
私も毎年ニューイヤーコンサートは楽しみにしていまして、今年のニューイヤーを去年からもウィーンフィルのサイトに申し込んでいましたが、抽選で外れてしまいました。
最も当たる確率はほとんどないでしょう。
そんなわけで毎回ニューイヤーコンサートは自宅の特等席で見るわけですが、今年も仕事の後楽しみながら見ました。
今年も覚え書きを残したいと思います。
秋のこの時期、朝方は霧が発生することが多くなりました。
でもたいていはお昼が近づくにつれて霧がなくなり、青空が見られることが多いです。
ウィーンの街中の秋の雰囲気も素敵ですが、中心から離れた郊外の雰囲気も印象的です。
郊外と言えばウィーンの森ですね。
先日はラインツ動物公園の秋をお届けしました。
"ウィーンの森"として仕事で頻繁に行くのは南方面ですが、音楽を専門的にやっている方のツアーなどではベートーヴェンの遺書の家を訪れることが多いです。
実際にここはウィーンの森ではなく、森の入口と言った方がいいと思います。
ベートーヴェンの遺書の家に行くと、たいていはベートーヴェンの散歩道にも足を踏み入れます。
今日はベートーヴェンの散歩道の秋をお届しましょう。
今日はずっとここに掲載したかったバーデンにあるベートーヴェン 第九交響曲作曲の家がリニューアルされたことについてです。
第九交響曲作曲の家については、2013年11月14日、2014年5月10日、2014年11月3日にそれぞれ話題にしていましたが、その後まもなくこの博物館がリニューアルされました。
リニューアルが終わって一般公開されたのは2014年秋からです。
そうです、私がここにかつての第9の家を紹介した後、まもなくだったので当時はまとめる気がなくて、そのまま忘れていまい、5年もたった今頃ですが最近やっぱりちょっとまとめておこうという気になりました。
今週の月曜日から学校も始まり新年度となりました。
7月、8月は休暇シーズンであり、また年度末でもあります。
そのため国立オペラ座や楽友協会などでの通常の演奏会はお休みということになります。
国立オペラ座も9月から新しいシーズン(2019/2020)となりました。
ウィーンの国立オペラ座は今年9月1日の14:00~16:30がTag der offenen Türでした。
初日の今日9月4日演目はヴェルディのLa traviata(ラ・トラヴィアータ...椿姫)です。
国立オペラ座観劇の今年度の料金をここに掲載したいと思います。
1年以上前にベートーヴェンのパスクヴァラティーハウスの展示内容が充実したことについて書きました。
これは去年、2017年11月25日からハイリゲンシュタットにある遺書の家がリニューアルオープンしたことと関係があります。
逆に遺書の家には、パスクヴァラティーハウスに置かれていたベートーヴェンのナネッテ・シュトライヒャー製のピアノが現在は置かれています。
ウィーンにはベートーヴェン愛好家の方も年間を通して多く訪れます。
ベートーヴェンの跡を辿ろうと思うと、時間がいくらあっても足りません。
彼は80回近くの引っ越しをしたおかげで、街中にはベートーヴェンの滞在場所が点在しています。
ウィーンでベートーヴェンの博物館としては、ハイリゲンシュタットの遺書の家、パスクヴァラティハウス、EROICAHAUS(エロイカハウス)の3つが挙げられますが、それ以外でもベートーヴェンが住んでいたことを記した記念プレートがたくさんあります。
記念プレートよりも、ベートーヴェン像に興味を持たれる方も多いです。
ベートーヴェンの記念像と言えば、ウィーンではこちらでしょうか。
実はウィーンで一番古いベートーヴェン像はこのどちらでもありません。
先日シェーンブルン宮殿の庭園で開かれたウィーンフィルのSOMMERNACHTSKONZERTを話題にしました。
次の日の朝にはシェーンブルン宮殿で仕事をしましたが、もうステージの解体作業が始められていました。
その時宮殿の中から庭園を御案内している時に、前の日に何が行われたかをお客様に御案内しましたが、皆さんが「あ~、あと1日早ければな~・・・」というリアクションをされました。
