キリスト教

キリスト教はこのように成立した

今日から12月ですね。

こちらはアドヴェント習慣に入っていて、天気はどんよりしているもののクリスマス一色のウィーンの街です。

クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。

クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。

今日はキリスト教の成り立ちについて簡単にまとめようと思います。

 

 

キリスト教なくしてはヨーロッパ文化は語れません。

キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。

実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。

 

キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、

教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生したものです。

古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。

民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。

紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。

紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。

そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。

その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。

 

そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。

紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。

最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。

ユダヤとは、ユダ族が居住していた地方の名前です。

 

旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。

ただ・・・

ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。

 

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Allerheiligen(万聖節)2022年

昨日はハロウィンでしたが、去年と比べるとたくさんの子供達や若者が夕方から出歩いてましたね。

うちにも10回ぐらい家の呼び鈴が鳴らされ、お菓子などをもらいに近所の子供達が来ました。

改めてハロウィン習慣は若い世代に浸透していることを感じました。

 

今日から11月ですね。

今日はAllerheiligenという祝日です。

 

11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。

ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。

AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。

 

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ハロウィン習慣(2022年)

今日は10月31日...早いもので明日から11月に入ります。

ここ数日は朝がどんよりしていますね。

徐々に冬の訪れを感じます。

 

オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。

これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。

明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。

その前日の今日はハロウィンですが、毎年ハロウィン習慣がオーストリアにもより浸透している気がします。

 

 

オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。

オーストリアの全人口が898万ですから、200万人以上の人ということになりますね。

特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。

特に15歳~29歳の世代に広く受け入れられています。

過去2年間はコロナ規制のおかげでパーティーも自粛ムードでしたが、今年はコロナ以前のようです。

自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくてもその2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。

子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。

 

 

今年は15歳~29歳の少なくとも75%はハロウィンを祝い、1人平均30ユーロの支出ということです。

49%はチョコレートやお菓子、21%はカボチャを加工、13%は装飾に支出するということです。

33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。

60歳以上の世代はわずか9%しかハロウィンを祝いませんので、いかに若者に支持されている習慣かがわかります。

 

さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。

魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば今年はオーストリア全体で55.000.000ユーロもの経済効果があるとされています。

 

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8月15日はマリア被昇天(2022年)

今日から日中の気温がまだ30℃を超え、暑い週始めとなりました。

8月も半ばになり休暇シーズンも終わりに近づいています。

今年は3度目のコロナ禍の休暇シーズンとなりましたが、明らかに旅行者が増えていますね。

でも周辺諸国からの個人観光客が目立ち、団体ツアーは全般的にまだまだで、日本を始めアジア、アメリカなどももう少し時間がかかりそうです。

 

さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で祝日です。

 

イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。

ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。

信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。

子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。

また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。

ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。

その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。

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Fronleichnam(聖体祭)2022年

しばらく湿気が強く雨が多く降る日が続いていましたが、昨日はこの時期らしいカラッとした空気になっているウィーンで、夏至に向かって日がもう少し長くなり、休暇シーズンの空気が街中に漂っています。

しかし・・・今日は午後から再び湿気が強くなり、雨が降る予報になっています。

気温も日中29℃と蒸し暑い日になりそうです。

 

さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の

"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は4月17日が復活祭、6月5日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月16日が聖体祭になるわけです。

 

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。

謝肉祭四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。

その後は、キリスト昇天聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。

 

 

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Pfingsten(聖霊降臨祭)2022年

昨日の午後、ドナウ河沿いを散歩したのですが、空が暗くなり雨が降り始めてきました。

当初は降ったり止んだりしていたのですが、17:30過ぎぐらいからさらに空が暗くなり、雷を伴った非常に強い雨が降り、台風のような強風が吹き荒れました。

しかし1時間も経たないうちに青空に戻りましたね。

 

さて、今日6月5日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。

もっとも今日は日曜日でもありますが。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月17日、その後キリスト昇天が5月26日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

 

 

 

 

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Christi Himmelfahrt (キリスト昇天)2022年

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。

 

今日2021年5月26日はキリスト昇天の日で祝日です。

キリスト昇天祭とよく言われています。

こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。

今年はコロナ規制もかなり緩和されて、多くの人が出かけるのではないでしょうか。

キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。

キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。

 

ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。

そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。

使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。

この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。

金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。

今年2022年の復活祭(OSTERN)は4月17日でした。

地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。

これが今日であるキリスト昇天祭です。

 

 

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イースターエッグに色を塗るのはなぜ?

