自転車文化もウィーンにも浸透していて、ヨーロッパ文化のひとつに数えてもいいでしょう。
街中では多くの人が自転車を利用していますし、ウィーンは自転車専用ゾーンも非常によく整備されています。
自転車での市内観光も提供されていて、普通の観光とは違うかなりローカルな気分を味わえます。
自転車観光に参加しなくても、街中に何か所にも見られるCITYBIKEステーションから自転車を借りて、手軽にウィーンの街を好きなだけ走ることができます。
"CITYBIKE"は自転車シェアリングで2003年から登場し、ウィーンの街の景観に溶け込んでいましたが、2022年3月31日をもって運営を停止しました。
コロナ禍にCitybikeに乗ろうというタイトルで2021年8月31日付で書いたのが最後となりました。
現在はCitybikeはなくなりましたが、"WienMobil Rad"という名称で2022年4月よりNextbike bei Tierがウィーン市交通局を通してCitybikeと同様の自転車シェアリングを運営しています。
ウィーンの街中を歩けば以前Citybikeと同様のステーションが置かれ、多くの自転車が置かれています。
ターミナルや自転車のカラーは変わりました。
利用は至って簡単でnextbike TIERアプリを以下からダウンロードして下さい。
もちろん無料です。
ユーザー登録を行ってターミナルに置かれている自転車のQRコードをアプリでスキャンし、その自転車のロックを外します。
さぁ、街中を走りましょう。
返却はどこのステーションでもいいので鍵に自転車をはめ込んで下さい。
アプリで支払いが認識されます。
利用料金はいくつかの種類がありますが、一般は30分で0.75ユーロ、24時間最大で19ユーロです。
ウィーン公共交通機関の年間定期やSemesterチケット、(Top) JugendチケットやKlimaチケットを持っている人は30分で0.35ユーロ、24時間最大で9.50ユーロです。
(初乗り1回券や24時間券等は該当しません)
その他に一般年間定期が59ユーロ、ウィーン公共交通機関の年間定期等を持っている人は年間定期が29.50ユーロです。
いかがですか?
以前のCitybikeよりも旅行者でも気軽に利用できます。
ウィーンの街を自転車で走りましょう。
ウィーンの街を歩けば自転車に乗っている人が多いな~・・・ということに気付きます。
そう思ってよく見るとリンク道路沿いなどを始め、歩道の横や上などに自転車専用ゾーンが多く設けられていることがわかります。
観光でウィーンの街を歩く時に、信号待ちなどを自転車専用ゾーンですることや、歩道上に設けられた自転車専用ゾーンを横切ることが多く、私もよく自転車専用ゾーンがあることや自転車文化などの話をしています。
リンク道路上でもかなりの速さで自転車が走り抜けていくことが多いですから、それなりに注意が必要です。
もちろん、いざと言う時には彼らは止まってくれますが、自転車ゾーンでは自転車が優先です。
街中を自転車で走り抜けるのもいいですが、ドナウ河沿いや郊外にはもっと自然に触れることができるサイクリングコースがあります。
私も時間があれば自転車によく乗っていますね。
先日子供とドナウ河沿いのルートを走りました。
ここは頻繁に走る所で、ドナウ河を身近に感じることが出来る地元でも人気あるコースです。
ドナウ河はヨーロッパでは2番目の長い河で、全長約2.860km、ドイツを水源として、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナと10ヵ国を通り、最後は黒海まで流れています。
その中でオーストリアのドナウは約350kmです。
全長2800km以上あるドナウ河の最も美しい所と言われている有名な「ヴァッハウ渓谷」は、幸いにしてこのオーストリアに位置して、私も大好きな場所です。
ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげで現在見られる姿になっていて、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河があります。
ドナウ河を渡す橋のひとつNordbrückeで、その横にあるSteinitzstegです。
現在は自転車と歩行者用の橋になっていて、ここからドナウインゼルに降りていきました。
橋は高い所を通っているので、かなり下ってドナウインゼルに入ります。
ドナウインゼルは本流と新ドナウの間に生まれた細長い島(中州)で、それぞれの両端がサイクリングコースになっているため、ドナウ本流沿いと新ドナウ沿いを走ることができるわけです。
島の内部にもコースが配置されいるので、簡単に反対側に行くこともできます。
ここから眺めたドナウ河の本流です。
下流の方に向って眺めています。
一瞬濁ったような水質に見えますが、Bachforelle(カワマス)、Barsch(ペルカ)、Hecht(カワカマス)、Zander (パイクパーチ)、Wels(ナマズ)、Huchen(ドナウイトウ)などの魚も生息しています。
こちらは新ドナウです。
本流と比べるとこちらの方が水が青く見えます。
奥に見える建物の位置がずれていますね。
本流と新ドナウの間にドナウインゼルがあるからです。
ウィーンの街を歩けば自転車に乗っている人を多く見かけるはずです。
自転車もこちらでは非常にポピュラーで、自転車文化もカフェ文化と同様、忘れることができません。
リンク道路沿いなどを始め、歩道の横や上などに自転車専用ゾーンが多く設けられていることがわかり、非常によく整備されています。
こういうのを見ると、あ、自転車でウィーンの街を走ったら気持ちいいだろうな・・・と思うはずです。
街中を自転車で走り抜けるのもいいですが、ドナウ河沿いや郊外にはもっと自然に触れることができるサイクリングコースがあります。
私も時間があれば自転車によく乗っています。
こちらはうちのお気に入りのサイクリングコースで、ひとりでも子供ともよく走りに来ます。
このコースはNiederösterreichのReintalからウィーンの有名なホイリゲ街があるStammersdorfまでのWeinviertelを通る全長約84kmのとても知られているコースで、Euro Velo 9のコースにもなっています。
Euro Vero(ユーロ ヴェロ)は1983年に当初12か国で設立され、現在では38ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。
Euro Veloとして認定されるにはコース全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。このStammersdorf界隈のEuro Vero9は、1903年から蒸気機関車が走っていて、その線路部分が利用されています。
アスファルト化されていてとても走り易くなっていて、途中には休憩できる歴史的スポットがいくつかあり、このような草原風景の中に腰を下ろして喉の渇きを潤していると生きていることを実感できます。
何と言ってもウィーンとは思えない長閑な風景が広がり、見通しもよく気持ちいいの一言です。
ここに来ると、本格的に自転車レースをするような人、健康のために走っている人、子供連れでのんびり走る人、サイクリングクラブの人、散歩している人など様々な地元の人に出会います。
今日もこれからここを少し走って来ます。
自転車はヨーロッパのひとつの文化で、自転車はヨーロッパから始まりました。
ウィーンの街を歩けば自転車で走っている人がたくさんいます。
かつての帝国の都であるウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で優雅な街ですが、自転車もウィーンの光景のひとつで、ウィーンの街のカラーに完全に溶け込んでいます。
リンク道路を始めとして、街中には自転車専用道路が多く整備されていることがわかります。
観光の皆さんでも乗れるCitybike(シティバイク)のように、自転車を所有していなくても気軽にレンタルできるサービスが多くあります。
街中だけではなく、ドナウ河沿い、ドナウ運河沿い、ウィーン川などにもサイクリングコースが整備されていて、子供から大人まで、スーパーで買い物帰りの方から自転車選手まで多くの人が走っています。
私は仕事で自転車に乗ることはちょっとした移動のためにCitybikeに乗ること以外ありませんが、気持ち的には自転車でのツアーもやりたいですね。
プライベートではかなり頻繁に自転車に乗っています。
涼しくなってきたとはいえ、まだまだ自転車で気持ちよく走れます。
自分が自転車に乗る時にはお気に入りのコースEuro Veloをよく走ります。
Euro Veloは(ユーロヴェロ)1983年に当初12か国で設立され、現在では43ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。
