ウィーンフィル ニューイヤーコンサート(2022年)覚え書き

今年もコロナ禍で新年を迎えたため、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをライブで一番いい席で見ることができました。

もちろんテレビでですよ~。(笑)

本来であれば元旦も絶対に仕事ををしているのでライブで見ることはできないですね。

ニューイヤーコンサートが始まるのはウィーン時間の午前中11:15ですからニューイヤーコンサートの時は観光しています。

まさにニューイヤーコンサート中に楽友協会ホールの前を通ることもよくありますね。

 

個人的にニューイヤーコンサートは過去LIVEで見たこともありますが、御存知の通りチケットの値段だって普通のコンサートよりも正規価格でも遥かに高いですし、入手困難ですからね・・・。

でも毎年11月ぐらいから地元の色々なチケット取り扱い業者から「うちはニューイヤーのチケットが数枚あるから行きたい人がいれば売れますので連絡下さい」というような電話やメッセージが私の所に届きます。

でもその時の提示価格は正規価格よりも倍ぐらいの高さになっています。

そのような業者ルートから数枚であれば比較的簡単にチケットは入手できますので行く気になればほぼ確実に行けますが、価値観の問題ですからね~。

2.000ユーロ以上を一枚のチケットに払うか・・・ということですね。

 

さて、テレビで見るニューイヤーコンサートは楽しいです。

途中に色々な演出があり、会場では見ることができない映像が見られます。

今日は今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの覚え書きです。


今年もニューイヤーコンサートはリンク道路付近を上から見た映像から始まって、シュテファン大聖堂が最初に登場し、カメラが移動してホテルインペリアル、そして楽友協会ホールの建物が映し出され、この正面入り口の扉が開いて視聴者も中に入って行くような演出で始まりました。

 

去年2021年は無観客で行われましたが、今年は観客数1.000人まで、聴衆はマスク着用、2G+ 規則です。

 

毎年印象的な美しい花は例年通り飾られていました。

これらの花が幾度となくアップで登場しました。

去年はナポリ生まれの巨匠Riccardo Muti(リッカルド・ムーティー)でした。

ムーティとウィーンフィルの関係は長く、ムーティはウィーンフィルの名誉団員にもなっていて、ニューイヤーコンサートを振るのは過去1993年、1997年、2000年、2004年、2018年、2021年と何と6回です。

しかもムーティとウィーンフィルの関係は去年50周年を迎えたんですね。

 

今年はダニエル・バレンボイムでした。

バレンボイムは1942年11月15日、ブエノスアイレス生まれです。

個人的に大好きなアルゲリッチと同じ出身ですね。

今年80歳になります。

1952年にはイスラエルに移住して、ザルツブルクルツでも学んでいます。

ウィーンフィルとの関係は1965年からで、彼は御存知の通り著名なピアニストでもあり、ピアニストとして名声を確固たるものとした後、指揮者としても世界で活躍しています。

ウィーンフィルとのニューイヤーコンサートは2009年、2014年と今年で3回目でした。


バレンボイムさんはマスクを付けてステージに登場しました。

今年の最初の演目はJosef Strauß Phönix-Marsch, op. 105 で始まり、

 

2.Johann Strauß II. Phönix-Schwingen. Walzer, op. 125

3.Josef Strauß Die Sirene. Polka mazur, op. 248

4.Josef Hellmesberger (Sohn) Kleiner Anzeiger. Galopp, op. 4

 

5.Johann Strauß II. Morgenblätter. Walzer, op. 279

この曲の演奏中には男女のカップルがウィーンの街中・・・以下の場所を戯れながら歩く映像が流されました。

ミヒャエル広場~ミヒャエル教会横の中庭~ミヒャエル教会~Am Hof~アウグスティーナーバスタイ~Blutgasse~フランシスコ広場~シュテファン大聖堂~ユダヤ広場~Ledererhof~時計博物館~岸辺のマリア教会~Blutgasse中庭~Mölker Steig~Dreimäderlhaus~モーツァルト像~ト音記号の上を飛び跳ねる

 

 

6.Eduard Strauß Kleine Chronik. Polka schnell, op. 128

 