昨日4月17日が復活祭でした。

今日はOstermontag・・・復活祭の月曜日でお休みです。

ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。

 

うちは無宗教ですが、年間を通してこちらの習慣を取り入れて生活を楽しんでいます。

復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣です。

別にFatenzeitを守っているわけではありません。

うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。

現在ではスーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。

 

ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?

 

これは四旬節と密接な関係があります。

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

 

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。

      

当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。

その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。

教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。

大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。

それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。

 

そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。

ちなみにイースターエッグを食べる時にこちらでは"Eierpecken"をやる習慣があります。

Eierpeckenとはお互いのイースターエッグをぶつけ合って相手の卵を割るんですね。

この時自分の卵を割らずに相手の卵を割ったら勝ちとなります。

 

復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を楽しめます。

 

今日ここに掲載した写真は義理の母が用意したもので、Bioのたまごをそのまま利用したので色付けしていない自然の色です。

昨日うちでは残っていたたまごを茹でて赤い色をつけました。

 

 

 

 

 

 

 

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OSTERN(復活祭)2022年

今日4月17日はOSTERN(オステルン)・・・いわゆる復活祭です。

毎年復活祭は天気が良くなかった気がしますが、今年は現時点で青空が広がっています。

しかし気温は上がらず朝7:00の時点で3℃、2月や3月の方が気温が高く、日中も13℃ぐらいまでしか上がらないようなので肌寒い1日になりそうです。

 

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。

今年は3年ぶりでシェーンブルン宮殿の復活祭市Freyungの復活祭市もオープンしています。

4月11日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いでしょう。

クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。

 

生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

 

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復活祭時期に見られる3つのシンボル

今日からコロナ規制がさらに緩和されました。

病院・介護施設を除いてウィーンでも2Gなどの陰性証明提示が無くなりました。

これによりカフェ、レストランも自由に入れることになります

さらにFFP2マスク着用も公共交通機関、スーパーなどの生活不可欠な店舗以外は要らなくなりました。

博物館内もマスク着用義務はありません。

今年はシェーンブルン宮殿Freyungなど3年ぶりに復活祭も開かれていて、人出も多くなりもういい加減にコロナ終わらせたいよ・・・という空気がそこらじゅうに漂っています。

 

今年は復活祭が4月17日・・・明日ですね。

去年の4月4日でしたから約2週間遅いわけです。

復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。

OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。

今日はこの復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。

 


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灰の水曜日と四旬節(2022年)

昨日3月1日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。

四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月17日ですから、今日の3月2日が灰の水曜日となります。

 

四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。

今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。


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Fasching (ファッシング)・・・謝肉祭(2022年)

今日から3月ですね。

今日3月1日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので明日から四旬節に入ります。

今年は復活祭が4月17日であり、去年は4月4日でしたから謝肉祭も去年より2週間ほど遅くなるわけです。

"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。

 

謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。

Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。

四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。

 

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月17日ですから、3月2日が灰の水曜日となり、その前日3月1日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。

   

40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。

そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。

余談ですが"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)はこの時期多くの人が食べるポピュラーなものです。

 

 

多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。

仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。

 

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今日はバレンタインデー

今日の朝も昨日ほどではありませんが0℃を少し下回って冷え込んでいるウィーンです。

しかし今日も青空が広がるいい天気になりそうです。

Semesterferien(学期休み)が終わり、今日から学校が始まります。

 

さて今日2月14日はバレンタインデーですね。

私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。

思い出せば小5の時にが初めてで、その後何回かチョコレートを貰った記憶があります。(本当ですよ 笑)

今となってはいい思い出です。

こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。

 

バレンタインデー・・・こちらではValentinstagと呼ばれ、聖人のヴァレンティヌスの日ということになります。

ヴァレンティヌスはドイツ語では"Valentin von Terni"、彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、269年2月14日に亡くなったということになっています。

結婚を禁止されたローマ兵士達のために、キリスト教的結婚式を挙げたことによりローマ帝国から迫害されます。

よく知られた伝説のひとつで、彼が迫害され、捕らえられている間に彼が面倒を見ている盲目の娘の目を直したそうです。

彼の死刑の直前にその娘に別れの手紙を書き、„Dein Valentin“と署名したそうです。

 

ヴァレンティヌスを祝う習慣は14世紀に宮廷で大流行りとなり、頂点を迎えました。

18世紀にイギリスで愛し合う2人がお互いにそれを表現し、花とお菓子、クリスマスカードのようにカードを贈る習慣が生まれました。

 

私の小学校~高校の頃は女性がチョコレートを贈る習慣でしたが、こちらでは前述したように男性が女性に贈るのが一般的ですが、どのような物が好まれているのでしょうか?