改めて録画したこのコンサートを見ると、ニューイヤーコンサートとはもちろん違うのですが、出て来る映像はそれにかなり近い、似たような演出を感じますね。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは世界で最も音響がいいホールのひとつと言われる楽友協会の黄金の間で行われます。
先日、子供と久しぶりにこの黄金の間で行われた有名なピアニストのコンサートに行って来ました。
昨日の6月20日は毎年恒例であるシェーンブルン宮殿庭園で開かれるウィーンフィルのオープンエアコンサートでした。
"SOMMERNACHTSKONZERT 2019"でした。
指揮は2018年のウィーンフィルニューイヤーコンサートを振ったベネズエラのGustavo Dudamel(グスターヴォ・ドゥダメル)、ピアノのソリストとして中国のYuja Wang(ユジャ・ワン)でした。
無料で聞けることもあり、毎年シェーンブルン宮殿の庭園には地元の方が多く訪れ、また、たまたま来ていた観光客も多く訪れます。
今年は復活祭が4月21日と遅かったこともあり、6月の中旬になってからシェーンブルン宮殿の庭園にはステージの準備が始まったのを毎日見ていました。
連日30℃を超える暑い日が続いているウィーンです。
夏、夏、夏です。
さて、ウィーンには音楽愛好家の方にとっては聖地である中央墓地があります。
ここには有名な音楽家が多く眠っていて、ある意味では世界的に知られた観光ポイントのひとつとなっています。
一般団体ツアーで訪れることはほとんどありませんが、音楽をテーマにしたツアーや研修ツアーなどでは逆に必ず訪れると言ってもいいでしょう。
ウィーンは"音楽の都"ですから街中に有名な音楽家の跡が数え切れない程点在していますが、中央墓地は著名な作曲家が永眠している場所ということで訪れる価値大です。
音楽とは別にここは映画「第三の男」のラストシーンの並木道があることで有名で、今でも多くの映画ファンが音擦れています。
私は年間を通してこの中央墓地はよく来ますが、この前に行った時に一番ここの有名な場所でちょっとした作業が行われていました。
ウィーンは森の都とも形容され、ヨーロッパでは街の広さに対し、緑の比率が最も多い街で、至る所に緑が見られます。
ウィーンのリンク道路沿いだけでも5つも公園があり、それ以外にも色々な場所に公園や街路樹地帯が多くあります。
その豊かな緑をもっと外側から囲んでいるウィーンの森があります。
このコーナーでも色々な公園を話題にしましたが、今日はまた別の公園について少しまとめます。
早いもので今日から5月です。
私は現在仕事でシチリア島、ナポリに来ています。
ここも歴史があり、またハプスブルク家とも関係があって面白いですね。
ヨーロッパ文化が凝縮したウィーンの街の奥深さを皆さんと共有したいこと、知って頂きたいことから仕事の合間をぬってこのホームページの運営を始め、お陰様で毎日安定したアクセス数を頂けるようになり、同時に日本だけでなく、海外からも多くの方がこのホームページからガイドサービスのお申込みをされるまでになりました。
ひとつ残念なのは、せっかくガイドサービスのお伺いを頂いても、体がひとつしかないので止むを得ずお断りせざる負えないことが多くありますので、是非御理解の程お願い申し上げます。
さて、私のホームページの中で、毎月コンスタントにアクセス数があるページのひとつに楽友協会ホールの座席表がありますが、ここにはニューイヤーコンサート時の座席表は紹介しておりませんので、今日はそれをここに掲載します。
先日ウィーンフィルニューイヤーコンサート2020年の正規価格を話題にしましたが、個人的に意外だったのですが大好評でした。
ウィーンフィルニューイヤーコンサートは3回あり、12月30日、大晦日、そして1月1日の3日間、同じプログラムで同じ顔ぶれで演奏します。
