前回の知られざる美しい中庭風景30では、ウィーン3区にあるSünnhofとベートーヴェンのハイリゲンシュタットにある遺書の家の中庭を話題にしました。
今回はウィーンからはかなり遠いケルンテン州からです。
日中半袖で過ごせる日があったにもかかわらず、ここ数日の朝方は冷え込んでいて、今日の朝方はマイナスです!
日中も気温が上がらず10℃前後で、春がどこかに行ってしまったようです。
シュタイヤーマルク州では寒さのために果物栽培に大きな影響が出ているようで、収穫時のことが心配されています。
さて、今日は再び花をテーマにします。
ウィーンの街を観光する時には公共交通機関での移動も欠かせません。
ウィーンの公共交通機関は営業距離では世界で5本指に入る長さを持っていて、非常に便利に街を網羅しています。
特に地下鉄、路面電車に乗るという方は多いでしょう。
去年の秋に2回シェーンブルン宮殿に地下鉄U4で行く方への注意をここに書きましたが、
またその地下鉄4号線(U4)の工事が4月30日から始まります。
先日、ケルトのお祭り(Keltenfest)に行って来ました。
名前の通りケルト人をテーマにしたもので、年に一度この時期開かれる地元ではかなり知られたお祭りです。
日中は半袖でも過ごせる暖かい日が続きましたが、4月24日から気温が下がり朝方は4℃、
日中も10℃前後となる冬がぶり返したような陽気になりました。
昨日は晴れたり、雨が降ったり、また雹が降ったりと変な天気で雲の動きが複雑となっています。
昨日御一緒したお客様から「花がたくさん咲いているのにいつもこんなに寒いのですか」という質問がありました。
さて、今日は毎年この時期にここで紹介しているライラックです。
毎年内容は似ていても、花の写真が違いますし、撮影した場所も違います。
ウィーンは森の都と言われる通り、ヨーロッパの街の中では街の広さに対し緑の比率が最も高い街です。
ウィーンを歩かれたら分かりますが、街の至る所に緑があります。
でもその豊かな緑を囲むもっと大きな緑がウィーンの森ですね。
通常ウィーンに観光で来る方は長期滞在される以外ではあまりウィーンの郊外に出かけることはないでしょう。
でも同じウィーン市でも郊外は中心界隈とはかなり雰囲気が違っています。
私はよく家族と空いている時間には郊外に出かけ自然を楽しみますが、陽気がよくなってきた春からは自転車にもよく乗ります。
自転車もこちらでは重要な文化のひとつですね。
リンク道路を始め、至る所に自転車専用ゾーンが設けられています。
街中以外でもEuro Veloにも指定されている本格的なサイクリングコースやドナウインゼルなどよく知られています。
以前このEuro Veroにもなっている気持ちのいいサイクリングコースを話題にしたことがありますが、その近くにも地元でポピュラーなコースがあります。
オーストリア政府が難民の数を制限したことや、EUとトルコの3月18日の取り決めにより明らかに難民の数が減少しました。
この取り決めはギリシャに不法入国した難民をトルコへ強制送還するものです。
今までのルートは制限されオーストリアやドイツへすぐには向かえなくなった彼らは当然新たなルートを見い出しています。
一昨日は桜の森祭り(KIRSCHENHAINFEST)があり、カンザン(セキヤマ)が咲いているのがまだ見られました。
この種の桜はウィーンの色々な場所に植えられているのを見ることができます。
学名でPrunus(サクラ属)では今年ベニバスモモやアーモンドについて書きました。
今日のこの花もこの時期よく見られるPrunusです。
昨日の4月21日は毎年恒例のKirschenhain (桜の森)祭りが行われました。
この桜の森まつりは今年で15年目を迎え、過去3回雨で中止になっているので、今年は
12回目ということになります。
このイヴェントはウィーン市21区、ウィーン市森林局、日本大使館の主催によるもので、
ウィーンのドナウインゼルという人口の島の一角で毎年この時期に行われます。