現時点で15コースありますが、オーストリアにはEuro Velo 6,7,9,13の4コースが通っています。
私がいつも走るこのルートは長閑な自然が広がっていて、走っていて本当に気持ちいいです。
私はこのEuro Vero9にウィーンのStammersdorf界隈からいつも入ります。
Euro Velo 9はBaltic-Adriaticという名称で、全長1.930kmです。
Stammersdorfは観光化されていない、地元で有名なホイリゲ街です。
ここにはこのサイクリングコースだけではなく、うちのお気に入りの散歩コースもあります。
Stammersdorfから奥に走って行くと、家が少なくなり、このような自然が広がっていて、整備されたサイクリングロードが果てしなく続いています。
この自然を少し走るとウィーンを離れることになります。
とてもウィーンとは思えない風景です。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
オーストリアは郊外に数千人単位の街が多く点在していて、街と街の間には美しく長閑で豊かな自然が広がっています。
車で走るともっとそれを実感できますが、Euro Veroのようにヨーロッパを縦断するような長いルートでは多くの街を経由しますので、距離を長く走っているとそれを実感できますね。
ここは本当にお勧めのサイクリングコースです。
ウィーンの街を歩けば自転車に乗っている人が多いな~・・・ということに気付きます。
そう思ってよく見るとリンク道路沿いなどを始め、歩道の横や上などに自転車専用ゾーンが多く設けられていることがわかります。
観光でウィーンの街を歩く時に、信号待ちなどを自転車専用ゾーンですることや、歩道上に設けられた自転車専用ゾーンを横切ることが多く、私もよく自転車専用ゾーンがあることや自転車文化などの話をしています。
リンク道路上でもかなりの速さで自転車が走り抜けていくことが多いですから、それなりに注意が必要です。
もちろん、いざと言う時には彼らは止まってくれますが、自転車ゾーンでは自転車が優先です。
街中を自転車で走り抜けるのもいいですが、ドナウ河沿いや郊外にはもっと自然に触れることができるサイクリングコースがあります。
私も時間があれば自転車によく乗っていますね。
今日はウィーンのドナウ川沿いのサイクリングコースを紹介します。
ウィーンの街にはドナウ河が流れています。
ドナウ河はヨーロッパでは2番目の長い河で、全長約2.860km、ドイツを水源として、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナと10ヵ国を通り、最後は黒海まで流れています。
その中でオーストリアのドナウは約350kmです。
全長2800km以上あるドナウ河の最も美しい所と言われている有名な「ヴァッハウ渓谷」は、幸いにしてこのオーストリアに位置して、私も大好きな場所です。
ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげで現在見られる姿になっていて、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河があります。
新ドナウを作る際、本流の隣に作ったわけですから、真ん中に盛り上がった部分が生じ、そこを「Donauinsel」ドナウインゼルという人口の島にしました。
Donauinselは全長20km以上にわたってウィーンを横たわっていますが、そのDonauinselを丸ごと一周できるコースです。
こちらは以前話題にしたNordbrückeの横にあるSteinitzstegです。
現在は自転車と歩行者用の橋になっていて、今回はここからドナウインゼルに降りていきました。
橋は高い所を通っているので、かなり下ってドナウインゼルに入ります。
ドナウインゼルは本流と新ドナウの間に生まれた細長い島(中州)で、それぞれの両端がサイクリングコースになっているため、ドナウ本流沿いと新ドナウ沿いを走ることができるわけです。
島の内部にもコースが配置されいるので、簡単に反対側に行くこともできます。
少し大雑把な見取り図を見つけました。
赤いルートがドナウインゼルのサイクリングコースです。
全長20km以上もあるわけですから、1周すると40kmぐらいは走ることになります。
基本的に平坦でアスファルト化されていてとても走り易くなっています。
途中には休憩できるスポットがいくつもあり、ドナウ河を眺めながら腰を下ろして喉の渇きを潤すととても気持ちいですね。
写真の左は結構高くなっていますが、ドナウインゼルは盛り上がっているため反対側に行くにはちょっと坂を上ることになります。
ここもウィーンにいるとは思えない長閑な風景が広がり、見通しもよく気持ちいいの一言です。
ここに来ると、本格的に自転車レースをするような人、健康のために走っている人、子供連れでのんびり走る人、サイクリングクラブの人、散歩している人など様々な地元の人に出会います。
自転車文化はウィーンにも浸透しています。
街中では多くの人が自転車を利用していますし、ウィーンは自転車専用ゾーンも非常によく整備されています。
自転車での市内観光も提供されていて、普通の観光とは違うかなりローカルな気分を味わえます。
自転車観光に参加しなくても、街中に何か所にも見られるCITYBIKEステーションから自転車を借りて、手軽にウィーンの街を好きなだけ走ることができます。
ウィーンの街には誰でも借りられる自転車「CITYBIKE WIEN」があります。
2002年当初は登録もなくタダで誰でも乗れました。
しかし家に乗って帰る人や、ウィーンの自転車が何とベネチアにも出没したり、国境を越えて持って行く人がいたため、システムに改良が重ねられ現在は登録制になって2003年よりウィーンの街の風景の一部になっています。
登録は最初の一回だけで、ターミナルでもインターネットからでも行え、Citybike card,オーストリアの銀行カード(バンコマートカード)、クレジットカードのどれかひとつが必要です。
もちろんウィーンに住んでいなくても旅行者でも利用できます。
クレジットカードを利用できない、もしくは所有していない旅行者でも1日3ユーロの手数料でTourist Card を借りることができます。
Tourist Cardは以下の場所でのみ借りられます。
dieRadSTATION am Hauptbahnhof:Am Hauptbahnhof 1 (こちら) 1100 Wien
ウィーンには現在119ヵ所のCitybike ターミナルがあります。
既に登録済みの上記の4つのカードのどれかをターミナルのカード差込口で認識させて、自転車番号とパスワードを入力して借りられます。
Citybileを最初に利用する時、1度だけの登録料€1.- かかりますが、その後は以下の料金で利用することができます。
かごもついてますし、非常に手軽で便利で、とても使い易いです。
1時間まで | 無料 |
1~2時間まで | 1ユーロ |
2~3時間まで | 2ユーロ |
3~4時間まで | 4ユーロ |
それ以降120時間まで | 1時間につき4ユーロ |
鍵をせずに返却した場合 | 20ユーロ |
120時間を超えて返却した場合 |
600ユーロ |
先日の天気のいい時にCITYBIKEに乗って、リンク道路沿いを走りました。
とても気持ちいいですよ。
5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、ホテルも宿泊できるようになり、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。
3G・・・getestet(検査結果が陰性),genesen(コロナから復活),geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れます。
一昨日7月1日からさらに規制が緩和されています。
日中の気温が30℃を越える日が何日も続き、ここ2~3日は少し涼しくなりましたが、また来週火曜日以降は30℃超える予報が出ています。
学校も昨日で終わり、今日から休暇・・・Ferienです。
早速昨日の午後、今日から休暇に出かける人も多いでしょう。
さて、天気がいい時には家族とよく散歩に出かけたり、子供と自転車に乗ることが多いのですが、自転車はヨーロッパのひとつの文化です。
ウィーンを歩けば自転車で走っている人がたくさんいます。
かつての帝国の都であるウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で優雅な街ですが、自転車もウィーンの光景のひとつで、ウィーンの街のカラーに完全に溶け込んでいます。
リンク道路を始めとして、街中には自転車専用道路が多く整備されていることがわかります。
観光の皆さんでも乗れるCitybike(シティバイク)のように、自転車を所有していなくても気軽にレンタルできるサービスが多くあります。