1月1日だけは世界中に生中継され、チケットはここで紹介した通りかなり高くなります。
この3日間、全てウィーンフィルが自らチケットを販売します。
インターネット上で、ウィーンフィルが専用のサイトを公開し、会員登録をすればどなたでも申し込むことができるようになっています。
今日はそのニューイヤーコンサートの12月30日、12月31日の正規価格を掲載します。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは世界的に有名で、日本からもニューイヤーコンサートが含まれたツアーが毎年多くあり、私も毎年ニュイヤーコンサートを楽しまれるお客様を御案内しています。
今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの覚え書きはこちらからどうぞ。
ニューイヤーコンサートのチケットは入手困難であることは知られています。
値段も通常の演奏会よりも遥かに高い金額になります。
日本からのニューイヤーコンサートが確約されている高額なツアーは別として、正規ルートでチケットを入手しようとすると、これはお金があるからといって手に入るものではありません。
今日はウィーンフィルニューイヤーコンサート2020年の正規料金について話題にしましょう。
ウィーンは様々な形容をされますが、"音楽の都"というイメージが非常に強いと思います。
これだけの音楽家が足跡を残した街は他にないでしょう。
今日はオーストリア3大クラシックの作曲家であるシューベルトの誕生日ですから、シューベルトの生家をちょっと紹介します。
去年の12月からずっと忙しくて、クリスマスだけを除いて年末年始も休みなく仕事をしました。
昔は昼間の観光の後、夜のナイトツアーなどもやってその後さらに空港にお迎えに行くなんてこともしてましたが、年齢と共に体力の回復が遅くなりますので、今はよっぽど特殊でない限りは夜は仕事をしません。
去年の大晦日はベルヴェデーレ宮殿のあり得ない大混雑に巻き込まれながらも無事に終わって夜は紅白を見ながら家族とのんびり年越しをしました。
元旦は早速仕事を開始しましたが、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートがずっと気になっていました。
ニューイヤーコンサート中に、皆さんに楽友協会ホールの前で御案内するのはちょっと複雑な気持ちになりますね。
私も毎年ニューイヤーコンサートは楽しみにしていまして、今年のニューイヤーを去年からもウィーンフィルのサイトに申し込んでいましたが、抽選で外れてしまいました。
最も当たる確率はほとんどないでしょう。
そんなわけで毎回ニューイヤーコンサートは自宅の特等席で見るわけですが、今年も仕事の後楽しみながら見ました。
今日はその覚え書きです。
7月、8月は休暇シーズンであり、また年度末でもあります。
そのため国立オペラ座や楽友協会などでの通常の演奏会はお休みということになります。
9月から新しいシーズン(2018/2019)が始まりました。
それに伴って、国立オペラ座観劇の料金が少し引き上げられましたので、新料金をここに掲載したいと思います。
ウィーンの国立オペラ座は今年9月2日がTag der offenen Türで、初日は9月6日演目はビゼーのカルメンでした。
ウィーンの国立オペラ座は重要な歴史的建造物であると同時に、ウィーンの中心部の位置関係を把握する上で観光の目安にもなる建物です。
ここでオペラを鑑賞するのもウィーンの楽しみのひとつです。
それとは別にここはガイドツアーの枠で見学することができ、音楽に興味あ方はもちろん、無い方も内部見学することをお勧めします。
国立オペラ座は年間を通して300回近く上演され、毎日ステージを変えているという凄まじい運営状況です。
ここはガイドの説明があった方が断然おもしろいです。
さて、この国立オペラ座の舞台裏事情として過去すでに何回か書いていますが、今日はそのシリーズの5回目です。