昨日はシェーンブルン宮殿で春を感じたことについて書きましたが、ウィーンの街はかつての帝国の都を今でも十分見ることができ、荘厳な建造物が多く建ち並んでいます。
それらは街中の多くの緑とたくさんの花によってより美しい姿に見えます。
今日のこの黄色い花も街の至る所に咲いています。
ここ数日は日中半袖で過ごせるぐらいの暖かい日が続いていますが、午後遅くになると雲が出始めて陰ってきます。
昨日は午後まで雨でちょっと肌寒い日でしたが午後遅くにはいい天気になりました。
この時期春でも大気が不安定であることはよくあることです。
日本からのパッケージツアーの場合ウィーンの市内観光はたいていシェーンブルン宮殿から始まります。
昔のようにガイドがホテルまで迎えに行って、そこから観光が始まるということはパッケージツアーの場合は非常に少なくなりました。
国家ガイドやバスの運転手などは時間での契約ですから拘束時間が決まっています。
単純に限られた時間の中で観光内容を盛り沢山にすれば時間内に収まり切れないので、時間を節約するためにシェーンブルン宮殿で直接ミートするわけです。
団体ツアーの場合は添乗員さんがいますからホテル出発ではなくてもあまり問題はないわけですね。
この時期日本からのお客様にバスでの移動中、「車窓から白い花が多く見られるのですが何でしょうか?」とよく聞かれることがあります。
ザルツブルクやチェスキークルムロフからウィーンに移動する時、または逆にウィーンからそちら方面に移動する時にA1高速道路を使いますが自然の中で白い花が咲いているのがよく見られ、しかも背丈がかなり高いのでよく目立ちます。
その花はウィーンの街中にもたくさん見られる"サクラ"の一種でお客様にも「それはおそらくサクラだと思いますよ」と言うと、「あ~、やっぱりサクラですか!」ということがよくあります。
緑が溢れ始めているウィーンの街は散歩をするのが楽しい陽気になって来ました。
年間通して仕事をしていて緑や花が多くなると歩いていても気分がいいです。
さて、昨日は毎年この時期恒例の"Raritätenbörse"に行って来ました。
新緑が多くなってきたこの4月半ばにウィーンの市庁舎広場では毎年恒例のシュタイヤーマルクドルフ(STEIERMARKDORF)が開かれます。
今年で20回目を迎えたこのイヴェントはオーストリアのシュタイヤーマルク州を宣伝するもので、シュタイヤーマルク州のそれぞれの地域からの地元の人が自慢の特産物を披露し、
シュタイヤーマルク州の文化風土や味を提供します。
シュタイヤーマルク州は緑の州とも言われ州都がオーストリアではウィーンの次に人口が多いグラーツで、私個人的には大好きでここは世界遺産にも登録されています。
ウィーンの街を始め郊外でも緑がかなり多くなり、ウィーンの森を車で走っている時に高速道路上から新緑が至る所に見られ春のこの時期ならではのすがすがしく爽やかな景色になってきています。
毎年その時期に咲くよく見られる花をこのコーナーでは取り上げているので、同じ花が毎年いくつも登場していますが同じ花でも撮影している場所や時間が違いますし、また季節を意識できるということで話題にしています。
今日のこの花も地元では非常にポピュラーな花です。
ウィーンの王宮を観光する人も多いでしょう。
王宮は夏の離宮であるシェーンブルン宮殿よりもはるかに長い歴史を持ち、様々な建築様式から成り立っていてとても複雑です。
王宮の方がハプスブルグ家のメイン宮殿であり、同時に神聖ローマ帝国の皇帝の居城として長らく君臨してきました。
ひとつの観光スポットとしてはシェーンブルン宮殿がオーストリアでは最も多くの人が訪れますが、旧市街にある王宮もシェーンブルン宮殿と同様に重要です。
王宮は外から見るだけでも様々な建築様式であることがわかりますので、それだけでも十分おもしろいですが、博物館だとシシィ博物館、皇帝の部屋、宝物館などが非常に重要です。
博物館の中でSilberkammer (銀器博物館もしくは宮廷銀器・食卓調度コレクション)も