街中だけではなく、ドナウ河沿い、ドナウ運河沿い、ウィーン川などにもサイクリングコースが整備されていて、子供から大人まで、スーパーで買い物帰りの方から自転車選手まで多くの人が走っています。
うちのそばにはEuro Veloが通っていて、お気に入りのサイクリングコースとなっています。
Euro Veloは(ユーロヴェロ)1983年に当初12か国で設立され、現在では43ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。現時点で15コースありますが、オーストリアにはEuro Velo 6,7,9,13の4コースが通っています。
御興味ある方は地図をダウンロードできるようにしてありますので参照して下さい。
これを見ても自転車がいかにヨーロッパで人気があるかということがわかります。
いつも走るこのルートは長閑な自然が広がっていて、走っていて本当に気持ちいいです。
Euro Velo 9はBaltic-Adriaticという名称で、全長1.930kmです。
私はこのEuro Vero9にウィーンのStammersdorf界隈からいつも入ります。
Stammersdorfは観光化されていない、地元で有名なホイリゲ街です。
ここにはこのサイクリングコースだけではなく、うちのお気に入りの散歩コースもあります。
Stammersdorfから奥に走って行くと、家が少なくなり、このような自然が広がっていて、整備されたサイクリングロードが果てしなく続いています。
この自然を少し走るとウィーンを離れることになります。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
オーストリアは郊外に数千人単位の街が多く点在していて、街と街の間には美しく長閑で豊かな自然が広がっています。
車で走るともっとそれを実感できますが、Euro Veroのようにヨーロッパを縦断するような長いルートでは多くの街を経由しますので、距離を長く走っているとそれを実感できますね。
ウィーンにいるとは思えないここは本当にお勧めのサイクリングコースです。
3月16日から,生活必需品店等の例外を除き,店舗は閉店を余儀なくされましたね。
その時例外となったのは,食料品店,薬局,ドラッグストア,郵便局,銀行の他,タバコスタンド,ガソリンスタンドや動物飼料店等。また,医療製品・医薬品や,保安・緊急時用品,整備機材を扱う業者も対象外となりました。公共交通機関は従来通り運行、4月6日(月)から,食料品店入店時に鼻と口を覆うマスク着用を義務づけられました。
オーストリアは欧州の諸外国と比較して早い段階に厳格な感染拡大防止策を実施したことにより,他国より早く危機から脱却できるだろうとの認識を示し、イースター明けの4月14日から400平米までの小規模店舗,ホームセンター及び園芸用品店の営業が許可され、5月1日からは全ての店舗,ショッピングセンター,理髪店の営業も再開、そして5月15日からはレストラン、カフェも再開し、シェーンブルン宮殿や王宮もオープンしています。
外出禁止になったわけではありませんから、行き交う人との間隔をとりながら散歩したり自転車に乗ることもできました。
さて、その自転車はヨーロッパのひとつの文化です。
ウィーンを歩けば自転車で走っている人がたくさんいます。
かつての帝国の都であるウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で優雅な街ですが、自転車もウィーンの光景のひとつで、ウィーンの街のカラーに完全に溶け込んでいます。
リンク道路を始めとして、街中には自転車専用道路が多く整備されていることがわかります。
観光の皆さんでも乗れるCitybike(シティバイク)のように、自転車を所有していなくても気軽にレンタルできるサービスが多くあります。
街中だけではなく、ドナウ河沿い、ドナウ運河沿い、ウィーン川などにもサイクリングコースが整備されていて、子供から大人まで、スーパーで買い物帰りの方から自転車選手まで多くの人が走っています。
私は仕事で自転車に乗ることは前述したCitybike以外乗ることはありませんが、プライベートでは頻繁に自転車に乗っています。
この時期でも気晴らしに子供とよくEuro Vero9を走っています。
Euro Veloは(ユーロヴェロ)1983年に当初12か国で設立され、現在では43ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。現時点で15コースありますが、オーストリアにはEuro Velo 6,7,9,13の4コースが通っています。
御興味ある方は地図をダウンロードできるようにしてありますので参照して下さい。
これを見ても自転車がいかにヨーロッパで人気があるかということがわかります。
左の写真はこのルートに見られる案内表示です。
"Wien~Břeclav" と書かれていますがBřeclavはチェコです。
いつも走るこのルートは長閑な自然が広がっていて、走っていて本当に気持ちいいです。
Euro Velo 9はBaltic-Adriaticという名称で、全長1.930kmです。
私はこのEuro Vero9にウィーンのStammersdorf界隈からいつも入ります。
Stammersdorfは観光化されていない、地元で有名なホイリゲ街です。
ここにはこのサイクリングコースだけではなく、うちのお気に入りの散歩コースもあります。
Stammersdorfから奥に走って行くと、家が少なくなり、このような自然が広がっていて、整備されたサイクリングロードが果てしなく続いています。
この自然を少し走るとウィーンを離れることになります。
とてもウィーンとは思えない風景です。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
オーストリアは郊外に数千人単位の街が多く点在していて、街と街の間には美しく長閑で豊かな自然が広がっています。
車で走るともっとそれを実感できますが、Euro Veroのようにヨーロッパを縦断するような長いルートでは多くの街を経由しますので、距離を長く走っているとそれを実感できますね。
余談ですがStammersdorf界隈のEuro Vero9は、1903年から蒸気機関車が走っていて、その線路部分が利用されています。
かつての駅だった所には蒸気機関車の車輪や信号、当時の案内板などが置かれていて、休憩できるスポットになっています。
今日掲載した画像は3月18日の時のものですから、まだ冬っぽさを感じますね。
ここは本当にお勧めのサイクリングコースです。
シェーンブルン宮殿はヨーロッパで重要なバロック建築であち、オーストリアの世界遺産のひとつにもなっています。
通常の団体ツアーでは必ずと言っていい程シェーンブルン宮殿を見学します。
そのため私もシェーンブルン宮殿には毎日、いや1日午前、午後と2回来ることも頻繁にあります。
最近のパッケージツアーは本当に観光内容が詰まっていることが多く、ガイドがホテルまで行って、そこから始まると時間が無駄になるので、(本当はホテルから始まった方が観光のクオリティーが高くなりますが、多くの場所を訪れるため、それだと時間内に収まりません)シェーンブルン宮殿からスタートするのが当たり前となっています。
さて、6月11日の朝、いつものようにシェーンブルン宮殿に行ったら、正門前で盛り上がっている団体さんを見ました。
皆さん統一したユニフォームを着ていたので、すぐに遠くからでも察しがつきました。
ユニフォームを着た皆さんが、それぞれに整備された自転車を持っていたので、レースでも始まるのではないかとも思いましたが、事前にそんな情報は入っていませんでした。
よく見るとユニフォームには"Edelweiss Epic"と書かれ、腕の所にはオーストリア、ドイツ、スイスの国旗がありました。
皆さんが和気あいあいで、私のグループがまだ到着していなかったので、すぐに話しかけてみました。
Edelweis Epicとはオランダの
Bike-Dreamsが年間でいくつかの自転車ツーリング運営するコースのひとつで、ウィーンからスタートし、ザルツブルク、グロースグロックナー、インスブルック、ノイシュヴァンシュタイン、サン・モリッツ、インターラーケン、ジュネーブまでの2.300kmの自転車ツーリングで、この日6月11日~7月7日までです。
シェーンブルン宮殿~ジュネーブまでの最短ルートですとGoogleマップによれば1.014km、車だと10時間半、自転車だと58時間です。
アルプス山脈をその倍以上の距離を走るもので、高低差もかなりのものになります。
参加費用は4.095ユーロとなっていました。
この界隈ではなく、世界から参加されている方が多く、ドイツ語が全く通じない人もいました。
この日、シェーンブルン宮殿の正門で皆さんが記念写真を撮っています。
この直後にスタートしました。
まだ現在でも皆さん走っていますね。
どの辺にいるのでしょうか?