この後恒例の休憩です。


この間にお茶の間に流される映像が毎年評判がいいんですね。

今年は "オーストリアの世界遺産" というテーマで、オーストリアはユネスコ加盟50周年記念です。

オーストリアは去年世界遺産が2つ増えて、現在12か所ありますが、それらが全て以下の順番で登場しました。

 

1.シェーンブルン宮殿の温室~シェーンブルン宮殿庭園~シェーンブルン宮殿

2.ウィーン歴史地区~中心部~シュテファン大聖堂~グラーベン~王宮~英雄広場~ミヒャエル広場

3.Donaulimes(ドナウ河ローマ帝国の国境線) ※オーストリアではOÖ~NÖ~Wien 357.5km

4.ヴァッハウ渓谷~Dürnstein~Spitz~Weißenkirchen~Schönbühel~Göttweig修道院~メルク修道院

5.バーデン  中心部~Strandbad~水道橋~カジノ~Kurpark    ※欧州大温泉保養地として

6.カルパチア山脈とブナ原生林

7.グラーツ歴史地区~エッゲンベルク城

8.ノイジードラー湖~コウノトリ~Rust

9.センメリング鉄道~Kalte Rinne Viadukt~20シリングの眺め

10.ハルシュタット~Skywalk~ダッハシュタイン

11.アルプス山脈先史時代杭上住居群  ※6ヵ国にまたがり、オーストリアには5か所

12.ザルツブルク歴史地区~ミラベル庭園

 

この時はシューベルト8重奏曲D803、シェーンベルク弦楽のためのワルツ、モーツァルトのセレナーデK.375などが演奏されました。

 


そして後半です。

 

7.Johann Strauß II. Ouvertüre zur Operette "Die Fledermaus"

8.Johann Strauß II. Champagner-Polka. Musikalischer Scherz, op. 211

9.Carl Michael Ziehrer Nachtschwärmer. Walzer, op. 466

10.Johann Strauß II. Persischer Marsch, op. 289

 

11.Johann Strauß II. Tausend und eine Nacht. Walzer, op. 346

国立オペラ座バレエ団10人によるシェーンブルン宮殿、庭園でのバレエが見られました。

 

12.Eduard Strauß Gruß an Prag. Polka française, op. 144

13.Josef Hellmesberger (Sohn) Heinzelmännchen

 

14.Josef Strauß Nymphen-Polka, op. 50

スペイン乗馬学校のパフォーマンスが流されました。

 

15.Josef Strauß Sphärenklänge. Walzer, op. 235

 

以上でオフィシャルプログラムは終了となり、アンコールに入ります。

 

 


 

アンコール1曲目は

16.Johann Strauß II.  Polka Auf der Jagt  op.373

 

 

そして美しき青きドナウの序奏が始まり・・・今年は恒例の伝統があり、演奏がストップされバレンボイムさんとウィーンフィルの新年おめでとうの挨拶、その後バレンボイムさんが世界の聴衆に向かって挨拶を述べました。

 

17.Johann Strauß II.  An der shcönen blauen Donau, Waltzer 0p.314

美しく青きドナウです。

 

最後はもちろん

18.Johan Strauss Vater  Radetzky-Marsch"    op.228  ラデツキー行進曲です。

 

ウィーンフィルとバレンボイムさんの長年の信頼関係が感じられた今年のニューイヤーコンサートでした。

 


ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが行われる場所は楽友協会の黄金の間です。

このホールは世界で最も音響がいいホールのひとつで、ウィーンフィルの本拠地となっていて、私も年間を通してよくこのホールの案内をしていますが、ニューイヤーコンサートの時は花が飾られ綺麗に装飾されますから普段とは全く違います。

 

ニューイヤーコンサートは3回あるということはあまり知られていないようですね。

12月30日、31日、1月1日の3日間で、3日間とも同じ顔触れで同じ内容で行われますが、1月1日だけは世界に生中継で、また他の2日間から比べればチケットも高くなっています。

今回はもちろん3日間共、聴衆無しで演奏されました。

 

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの始まりはクレメンス・クラウスの指揮で、1939年の大晦日でした。

つまりニューイヤーコンサートではなかったわけです。

しかし、次の年1940年大晦日と翌日1941年1月1日と2日続けてコンサートが行われ、その時からニューイヤーコンサートが始まったというわけです。

 

 

 

 

 

 

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