重要です。
去年リンク道路完成150周年記念の年で、同時に路面電車第1号が走りましたので、路面電車も去年は150周年記念ということになりました。
Straßenbahn (シュトラッセンバーン)とこちらでは言われている路面電車はウィーンの街に本当に街の風景によく合っています。
団体ツアーでも年間を通して、観光中頻繁に"路面電車体験乗車"というプログラムが含まれています。
このような企画はウィーンの市内観光におもしろいアクセントを加えます。
また、ツアーによっては路面電車を丸ごと1台チャーターすることもあります。
今回はまた別のお客様と路面電車を貸し切った時の話題です。
ウィーンのリンク道路の並木を始め、公園や街路樹に植えられている木々の緑が多く見られるようになってきました。
街中のカフェテラスにはたくさんの人が座っていて、春を感じるこの時期です。
個人的に植物にも興味があり、季節を感じるものとしてこの時期は花の話題がどうしても多くなってしまいますがこの花もウィーンの至る所に見られるものです。
オーストリアは84.000km²と北海道よりも少し広いぐらいの小さな国ですが、旅の全ての魅力を持った美しい国です。
私はもう何度となくここに書いていますがウィーンが大好きで"帝国の都"という空気が今も漂っていて上品さと優雅さを持ち、住むのはウィーン以外には考えれません。
でもウィーン以外にもたくさんの見所があり、仕事でも個人的にもよく出かけます。
例えば個人的にも大好きなヴァッハウ渓谷はドナウ河の最も美しい部分で世界遺産にも登録されシーズン中はよくお客様を御案内していますし、家族ともよく出かけます。
つい先日、仕事として今年初めてのヴァッハウ渓谷を2日続けて御案内しました。
春になり散歩をしたくなるいい陽気になってきました。
ウィーンの街中も日に日に緑が多くなってきています。
うちはいい天気の時によく近場に出かけて自然の中をちょっとしたハイキング気分で歩くことを楽しむのですが、一週間前先日4月始めにお気に入りの自然公園Hagenbachklammに今年になって初めて行って来ました。
ウィーンの街は自然を観察していると1月終わりぐらいから少しずつ花が咲き始め、特に3月後半から5月にかけて多くの花が咲き始め、それと共に緑豊かになっていきます。
この春の時期はやっぱりいいですね。
冬から春というのは草木の変化をすぐに感じられますね。
さてこの時期は桜やベニバスモモのように桜に似た花がたくさん街中や自然の中で見られますが、以前はこの木の"実"を紹介したことがありましたが、今日はそれが開花している時を紹介したいと思います。
ウィーン市の幼稚園と小学校についての3回目です。
前回は休みのことや小学校の入学などについて少しまとめました。
も御覧下さい。
日本では4月から新年度が始まりますから小学校1年生の入学式をこの前済ませた方や、社会人として働き始める方も多いでしょう。
今回はこちらの小学校の入学式について少し紹介します。
復活祭の3月27日から夏時間になり、それに合わせるかのようにウィーンの街は春らしくなってきました。
街路樹にも多いマロニエもつぼみが見られリンク道路沿いの並木も緑が徐々に多くなってきています。
春のこの時期は花の話題が多くなりますが、季節を象徴するものですからそれはそれでいいと思います。
今日のこの花も地元ではよく知られた花です。
去年の夏もとにかく暑い日が多かったウィーンです。
30℃を越えた日が44日間もあり、35℃~38℃という日も多かったです。
その時期ウィーンに来られた方は、「もっと涼しいと思いました・・・」とか「日本の暑さから脱出できたと思っていたのに・・」という言葉を毎日のように聞きました。
今年もすでに4月に入ってさわやかで気持ちいい朝と日中も20℃を超える日が続いてます。
街中では半袖でいる人も多く見かけるようになりました。
さて、暖かい陽気になり、カフェのテラスに座っている人も多くなりました。
そろそろ冷たい飲み物を飲みたくなりますね。