このような光景を見ると、ヨーロッパには自転車文化が深く根付いていることを実感しますね。
自転車はヨーロッパのひとつの文化です。
ウィーンを歩けば自転車で走っている人がたくさんいます。
かつての帝国の都であるウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で優雅な街ですが、自転車もウィーンの光景のひとつで、ウィーンの街のカラーに完全に溶け込んでいます。
リンク道路を始めとして、街中には自転車専用道路が多く整備されていることがわかります。
観光の皆さんでも乗れるCitybike(シティバイク)のように、自転車を所有していなくても気軽にレンタルできるサービスが多くあります。
街中だけではなく、ドナウ河沿い、ドナウ運河沿い、ウィーン川などにもサイクリングコースが整備されていて、子供から大人まで、スーパーで買い物帰りの方から自転車選手まで多くの人が走っています。
私は仕事で自転車に乗ることはほとんどありませんが、プライベートでは頻繁に自転車に乗っています。
個人的に子供とよく走るのがEuro Vero9で、ここは本当に気持ちいいです。
Euro Veloは(ユーロヴェロ)1983年に当初12か国で設立され、現在では43ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。現時点で15コースありますが、オーストリアにはEuro Velo 6,7,9,13の4コースが通っています。
御興味ある方は地図をダウンロードできるようにしてありますので参照して下さい。
これを見ても自転車がいかにヨーロッパで人気があるかということがわかります。
右の写真はこのルートに見られる案内表示です。
"Wien~Břeclav" と書かれていますがBřeclavはチェコです。
Euro Velo 9はBaltic-Adriaticという名称で、全長1.930kmです。
私はこのEuro Vero9にウィーンのStammersdorf界隈からいつも入ります。
Stammersdorfは観光化されていない、地元で有名なホイリゲ街です。
ここにはこのサイクリングコースだけではなく、うちのお気に入りの散歩コースもあります。
Stammersdorfから奥に走って行くと、家が少なくなり、このような自然が広がっていて、整備されたサイクリングロードが果てしなく続いています。
この自然を少し走るとウィーンを離れることになります。
とてもウィーンとは思えない風景です。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
オーストリアは郊外に数千人単位の街が多く点在していて、街と街の間には美しく長閑で豊かな自然が広がっています。
車で走るともっとそれを実感できますが、Euro Veroのようにヨーロッパを縦断するような長いルートでは多くの街を経由しますので、距離を長く走っているとそれを実感できますね。
余談ですがStammersdorf界隈のEuro Vero9は、1903年から蒸気機関車が走っていて、その線路部分が利用されています。
かつての駅だった所には蒸気機関車の車輪や信号、当時の案内板などが置かれていて、休憩できるスポットになっています。
上の写真はまだライラックが綺麗に咲いている頃、2019年4月22日16:00頃の撮影です。
ここは本当にお勧めのサイクリングコースです。
自転車もヨーロッパ文化のひとつでしょう。
Euro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパ縦断のサイクリングコースを見てもわかります。
ウィーンの街も多くの人が自転車で走っています。
ウィーンはリンク道路沿いを始め、郊外まで自転車専用ゾーンが多く設けられています。
一般道路にも多くの自転車ゾーンが設けられ、それ以外にもドナウ河やドナウ運河沿いなどにもサイクリングコースがあり、自転車レースをするような本格的な方から、その辺に買い物に行くような実用的な自転車に乗っている人や子供達まで多くの人が走っています。
うちの子供もそうでしたが、こちらでは3歳で自転車に(もちろん補助なし)乗り始める家庭が非常に多いです。
実際に誰かに支えてもらって練習することはあまりなく、小さい頃からLaufradと呼ばれる、ペダルがなく、両足を地面につけて走る自転車がとても普及しているので、歩き始めてからしばらくすると散歩にこれを利用するわけですね。
これでバランス感覚が養われ、慣れると子供は足を地面から離して走れるようになるので、それができたらもう普通の自転車にすぐに乗れてしまうわけです。
観光でウィーンを訪れる日本からの方は公共交通機関が発達していることもあり、街中で自転車に乗ろう・・・という考えにはあまり至らないと思いますが、ヨーロッパからの観光客は自転車に乗る人も多いです。
Citybike(シティーバイク)は手軽でお勧めなレンタサイクルです。
街中でこれだけ自転車が普及していることもあり、特定の場所に自転車の空気入れが設置されていることを御存知でしたか?