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Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2022年)

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 

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クリスマスツリーを飾る習慣

今日12月26日も第2クリスマスの日ということでお休みです。

 

今日は特に"Stephanitag"(シュテファニーターク)とも呼ばれ、ウィーンのシュテファン大聖堂でお馴染みの聖人シュテファヌスの日です。

 

 

今日のウィーンは日中の気温もマイナスという寒い日です。

でもクリスイヴの24日はプラス13℃ぐらいになり、例年通り暖かめのクリスマスでした。

その前は寒くて、昨日25日の昼過ぎぐらいからは気温が下がり、夕方には少し雪も降りマイナスになりました。

これはどういう気候現象なのでしょうか。

毎年クリスマスだけは暖かくなる・・・運命のいたずらなのか偶然なのかわかりません。

 

さて、今日はクリスマスツリー🎄を飾る習慣についてお話ししましょう。

クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。

そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。

おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。

 

まずクリスマスの起原を参照して下さい。

ここで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。

 

その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。

 

農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。

 

北欧のユールの祭りからも影響を受けています。

北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。

 

 

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今日はMaria Empfängnis (2021年)・・・無原罪の御宿りであり 受胎告知ではありません

この時期のウィーンの主役はクリスマスです。

年間を通してクリスマスが生活の中では一番重要ですが、Advent時期には重要な日がいくつかあります。

一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場するはずでしたが、今年も去年同様にロックダウン中なのでそれぞれの家庭でニコロ習慣を楽しんだはずです。

そして今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。

 

Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。

 

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Allerheiligen(万聖節)2021年

昨日はハロウィンでしたが、去年と比べるとたくさんの子供達や若者が夕方から出歩いてましたね。

うちにも5~6回家の呼び鈴が鳴らされ、お菓子などをもらいに近所の子供達が来ました。

子供達と言っても、中学生ぐらいが多かったですね。

ハロウィン習慣は若い世代に浸透していることを感じました。

 

早いもので今日から11月です。

今日はAllerheiligenという祝日です。

 

11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。

ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。

AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。

 

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ハロウィン習慣(2021年)

今日から冬時間に戻りました。

日本との時差は8時間となるわけですね。

 

さて、オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。

これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。

明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。

その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。

 

 

オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。

オーストリアの全人口が893万ですから、200万人以上の人ということになりますね。

特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。

15歳~29歳の多くはハロウィンを祝うということです。

自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。

子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。

 

 

ウィーンはどうでしょう?

15歳~29歳の75%はハロウィンを祝う15歳~29歳の80%はハロウィンのためにお金を支出したい

1人平均30ユーロの支出

94%は店で購入、26%はオンライン購入

48%はお菓子、19%はカボチャ、17%は奇怪なキャラクター

33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。

 

さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。

魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば今年はウィーンだけでも13.000.000ユーロもの経済効果があるとされています。

 

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Fronleichnam(聖体祭)2021年

今週は日中25℃を越える夏のような暑い日が続きます。

夏至に向かって日がもう少し長くなり、休暇シーズンがそこまで来ています。

今年も新型コロナウィルスのおかげでオーストリア国内で休暇を過ごそうという人が多いようです。

 

さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の

"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は4月4日が復活祭、5月23日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月2日が聖体祭になるわけです。

 

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。

謝肉祭四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。

その後は、キリスト昇天祭聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。

 

 

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Pfingsten(聖霊降臨祭)2021年

去年から今年にかけての冬はそんなに寒くなかった感じがしますが、4月、5月の天気が悪く、雨が降る日が多いです。

朝はたいてい晴れていて青空が広がることが多いのですが、必ずと言っていいほど午後になるとにわか雨が数回降ります。

風が強い日も多く、春といっても肌寒く感じる日が多いような気がします。

この時期でも満開のマロニエが多く見られます。

 

さて、今日5月23日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。

もっとも今日は日曜日でもありますが。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月4日、その後キリスト昇天祭が5月13日、その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

 

 

 

 

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Christi Himmelfahrt (キリスト昇天)2021年

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。

 

今日2021年5月13日はキリスト昇天の日で祝日です。

キリスト昇天祭とよく言われています。

こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。

キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。

キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。

 

ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。

そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。

使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。

この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。

金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。

今年2021年の復活祭(OSTERN)は4月4日でした。

地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。

これが今日であるキリスト昇天祭です。

 

 

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なぜイースターエッグに色を塗る?