毎年のことですが、何度となくお客様から"アイスコーヒー"を飲みたいんですが・・・という要望を聞きます。
ウィーンはカフェ文化が根付いている街ですから、アイスコーヒーも当然あるだろうと思われると思いますが、実は日本的なアイスコーヒーはほとんど期待できません。
それこそスタバにでも行けば提供されていますが、一般的なカフェハウスにはありません。
そもそもコーヒーは熱いものですから、それを冷たくして飲むという習慣があまりなかったからでしょう。
カフェに入って"アイスコーヒー"と注文すればアイスコーヒーは出て来ますが、全く別の
スタイルでのアイスコーヒーが登場しますので、えっ!と思われてしまうでしょう。
それが今日のテーマである"Wiener Eiskaffee" (ヴィーナー アイスカフェ)です。
ウィーンに初めて観光で来た人がシェーンブルン宮殿を訪れないということはまずないでしょう。
オーストリアではひとつの観光スポットとしては最も多くの方が訪れるのがシェーンブルン宮殿です。
シェーンブルン宮殿はヨーロッパでの重要なバロック建築であり、オーストリアの世界遺産にも登録されています。
そのシェーンブルン宮殿の入場料金も物価の水準に合わせて少しずつ値上がりしています。
去年の2015年度も3月15日から新料金となりましたが、今年2016年度も3月15日から値上がりしています。
以下新料金表です。
ウィーンの街は森の都ですから緑が豊かな街です。
3月の半ばからウィーンは日に日に花が咲き始めているのがわかります。
リンク道路沿いの公園などを始め、街中で特徴ある花がたくさん見られます。
やっぱり花が咲いたウィーンの街は冬場とは全然違います。
たいていのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと書かれているケルントナー通りには白い花が印象的な木が今年何本も植えられました。
今日はそれをテーマにしたいと思います。
ウィーンにはたくさんの路面電車が走っていますね。
去年2015年はリンク道路開通150周年記念と同時に、路面電車も150周年記念です。
ウィーンの路面電車はリンク道路開通と同時に営業が始まりました。
最初の区間はSchottenring~Hernals間で、鉄道馬車から始まっています。
ウィーンの路面電車は市民の重要な足としてなくてはならない存在です。
リンク道路上から外側に向かってや、中心を全く経由しない路面電車など本当に多くの路面電車が活躍しています。
路面電車もウィーンの街の風景に溶け込んでいます。
さて、私も頻繁に路面電車を利用しますが、仕事でも日本のツアーの皆様と路面電車をチャーターして乗ったり、観光中に路面電車体験乗車をプログラムに入れている団体ツアーも多くあります。
乗るとわかりますが、たくさんの分かれ道があって、系統番号によって様々な方向に走るわけですが、分かれ道には当然ポイントがあります。
このポイントの切り替えは、通常路線の場合ポイントに設置してある無線が路面電車と反応して自動で切り替わるようになっています。
しかし時としてそれが機能しないことがあったり、プログラムされていないルートを走る時には手動で切り替える必要があるわけです。
復活祭がも終わり昨日から4月に入りました。
街中はだいぶ春らしくなっていて、一昨日は20℃を超えました。
さてこの時期こちらでは多く見られる定番の花を今年も話題にしていますが、今日のこの花も至る所に見られるものです。
復活祭が終わり、春がより身近に感じられるようになりました。
ウィーンは"Osterferien"という復活祭休暇が3月19日から3月29日まであり、学校はお休みでした。
この復活祭時期に日本からたくさんのお客様がウィーンに来られましたが、ヨーロッパの他の国々・・・特にイタリアからもたくさんの観光客が復活祭のウィーンを楽しみました。
私も復活祭の時も毎日仕事をしましたが、シェーンブルン宮殿の混雑はすごいものがありました。