こちらはRennweg駅のすぐそばにある自転車置き場です。
柵が立てられていて、誰もが自転車置き場だということがわかるようになっていて、何となく無秩序のように駐輪されています。
それぞれの自転車は鍵で柵に結ばれています。
この手前に赤い細い棒が立っていますがこれが自転車の空気入れです。
本格的に自転車に乗っている人は小さな空気入れを自転車にくっつけていることが多いですが、一般の多くの人は空気入れを持参していません。
この空気入れは"Wiener Pumpe" という名称で、ウィーンの街中に 現時点で12箇所置かれています。
ウィーンの街を歩けば自転車に乗っている人が多いな~・・・ということに気付きます。
そう思ってよく見るとリンク道路沿いなどを始め、歩道の横や上などに自転車専用ゾーンが多く設けられていることがわかります。
観光でウィーンの街を歩く時に、信号待ちなどを自転車専用ゾーンですることや、歩道上に設けられた自転車専用ゾーンを横切ることが多く、私も毎回自転車専用ゾーンがあることや自転車文化などの話をしています。
リンク道路上でもかなりの速さで自転車が走り抜けていくことが多いですから、注意が必要です。
もちろん、いざと言う時には彼らは止まってくれますが、自転車ゾーンでは自転車が優先です。
街中を自転車で走り抜けるのもいいですが、ドナウ河沿いや郊外にはもっと自然に触れることができるサイクリングコースがあります。私も時間があれば自転車によく乗っています。
こちらはうちのお気に入りのサイクリングコースで、子供とよく走りに来ます。
このコースはNiederösterreichのReintalからウィーンの有名なホイリゲ街があるStammersdorfまでのWeinviertelを通る全長約84kmのとても知られているコースで、Euro Velo 9のコースにもなっています。
Euro Vero(ユーロ ヴェロ)は1983年に当初12か国で設立され、現在では38ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。
Euro Veloとして認定されるにはコース全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。このStammersdorf界隈のEuro Vero9は、1903年から蒸気機関車が走っていて、その線路部分が利用されています。
アスファルト化されていてとても走り易くなっていて、途中には休憩できる歴史的スポットがいくつかあり、このような草原風景の中に腰を下ろして喉の渇きを潤していると生きていることを実感できます。
左の写真の奥のにはカーレンベルクが眺められます。
何と言ってもウィーンとは思えない長閑な風景が広がり、見通しもよく気持ちいいの一言です。
ここに来ると、本格的に自転車レースをするような人、健康のために走っている人、子供連れでのんびり走る人、サイクリングクラブの人、散歩している人など様々な地元の人に出会います。
ここを走ると精神的なリセットができます。
オーストリアはウィーンを始め9つの州があり、それぞれ個性がありますが共通しているのは歴史を感じる美しさがあることです。
さらにヨーロッパアルプスが大きく横たわっている地形の特徴があり、美しく豊かな風景が広がっています。
オーストリアは車で走って休暇をしたい国として、だいぶ前に話題にしていますが、実際その通りだと思います。
さて、オーストリアをしっかり見るのであれば車は必需品ということになりますが、自転車だってとても人気があります。
自転車文化はヨーロッパ文化のひとつと言ってもいいでしょう。
ウィーンだって自転車を利用している人が多くいますし、自転車でオーストリアで休暇を楽しむ人も多いです。
特にドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷はヨーロッパで最も人気あるサイクリングルートのひとつですし、オーストリアにはEuro Vero(ユーロ ヴェロ)も通っています。
ウィーンの街で自転車と言えばシェアリングのCITYBIKE(シティバイク)は地元の皆さんから観光の皆さんまで広く利用されています。
ウィーンの自転車シェアリングについて少しまとめていますが、ウィーン以外でも自転車シェアリングはあります。
名称 | 駐輪場の数 | 台数 | 料金 | 最長レンタル時間 | 登録 |
Eisenstadt nextbike |
3 | 12 |
1h €1 1日 €10 |
制限なし 損失した場合€400 |
www.nextbike.at
App |
St.Pölten nextbike |
24 | 160 |
30分 無料 (ÖBB-Vorteilscard,VOR-Jahreskarte所持者は1時間無料) 1h €1 1日 €10 |
制限なし 損失した場合€400 |
www.nextbeike.at App |
Salzburg Citybike |
1 | 15 |
1h 無料 2h €1 3h €2 120h (5日) 1hごと€4 |
最長120h (5日) その後€600 |
www.citybikewien.at 街中のターミナル €1の登録料 |
Klagenfurt nextbike |
35 | 250 |
通常料金 30分 €1 1日 €13
割引料金 年間手数料 €49 30分 無料、以降30分ごと€1 1日 €9 |
制限なし 損失した場合€400 |
www.nextbike.at App |
Innsbruck nextbike |
45 | 375 |
通常料金
30分 €1, その後30分€2、 その後1時間ごと€3、1日 €15
割引料金 年間手数料 €25 (Verbund-Jahreskarte,Semesterticket所持者は€15) 30分 無料、その後30分 €1 その後1時間ごと €2 1日 €9 |
制限なし 損失した場合€400 |
www.nextbike.at App |
nextbikeかCitybikeになりますが、Eisenstadt、St.Pölten、Salzburg、Klagenfurt、Innsbruckに自転車シェアリングがあります。
利用条件は街によって若干異なりますが、利用する価値はあるのではないかと思います。
ウィーンの街を始めとしてヨーロッパの街を自転車で走るのもとても気持ちいいです。
ウィーンはヨーロッパでは車の所持率が高い街と言われています。
街中を歩けばそこらじゅうに路上駐車が見られ、リンク道路やギュルテルなど平日は多くの車が走っています。
人口187万の街ですし、ウィーンは415km²とかなり広いので車があった方が便利ではあります。
もっとも公共交通機関が網羅していますから、車は必要ないと思う人も多いかもしれません。
でも家族がいたり、郊外に出かけたりする時には車は絶対にあった方がいいと思います。
ウィーンはその反面かなりエコな街で、なるべく車に乗らないように・・・というスローガンをよく見ます。
CAR2GOなどのカーシェアリングもかなり前から導入されています。
"環境"を考えるなら自転車も重要です。
自転車もヨーロッパの文化ですね。
ウィーンは自転車ゾーンも多く整備されていて、自転車で走っている人を多く見かけます。
CITYBIKEなども大活躍していて、地元から旅行者に利用されています。
今日はウィーンの自転車シェアリングについて少しまとめておきます。
現在ウィーンには以下5つのシェアリング自転車があります。
名称 | 駐輪場の数 | 台数 | 料金 | 最長レンタル時間 | 登録 |
CITYBIKE | 121 | 1.445 |
1h 無料 2h €1 3h €2 120h (5日) 1hごと€4 |
最長5日、その後€600 |
www.citybike.at 街中のターミナル €1の登録料 |
nextbike | 4 | 30 |
30分 無料 1h €1 1日 €10 |
制限なし 損失した場合€400 |
www.nextbeike.at App |
ofo | なし | 700 | 30分 €0.50 | 制限なし | App |
oBike | なし | 800 | 30分 €1 | 制限なし | App |
Donkey Repbulic | 40 | 200 |
30分 €1.75 2h €7 6h €9.80 1日 €14 |
14日 | App |
この中ではCitybikeが一番使いやすく、手頃でしょうか。
ターミナルの数も121ととても多いです。
時間があったらウィーンの街中を自転車で駆け抜けてみませんか?
