新型コロナウィルス関連情報(9月2日現在)ウィーン日本大使館より

9月に入りかなり秋らしく感じるウィーンです。

朝と日中の気温の差が開いてきました。

日中は23℃~28℃ですが、朝は10℃~14℃と人によっては冷え込みを感じる気温となっています。

休暇シーズンもまもなく終わりで、来週から学校も始まります。

 

さて、定期的にオーストリアでの新型コロナウィルス関連情報をお伝えしていますが、情報がまた更新されましたので覚え書きも兼ねてここにまとめます。

 


オーストリアにお住まいの皆様及び
たびレジ登録者の皆様へ


1 

オーストリア連邦保健省によれば、2日(水)15時現在、新たにオーストリア国内で425名の新型コロナウイルス(COVID-19)感染の確定症例が発生し、死亡事例の発生はなかった旨報告されました。これでオーストリアにおける確定症例は27.939名(内死亡数:734名、治癒数:23.820名))となります。

国内発生状況(州:累計確定症例数(前日比))
・ウィーン市(州)    :8.274名(+238)   (内死亡211名,治癒6.225名)
・オーバーエーステライヒ州:4.748名(+25)   (内死亡 67名,治癒4.300名)
・チロル州        :4.302名(+51)   (内死亡108名,治癒3.977名)
・ニーダーエーステライヒ州:4.090名(+50)   (内死亡108名,治癒3.653名)
・シュタイアーマルク州  :2.547名(+36)   (内死亡157名,治癒2.120名)
・ザルツブルク州     :1.701名(+9)   (内死亡 39名,治癒1.472名)
・フォアアールベルク州  :1.113名(+10)   (内死亡 20名,治癒1.024名)
・ケルンテン州      :  652名(+2)   (内死亡 13名,治癒 604名)
・ブルゲンラント州    :  512名(+4)   (内死亡 11名,治癒  445名)

 


2 

2日、クルツ首相、コーグラー副首相、アンショーバー保健相、ネーハマー内務相は夏期休暇後初の閣議を終えて記者会見を行い、秋以降の新型コロナウイルス対策について発表しました。具体的措置の概要については以下のとおりです。

(1)4日から4色信号機システムが開始される。これにより、地域ごとの状況を俯瞰し、適切な措置をとることができるようになる。

 

***********************************************************************************************************************************

<信号機システムについて8月17日より引用>

 

17日、ファスマン教育大臣は、夏季休暇明けの学校再開に係る方針について発表を行いました。ORF報道に基づく発表内容の概要は以下のとおりです。

(1)夏季休暇明け以降は、休暇以前に行われたグループ制登校は行われず、通常通りの通学となる。他方、9月に運営開始が予定されている「コロナ信号機制度」による学校所在地域の色分け如何により以下の措置が執られる

 


・「」の場合は通常の運営が行われるが、危機対策チームを設置する等により予防対策が講じられる。

 


・「黄色」の場合は各教室外でのマスク着用義務が課されるが、教室内でのマスク着用義務は発生しない。他方、教室での唱歌はマスク着用にて行われる。また、運動は野外で行われ、接触を伴うスポーツは行わない。

 


・「オレンジ」の場合、高等学校及び職業教育学校生徒(Sekundarstufe II)はフレックス制の自宅学習に移行する。その際、各学校の裁量により予防措置を講じた上で少人数制の対面授業を行うことも可能。右課程よりも下位の課程においては、学校行事が行われず、唱歌は屋外でのみ可能となる。また、教員の会議はオンラインでのみ可能。

 


・「」の場合、全般的に自宅学習が導入される。他方、各学校においては必要な場合、引き続き子供を預けることが可能。幼稚園においては、他の組の園児同士が接触しないよう図られる。小学校入学前の1年間の義務通園期間においても自宅待機が許可される。

 

 

***********************************************************************************************************************************


(2)加えて、これまでもお願いしていることではあるが、3点について引き続き協力をお願いしたい。

1点目は、衛生措置の徹底と可能な限り適切な距離をあけることである。

2点目は、マスク着用である。特に屋内での活動が増える季節となるので、着用が義務付けられていない場所であっても、周囲との十分な距離が保てないと思った際にはマスクをつけていただくようお願いする。

3点目は、私的なパーティにおける対応である。これまでの分析から、誕生日パーティ等の私的なパーティの場で感染が確認された事例が多いことが分かった。私的なパーティにおいても可能な限り距離をあけることを強く推奨する。また、その規模についても、最大25人までとするように要請する。もちろん、人数は少なければ少ないほど感染のリスクは下がる。


(3)引き続き、感染の疑いのある症状が出た場合には、なるべく外に出ず、ホットラインやかかりつけの医者に電話等で相談するようにしてほしい。また、コロナ追跡アプリも、接触者追跡にあたり保健所の負担を大きく減らすものであるので、積極的に活用してほしい。室内では換気を定期的に行い、室温は23度程度とするようにしていただきたい。


(4)感染拡大を防ぐためには隔離措置が徹底されているか厳しくチェックする必要がある。これまで発覚しただけで343人が隔離措置に違反しており、感染対策を軽視する者へのシグナルとして、今後警察による取り締まりを強化する。無症状で隔離措置に違反した場合は1.450ユーロの罰金、症状があるにも関わらず隔離措置に違反した場合は罰金に加えて刑法上の制裁が与えられる可能性がある。

 


3 

新型コロナウイルスは風邪と同様に、せきやくしゃみなどの飛沫で感染するとされていますので、手洗い、人混みを避ける等の基本的な感染症対策に努めてください。
なお、オーストリア保健・食品安全機関(AGES)は、新型コロナウイルスへの感染の疑いがない人については通常の石鹸で十分であると強調し、消毒液は医療目的で消毒が必要な人・機関により使用されるべきであるとしています。
参考:コロナウイルス感染予防措置
・定期的に、約30秒間石鹸で手洗いをする
・顔(特に口、目、鼻)を指で触らない
・握手と抱擁を避ける
・鼻をかむ際、咳をする際は使い捨てティッシュに行うか、腕で口・鼻を覆って行う。ハンカチを使う場合は使用した後で捨てる。

 

【参考】
■ オーストリア保健省
〇新型コロナウイルス情報(独語)
https://www.sozialministerium.at/Services/News-und-Events/Neuartiges-Coronavirus-(2019-nCov).html
〇新型コロナウイルス・ホットライン(独語・英語)
Infoline Coronavirus: 0800 555 621 (月-金,9:00-17:00)
ウェブサイト:https://www.ages.at/themen/krankheitserreger/coronavirus/
■ 日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■ 世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト:https://www.who.int/health-topics/coronavirus


(問い合わせ先)
○在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (市外局番01)531920
Fax: (市外局番01)5320590
ホームページ:https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

 

 

 

昨日はどういうことか感染者数がかなり増加していました。

8月17日に発表された夏季休暇明けの学校再開に係る方針が明日の9月4日から始まります。

4色の信号機システムによってリスク地域、それぞれの対応が決められ、大きな目安になりそうです。

見切り発進的な空気を感じますが、実際はどうなるでしょうか。

 

 

 

 

にほんブログ村に登録させて頂いております。

是非下記バナークリックをお願い致します。

とても励みになります! (^▽^)


にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ
にほんブログ村