国立オペラ座の舞台裏事情1、国立オペラ座の舞台裏事情2、国立オペラ座の舞台裏事情3、国立オペラ座の舞台裏事情4も御覧下さい。
ウィーンで有名な作曲家の足跡をたどろうと思うと時間がいくらあっても足りないでしょう。
かつての帝国の都、宮廷文化が栄えたウィーンには様々な人が集まってくることになり、音楽家もその中に入ります。
ウィーンは"音楽の都"ともよく形容されていますね。
作曲家としてとにかく足跡が多いのはベートーヴェンで、彼は80回近くの引っ越しをしたこともあり、
ウィーンの中心部から郊外までベートーヴェンの跡が点在しています。
ウィーンでベートーヴェンの博物館としては、ハイリゲンシュタットの遺書の家、パスクヴァラティハウス、EROICAHAUS(エロイカハウス)の3つが挙げられます。
この中で圧倒的に多く訪れるのは遺書の家で、去年11月25日にリニューアルオープンし、とても充実した博物館に生まれ変わりました。
それに合わせて、パスクヴァラティーハウスの展示内容も以前と比べるとかなり充実しました。
昨日の夜にGewitterが来て、今日から涼しくなりました。
気温が10℃は違います。
今年は6月5日に初めて30℃を超え、昨日まで30℃を超えた日が4日しかありませんが、27℃~30℃ぐらいの日がずっと続いて暑い日が多いです。
さて、ウィーンで演奏会に行こうと思うと多くの可能性があります。
楽友協会やコンツェルトハウスで毎日のように演奏会が、また国立オペラ座や国民歌劇場でも毎日異なったオペラやオペレッタを楽しむことができます。
さらに観光客の皆さんが手軽に楽しめる質のいいワルツコンサートや教会でのコンサートなど数えると切りがありません。
所でモーツァルトが生まれたザルツブルクでもザルツブルク音楽祭や復活祭音楽祭などは世界的に知られています。
それ以外でもやはり手軽に行ける小規模なコンサートもいくつかありますが、今日はそのひとつにちょっと触れてみましょう。
ウィーンは言わずと知れた音楽の都です。
これだけの音楽家が足跡を残した街は他にはないでしょう。
しかし、音楽の都になるのは17世紀以降で、この街はヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の居城があって、そのハプスブルグ家の下に神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号が長く輝いていたため、ウィーンは皇帝の居城だったわけですから、他のヨーロッパの街とは歴史的な立場が違っています。
皇帝の居城があったとなれば、様々な分野の人が集まって来ますから、音楽はその一部分に過ぎません。
ウィーンがなぜ"音楽の都"と呼ばれようになったか・・・こちらの方がずっと重要です。
有名な音楽家の中で、ベートーヴェン以上にウィーンで多くの足跡を残した人がいるでしょうか?
ウィーンのベートーヴェンの博物館としては、ハイリゲンシュタットの遺書の家、パスクヴァラティハウス、エロイカハウスの3つです。
今日はこのエロイカハウスについて少しまとめます。
今年は復活祭が4月1日で去年よりも15日早かったです。
オーストリアにおいてクラシック音楽の3大作曲家と言えば、モーツァルト、シューベルト、ハイドンですね。
音楽に興味がない方でも名前は知っているでしょう。
特にモーツァルトは誰でも知っているので親近感があると思いますが、逆にハイドンは有名ですが音楽に興味ない方でも知っているような作品はそんない多くないかもしれませんね。
しかし、ハイドンは当時、ヨーロッパでは一番尊敬された音楽家であり、それこそモーツァルトやベートーヴェンとも親交があり、大きな影響を与えました。
今日3月31日はハイドンが生まれた日ですから、このハイドンの埋葬に関しての有名なエピソードとお墓について少しまとめます。
このコーナーでもハイドンに関することはかなり取り上げていますので参照して下さい。
ハイドンザール、皇帝賛歌作曲の場所、マリアヒルファー教会、ウィーンのハイドン博物館、アイゼンシュタットのハイドン博物館