とても気持ちいいですよ。
※oBikeは2018年8月より、ウィーンから完全撤退することが決まりました。ちょっとした社会問題となっていたので良かったと思います。
自転車はヨーロッパのひとつの文化です。
ウィーンを歩けば自転車で走っている人がたくさんいます。
かつての帝国の都であるウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で優雅な街ですが、自転車もウィーンの光景のひとつで、ウィーンの街のカラーに完全に溶け込んでいます。
リンク道路を始めとして、街中には自転車専用道路が多く整備されていることがわかります。
観光の皆さんでも乗れるCitybike(シティバイク)のように、自転車を所有していなくても気軽にレンタルできるサービスが多くあります。
街中だけではなく、ドナウ河沿い、ドナウ運河沿い、ウィーン川などにもサイクリングコースが整備されていて、子供から自転車選手まで多くの人が走っています。
私は仕事で自転車に乗ることはほとんどないですが、プライベートでは頻繁に自転車に乗っています。
個人的によく走るのがEuro Vero9で、ここは本当に気持ちいいです。
Euro Veloは1983年に当初12か国で設立され、現在では38ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。
御興味ある方は上のEuro Velo紹介サイトに地図をダウンロードできるようにしてありますので参照して下さい。
これを見ても自転車がいかにヨーロッパで人気があるかということがわかります。
右の写真はこのルートに見られる案内表示です。
"Wien~Břeclav" と書かれていますがBřeclavはチェコです。
私はこのEuro Vero9には、ウィーンのStammersdorf界隈からいつも入ります。
Stammersdorfは観光化されていない、地元で有名なホイリゲ街で、先日ここのMailüfterlを話題にしました。
Stammersdorfから奥に走って行くと、家が少なくなり、このような自然が広がっていて、整備されたサイクリングロードが果てしなく続いています。
この自然を少し走るとウィーンを離れることになります。
とてもウィーンとは思えない風景です。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
オーストリアは郊外に数千人単位の街が多く点在していて、街と街の間には美しく長閑で豊かな自然が広がっています。
車で走るともっとそれを実感できますが、Euro Veroのようにヨーロッパを縦断するような長いルートでは多くの街を経由しますので、距離を長く走っているとそれを実感できます。
このStammersdorf界隈のEuro Vero9は、1903年から蒸気機関車が走っていて、その線路部分が利用されています。
かつての駅だった所には蒸気機関車の車輪や信号、当時の案内板などが置かれていて、休憩できるスポットになっています。
ここは本当にお勧めのサイクリングコースです。
ヨーロッパの自転車文化は重要な一面で、車が普及している反面、多くの人が自転車に乗っています。
ウィーンの街も年間を通して自転車に乗っている人を多く見かけます。
リンク道路沿いを始め多くの場所には自転車専用ゾーンがしっかり設けられていて、ある意味では車と同格に走っています。
また、CITYBIKE(シティバイク)といった自転車シェアリングも積極的に取り入れていて、ウィーンの街に溶け込んでいます。
オーストリアは郊外に美しい所がたくさんあり、多くのサイクリングコースが整備されていますので、自転車でそのような所を走るととても気持ちよく、生きていることを実感できます。
Euro Vero(ユーロ ヴェロ)は代表的なヨーロッパのサイクリングロードです。
車に自転車を積んでいる人も多く見かけます。
自転車で移動しながら休暇を過ごしている人も多いです。
特にドナウ河沿いのサイクリングロードはヨーロッパで最も人気があるルートにひとつで、ここはオーストリアの世界遺産にも登録されているヴァッハウ渓谷がありますね。
ドイツから自転車で移動している人をよく見かけます。
旅の大きな日程はあっても、詳細は決めず、自分の気に入った場所で長く滞在したりとのんびりしています。
このドナウ河沿いのサイクリングコースはヴァッハウ渓谷も含めて私も日本からのサイクリングのツアーでアテンドしたこともあります。
この時は日本から数十万円するプロ仕様の自転車を皆さんが持って来られて、チェコからリンツを経由してドナウ河沿いを走りウィーンまでという楽しいルートでした。
もちろん途中で宿泊もします。
このようにオーストリアだけではなく、ヨーロッパから自転車での移動を楽しもう・・・とする方が本当に多くいますので、自転車チューブの自動販売機も場所によって置かれています。
こちらが自転車チューブの自動販売機です。
遠くから見るとたばこの販売機のようですが、"Fahrrad Schläuche" (ファールラート・シュロイヒェ)
自転車チューブと表示されています。
自転車チューブにはDV,SV,AVの3種類があり、それぞれ日本ではイギリス式、フランス式、アメリカ式などと呼ばれていると思います。
日本で一番馴染みがあるのはDVスタイルですが、SVがスポーツ車用やロード用としては多く普及しているでしょうか。
それら3つの異なった仕様が全てこの販売機で売られています。
自転車で長距離を移動する人にとって、チューブが壊れた時にとても助かりますね。
この場所はヴァッハウ渓谷のSpitzの街です。
ちなみにウィーンの街にも数か所に自転車チューブの自動販売機があります。
今年の夏はすでに30℃を超えた日が24日もあるウィーンですが、昨日は雨も降り、ちょっと涼しい1日でした。
こちらは太陽の下にいると日差しが強いので気温が20℃そこそこでもかなり暑く感じますが、逆に日陰の中に入ると湿気が少ないので涼しく感じます。
天気がいい日の朝夕は本当に気持ちがいいですね。
私は仕事ではウィーンやオーストリアについて毎日様々な角度から御案内しています。そのため精神的なリセットをする必要があり、1人になる時間もそれなりに重要です。
そんな時仕事の後によく自転車で走ることがあり、お気に入りの場所によく出かけます。
こちらは私がよく走るお気に入りのサイクリングコースです。
実際には子供と走ることが多いこのコースはNiederösterreichのReintalからウィーンの有名なホイリゲ街があるStammersdorfまでのWeinviertelを通る全長約84kmのとても知られているコースです。
ここはEuro Velo 9のコースにもなっています。
Euro Vero(ユーロ ヴェロ)は1983年に当初12か国で設立され、現在では38ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨しているヨーロッパ自転車道路網です。
視界が開けていて、草原のような中を走っていくようなコースで、青空の時にここを走ると本当に気持ちがいいです。
アスファルト化されていてとても走り易くなっていて、途中には休憩できるスポットがいくつかあり、
このような草原風景の中に腰を下ろして喉の渇きを潤していると生きていることを実感できます。
右の写真の左奥の方にウィーンの街が見られます。
ここが荘厳な建造物が立ち並ぶウィーンの街の一角とは思えません。
ヨーロッパは自転車文化も重要で、ウィーンの街中にも自転車専用道路が多くあり、リンク道路などはかなりのスピードで多くの自転車が走っています。
今日も仕事が終わったらここに行こうと思っています。
ヨーロッパは自転車文化も忘れてはなりません。ウィーンの街でも自転車に乗っている人をたくさん見かけます。
選手のように装備した人、サラリーマン、地元の家族連れや観光客の皆さんまで様々なカラーが見られます。
ウィーンを歩けばわかりますが、リンク道路の歩道部分や街中の主要な道路には必ず自転車専用ゾーンが設けられていて、歩行者と区別されています。時としてかなりのスピードで自転車が走り抜けていくので、それなりに注意が必要です。私も毎回のようにそのことをお客様に御案内しています。地元人だけでなく観光の皆さんでも手軽に利用できるCITYBIKEは有名ですね。
ウィーンの街中を天気がいい時は自転車で走っても気持ちいいですが、ウィーンを始めオーストリアには魅力的なサイクリングコースが数多くあります。