昨日4月4日が復活祭でした。

今日はOstermontag・・・復活祭の月曜日でお休みです。

ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。

 

うちは無宗教ですが、年間を通してこちらの習慣を取り入れて生活を楽しんでいます。

復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣です。

別にFatenzeitを守っているわけではありません。

うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。

現在ではスーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。

 

ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?

 

これは四旬節と密接な関係があります。

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

 

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。

      

当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。

その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。

教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。

大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。

それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。

 

そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。

ちなみにイースターエッグを食べる時にこちらでは"Eierpecken"をやる習慣があります。

Eierpeckenとはお互いのイースターエッグをぶつけ合って相手の卵を割るんですね。

この時自分の卵を割らずに相手の卵を割ったら勝ちとなります。

 

復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を意識できます。

 

 

 

 

 

 

 

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OSTERN(復活祭)2021年

今日4月4日はOSTERN(オステルン)・・・いわゆる復活祭です。

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

 

謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。

シェーンブルン宮殿の復活祭市やFreyungの復活祭市なども本来であれば盛況を見せているはずですが、今年も去年同様新型コロナウィルスの影響で中止となっています。

3月29日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いはずですが、今年も自宅で祝うことになります。

クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。

 

生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

 

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復活祭時期に見られる3つのシンボル

本日4月3日の日本時間19:00にウィーンからのLIVE配信を予定しています。

参加を御希望の方はこちらからどうぞ。

 

今年は復活祭が4月4日・・・明日ですね。

去年の4月12日と比べると早いです。

本来この時期は復活祭の空気を楽しんで、別の意味での活気が感じられますが、今年は去年に引き続き2度目のコロナ禍での静かな、家庭で個々に祝う復活祭ですね。

 

復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。

OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。

今日はこの復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。

 


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灰の水曜日と四旬節(2021年)

昨日2月16日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。

四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月3日ですから、今日の2月17日が灰の水曜日となります。

 

四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。

今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。


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Fasching (ファッシング)・・・謝肉祭(2021年)

今日2月16日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。

今年は復活祭が4月4日となり、去年は4月12日でしたから謝肉祭も去年より8日ほど早くなるわけです。

"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。

 

謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。

Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。

四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。

 

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月4日ですから、2月17日が灰の水曜日となり、その前日2月16日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。

   

40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。

そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。

 

昨日は"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を話題にしました。

 

 

多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。

仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。

 

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この時期は "Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)

去年から今年にかけてコロナのおかげで私達のライフスタイルがかなり変わりました。

12月26日より3度目のロックダウンに入り、年が明けて1月6日の Heilige Drei Könige (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)が終わるとクリスマス休暇も終わりという感じで、次の日の1月7日から学校もオンライン授業で始まりましたが、1月17日の11:00に記者会見が行われ、オーストリア政府は3度目のロックダウンを延長することを発表し、25日よりスーパーや公共交通機関では普通のマスクではなく、FFP2マスク着用が義務付けられました。

2月1日に2月8日以降の措置が発表され、2月3日にはさらにオーストリアへの新たな入国規制が発表されました。

2月7日がロックダウン最後の日となりました。

 

しかし、生活がもとにに戻るまでにはまだまだ時間がかかります。

そう言えば先週の木曜日に国立オペラ座の舞踏会もが行われるはずでしたが、中止となりました。

気が付けば明日の火曜日がFaschingsdienstag・・・謝肉祭のクライマックスです。

謝肉祭はイエス・キリストが磔になり、そして復活するまでの厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・・という意味があるわけです。

 

このFaschingnの時期には"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を食べる習慣があります。

Krapfenとは日本的に言えばドーナッツですが、真ん中に穴が空いている定番なドーナッツとは違っています。

むしろ形的にはあんドーナッツに近いのではないでしょうか?