私も天気がいい時には仕事が終わった後などよく自転車に乗ってリラックスすることが多いです。私が子供とよく走るのはEuro Velo(ユーロヴェロ)というヨーロッパ自転車連盟が推奨しているサイクリングコースでオーストリアにも全14コースのうち6,7,9,13の4本が通っていて、Euro Vero 9をよく走っています。
以前気持ちのいいサイクリングコースで少し紹介しています。
時として、このEuro Vero 9から少し外れた所のマルヒフェルト運河もよく自転車で走ります。ここは舗装されてはいませんが、川の両脇を気持ちよく走ることができます。さらにそこからウィーンの郊外の方へと抜けて行くことができます。すると・・・
このようにとてもウィーンとは思えないのどかな風景が広がっています。回りは畑で、360℃の広い視界、奥にウィーンの森なども見えてとても快適に走れます。写真には写っていませんが、普通に散歩している人ももちろん多く、また乗馬をしている人にも出会います。
ウィーンの中心部は帝国の都という荘厳な建造物が多く建ち並ぶヨーロッパでは大都会的ですが、郊外には全く想像もつかないこにのような自然豊かな場所が多くあります。
先日Stammersdorfからの気持ちのいいサイクリングコースを紹介しましたが、その時に
"Euro Velo"(ユーロヴェロ)に一瞬触れました。
このEuro Veloについて少し書きたいと思います。
Euro Veloは1983年に当初12か国で設立され、現在では38ヵ国が加盟しているECF(European Cyclists' Federation・・・ヨーロッパ自転車連盟)が推奨している
ヨーロッパ自転車道路網です。
ヨーロッパを縦断する14コースがあり、まだ全部完成していません。
(2018年5月時点では15コースになっています)
現時点で総距離約45.500kmで、2020年までには70.000kmになるということです。
上の写真はサイクリングコースに見られる案内板で、EUマークが見られますね。
これがEuro Veloです。この場所はEuro Velo 9のコースであることがわかり、周辺までの
距離が書かれています。Euro Velo 9はBaltic-Adriaticという名称で、
全長1.930kmです。
このオーストリアではEuro Velo 6,7,9,13のコースが通っています。
Euro Veloとして認定されるには全体の80%が舗装されていること、傾斜6%以内、
2台以上の自転車が並走できる幅であることなどの規定があります。
Euro Veloは長距離コースですが、地元ではもちろんその区間だけというように短距離で
多く利用されています。
ここは先日紹介した気持ちのいいサイクリングコースの一角です。
御興味がある方は以下資料を参照して下さい。
このコーナーでは自転車にも結構触れていますが、生活をしていると自転車に乗っている人が多く、街中の道路を見ていても自転車専用ゾーンがたくさんあります。
リンク道路などでは歩行者専用ゾーンの隣に自転車専用ゾーンがあり、かなりのスピードで自転車が走り抜けることがよくあります。
また歩行者が信号待ちをしている時に、自転車ゾーンで待っている観光の皆さんが結構多く、自転車専用ゾーンをブロックしている光景をよく見かけます。
1990年代のウィーン市内では190kmの自転車ゾーンがありましたが、2014年7月には
1.259kmの長さになっています。
街中以外にも快適なサイクリングコースがいくつもあるわけですが、2013年8月30日付で
ヘレーネン渓谷のサイクリングコースを紹介しましたが、今回は全く反対側のコースです。
このサイクリングコースは、NiederösterreichのReintalからウィーンの有名なホイリゲ街があるStammersdorfまでのWeinviertelを通る全長約84kmのとても知られている
コースです。
このコースは"Euro Velo"(ユーロヴェロ)にもなっています。
Euro Veloについてはまた後日紹介します。
街中を自転車で走ってもそれなりに楽しいですが、こういった数十キロ単位で走れる郊外の方が自転車走行がより楽しく快適です。
Bisambergや近くのブドウ畑を眺めながらの美しいコースで、前述したヘレーネンタールのサイクリングコースのような森の中ではなく、視界がいつも広がっていて、遠くへの
見通しがよく、自然の大地にいることが実感できるとても気持ちのいいコースです。
ウィーンの街中を歩いていると、多くの人が自転車で走っているのを見かけます。
リンク道路を始め、街中の道路には自転車ゾーンが多く用意されていますし、
シティーバイクや電動自転車シェアリングなども充実しています。
さて、ここ最近かなりシェアを占めてきた電動自転車が去年もかなり売り上げを伸ばして
います。
今日は去年の2013年、どんなタイプの自転車どれだけ売れたかというデータを2012年と
比較して紹介します。
※22.09 (Mo.) のHeute より
自転車のタイプ |
2012年 |
2013年 |
マウンテンバイク |
34.5% |
38.2% |
トレッキング |
17.0% |
16.7% |
子供用(16歳ぐらいまで) |
13.8% |
10.4% |
オフロード |
13.7% |
13.2% |
街中用 |
6.0% |
5.0% |
レース用 |
4.0% |
4.2% |
電動自転車 |
10.0% |
11.3% |
電動自転車がここ最近でかなり普及していて、実際街中でも電動自転車に乗ってる人を多く見かけます。
比率的にはマウンテンバイクが一番人気で、2位のトレッキングバイクと合わせて約55%と半数以上を占めています。
ウィーンやウィーン近郊、オーストリアにはよく整備されたサイクリングコースがたくさんあり、ウィーンの街中を始め、ドナウ川沿いやウィーンの森の山道などでは
地元の方がたくさん走っています。
この夏の時期は自転車で走っている人を本当に多く見かけます。
以前「ウィーンの自転車文化」でも書きましたが、こちらは自転車も生活に密着し、
「CITYBIKE」という、どなたでも利用できるレンタサイクルも街中至る所に見ることができ、気軽に利用できます。
自転車専用道路がよく整備されています。
街中だけではなく、郊外にも多くのRadweg(自転車道路)があり、ウィーンからもウィーンの森などに入って行くサイクリングコースもあります。こちらの写真は以前も紹介したウィーンの森ヘレーネ渓谷のサイクリングコースの表示です。
そんな自転車文化が禁止になっている場所もあります。
この写真の場所はウィーンの森
一角のハイキングコースですが、ここに"自転車禁止" 標識を見ることができます。
実はこのコースは道幅が狭い所もあり、川に沿って比較的高い場所にもコースがあるからです。
このような自然の中のハイキングコースで自転車禁止の標識はあまりないと思います。
去年2013年6月17日に「ウィーンの自転車文化」、
6月20日に「ウィーン シティバイク」、
7月11日に「ウィーンの電動自転車シェアリング」などを紹介しましたが、
これらはとても便利ですが、基本的にウィーン市内での利用が目的です。
しかし、今日テーマである「nextbike」はそれとは比較にならない広範囲の
自転車シェアリングで、オーストリアだけでなくヨーロッパのかなりの街に置かれて
います。
nextbikeは全くの同名で、2004年ドイツのライプツィヒで設立されました。
現在ではドイツだけでなく、オーストリア、スイス、ポーランド、ラトヴィア、キプロス、ブルガリア、ニュージーランド等9ヵ国で運営されています。
コンセプトとして、環境にやさしいこと、移動を多くしなければいけない社会人、
ホテル宿泊客へのサービス、広告等です。
ちなみにここオーストリアではBurgenland州のノイ・ジィードラー湖周辺から始まり、徐々に範囲を広くし、現在ではウィーンのStammersdorf、Hütteldorf、Lieseing,
そしてNiederösterreichの広範囲で利用することができます。
この写真はウィーンの有名な
ホイリゲ街Stammersdorfのnextbikeステーションです。
ウィーンではこのStammersdorfの他に、Strebersdorf,Hütteldorf,Liesingと、ウィーンの森や郊外に
通じる場所に設置されています。
利用するためには、インターネット上から登録します。名前、住所、電話番号,Eメールアドレスが必要で、銀行振り込みかクレジットカード決済で、1回限りの1ユーロの登録料がかかります。
料金は1時間1ユーロ、24時間8ユーロです。
地域Mödling, Wr. Neustadt,St. Pölten, Neunkirchen、
südlich (Leopoldsdorf, Hennersdorf, Maria Lanzendorf) 、nördlich von Wien (Region 10 vor Wien) 内は最初の30分は無料です。
オーストリア国鉄カードや、Niederösterreich カードを持っていると使用料が割引されます。
ウィーンの森の景勝地にの例えばBaden,Mödling,Hinterbrühl,Klosterneuburgなどにもステーションがありますので、時間があって事前に調べておけば、天気のいい時などはウィーンの森をこのnextbikeで走ることができるわけです。
返す場所は借りた場所でなくてもよく、決められたnextbikeステーションに返します。
借りている時に、修道院、博物館等を見学する場合は、nextbikeを駐輪しますので、その時に盗難防止のための鍵を用意していれば安心して駐輪できます。
以下オーストリアのnextbikeサイトで、ここで登録からステーションまで確認することができます。
https://www.nextbike.at/ (ドイツ語と英語)
去年2013年6月17日に「ウィーンの自転車文化」、
6月20日に「ウィーン シティバイク」、
7月11日に「ウィーンの電動自転車シェアリング」などと
このコーナーで自転車を話題にしています。
ウィーンの街では、冬は少ないですが、自転車で走る人がたくさんいます。
リンク道路もちゃんと自転車ゾーンが区別されています。
こちらの新聞に、どのくらい自転車で走る人がいたかの統計が載っていました。
これは2012年と去年2013年の統計です。
※ÖSTERREICH より
月 | 2012年 | 2013年 |
1月 | 58.735 | 44.499 |
2月 | 42.190 | 46.576 |
3月 | 176.955 | 90.644 |
4月 | 204.635 | 254.617 |
5月 | 308.736 | 288.511 |
6月 | 330.271 | 311.768 |
7月 | 315.668 | 438.216 |
8月 | 365.305 | 343.061 |
9月 | 278.138 | 243.841 |
10月 | 189.166 | 208.204 |
11月 | 120.894 | 133.994 |
12月15日まで | 34.392 | 48.266 |
やはり夏が一番多く自転車を使っていますね。
でも、冬でも自転車で移動する人はかなりいることがわかります。
2013年6月17日にこのコーナーで自転車文化について少し書きました。
自転車も生活に密着し、ハイキングと同様、余暇に楽しまれています。
国内にはハイキングコースと同様に様々な自転車コースがあるわけですがその中でウィーンの森にあるHelenentalradweg
(ヘレーネ渓谷サイクリングコース)は地元で有名なサイクリングコースのひとつとなっています。
その名のHelenentalはウィーンの南の森で、地元でも観光でも非常に有名な場所です。
ただ、通常の観光ではウィーンの南の森の見所
ヘルドリッヒスミューレ、マイヤーリンク、バーデン等が一般的)を見学し、このHelenentalを経由してBadenに抜ける時、その逆でBadenからマイヤーリンクに入る時、またはマイヤーリンクからAlland経由でウィーンへ戻る時、もしくはその逆ルートの時にHelenental を通るのが一般的です。
そのHelenentalはシュベヒャート川が流れ、その川に沿って有名なベートーヴェンの散歩道があり、それはハイキングコースとしても人気があります。
そのベートーヴェンの散歩道の川を挟んで反対側にHelenentalradwegが通っています。
ウィーンから始まる全長93.9kmあるサイクリングコースThermenradwegが通るBadenから始まり、Helenentalを通り、Allandの中央広場までの21.2kmの行程です。
道もアスファルトとちょっとした砂利道でとてもよく整備されており、また案内表示もとても
分かり易くなっています。
また途中にはそれなりの見所や休憩できるスポットいくつかあります。
オーストリアにはハイキングコースと同様、この様なサイクリングコースもたくさんありますが、このHelenentalradwegはオーストリアで最も素晴らしいコースのひとつとも地元では言われています。
ちなみにこのコースのAlland のすぐそばにはマイヤーリンクがあり、そこは歴史的に有名なオーストリアのルドルフ皇太子が1889年「悲劇のマイヤーリンク」と言われているピストル心中自殺を遂げた有名な場所があります。
しかしここに来るたびに思いますがそんな悲劇が起きたとは思えない美しく、
のんびりした場所です。
ウィーンの街はシティバイク、CAR2GO といったシェアリングを
積極的に取り入れています。
最近右の写真に見られる
シェアリング電動自転車スタンド
を見ました。
これはまだテスト段階で、テストユーザーだけが使えるものです。
eMorail と呼ばれている
ÖBB(オーストリア国鉄)とその他10以上の地元企業とのプロジェクトで、鉄道、カーシェアリング、電動自転車シェアリングを組み合わせたものです。
このタイプの電動自転車は、250W,最長走行距離70km,
100%充電するまで7時間かかります。
ウィーンでは、Meidling とBusiness Park Vienna の2箇所に設置されています。
ウィーンの街には何年も前から誰でも借りられる自転車「CITYBIKE WIEN」があります。
当初は登録もなくタダで誰でも乗れました。
しかし家に乗って帰る人や、ウィーンの自転車が何とベネチアにも出没したり、国境を越えて持って行く人がいたため、改良が重ねられ現在は登録制になってこれが定着しています。
登録は最初の一回だけで、ターミナルでもインターネットからでも行え、Citybike card,オーストリアの銀行カード(バンコマートカード)、クレジットカードのどれかひとつが必要です。
ウィーンには現在111ヵ所のCitybike ターミナルがあります。(2016年7月現在では121ヵ所)
既に登録済みの上記の3つのカードのどれかをターミナルのカード差込口で認識させて、自転車番号とパスワードを入力して借りられます。
最初の登録料で一回だけ €1.- かかりますが、その後は以下の料金です。
1時間まで | 無料 |
1~2時間まで | 1ユーロ |
2~3時間まで | 2ユーロ |
3~4時間まで | 4ユーロ |
それ以降最長120時間まで | 1時間につき4ユーロ |
鍵をせずに返却した場合 | 20ユーロ |
120時間を超えて返却した場合 |
600ユーロ |
かごもついてますし、非常に手軽で便利で、とても使い易いです。
ヨーロッパは自転車文化がとても根付いています。
ウィーンも陽気が暖かければ、自転車に乗っている人をとても多く見ます。
またこちらでは朝夕のラッシュ時を除いていくつかの規則を守れば地下鉄に自転車を持ち込んでもいいんですね。
ウィーン市内には自転車用の道が至る所にあります。自転車専用道路というのは中心には少ないですが、自転車専用ゾーンが多く作られています。
この写真はリンク道路沿いで、歩行者ゾーンと自転車ゾーンがハッキリ分かれていますね。
かなり速く自転車も走ってきますので歩行者として歩く時にはそれなりに注意をする必要があります。
ウィーンは当初レクレーションとして自転車が普及しました。
1878年には「ウィーン自転車クラブ」というものが作られています。
当時の自転車は、前輪がかなり大きくて後輪が小さいという、
今見るとレトロなタイプの自転車でした。それは石畳が多い街なので、その方が走り易かったとされています。
自転車で郊外に出かける人も多いですし、散歩代わりにドナウ河沿いを走ったり、ウィーンの森界隈を走る人を多く見かけます。
またスポーツショップの自転車コーナーには小さい子供から趣味、専門的な分野まで幅広く関係商品が売られています。