"Faschingskrapfen"ですから謝肉祭ドーナッツとなるわけで、名前の通り謝肉祭時期に食べるものということですね。

 

Krapfen(クラプフェン)という名前はほぼ中世の頃から来たというのが定説で、当時は今のKipferl(いわゆるクロワッサン)の形をしたものがありました。

これを当時Krallenとも呼ばれ、Krallenは"かぎづめ"という意味があります。

このKralleが当時"Chrapho" とか "Krapfe" という呼び方をされていました。

この形は寒い時期に悪い魔女や幽霊から人間を守るための意味がありました。

しかし、どの地域からどのようにして一番最初のKrapfenが生まれたかはハッキリとはしていませんが、いくつかの説があります。

 

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Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2021年)

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 

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なぜクリスマスツリーを飾る?

今日のウィーンは朝6:30の時には3.3℃でした。

昨日は冬至だったので、これから日が徐々に長くなっていくわけですね。

ウィーンの街中には例年通り多くのクリスマスツリーを売る業者が見られます。

この時こそは彼らが主役と言わんばかりにこの時期の風物詩となっています。

うちも土曜日にクリスマスツリーを買いました。

 

クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。

そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。

おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。

生活の中では年間を通して一番重要な行事がクリスマスです。

(宗教的には復活祭ですが)

 

ところでなぜクリスマスにもみの木を飾るのでしょうか?

 

まずクリスマスの習慣を参照して下さい。

ここで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。

 

その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。

 

農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。

 

北欧のユールの祭りからも影響を受けています。

北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。

 

 

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今日はMaria Empfängnis (2020年)・・・無原罪の御宿りであり 受胎告知ではない

この時期のウィーンの主役はクリスマスです。

年間を通してクリスマスが生活の中では一番重要ですが、Advent時期には重要な日がいくつかあります。

一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場するはずでしたが、今年は再ロックダウンだったのでそれぞれの家庭でニコロ習慣を楽しんだはずです。

同時にアドヴェントの第2日曜日だったので2本目のロウソクが灯されました。

そして今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。

 

Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。

 

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キリスト教の成立について

現在再ロックダウン中のオーストリアですが、このコロナ禍でもクリスマスが日に日に近づいています。

今頃はクリスマス市で毎日賑わっているウィーンの街ですが、今年は外出規制もあってクリスマスの空気をあまり感じません。

それでもスーパーなど開いている店舗ではあまり目立た多くてもクリスマスグッズなどが売られてはいます。

 

クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。

クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。

クリスマスが来る前に、キリスト教の成り立ちについてここに簡単にまとめます。

 

 

キリスト教なくしてはヨーロッパ文化は語れません。

キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。

実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。

 

キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、

教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生したものです。

古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。

民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。

紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。

紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。

そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。

その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。

 

そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。

紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。

最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。

ユダヤとは、ユダ族が居住していた地方の名前です。

 

旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。

ただ・・・

ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。

 

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Allerheiligen(万聖節)2020年

一昨日はハロウィンでしたが、今年はコロナ禍なので静かな夜でしたね。

昨日はオーストリア政府が発表した2度目のロックダウンについてまとめましたので、今日は1日遅れとなりましたがAllerheiligenについてです。

 

11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

 

 

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。

ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。

AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

たくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。

 

 

 

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ハロウィン習慣(2020年)

オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。

これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。

明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。

その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。

 

 

オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。

オーストリアの全人口が890万ですから、200万人以上の人ということになりますね。

特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。

15歳~29歳の半数はハロウィンを祝うということです。

自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。

子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。

 

33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。

 

さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。

魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば42.000.000ユーロも毎年支出しているそうです。

今年はもっと多いということになっていて、ウィーン全体ではハロウィン関係の物に、1人平均21ユーロ支出するという計算になっています。

ウィーンの3人に1人の割合で、ハロウィン関係の物を買うようです。

 

 

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8月15日はマリア被昇天(2020年)

8月も半ばになり休暇シーズンも終わりに近づいています。

今年は新型コロナウィルスの影響でオーストリア国内で休暇を過ごす人が多いですね。

日本でも御盆に帰省することに対して色々言われていると思います。

さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で祝日です。

今年は土曜日がマリア被昇天となるため祝日の恩恵がありません。

 

イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。

ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。

ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。

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Fronleichnam(聖体祭)2020年

こちらは9月から新年度が始まりますので、もう年度末ということになりますね。

夏至に向かって日がもう少し長くなり、休暇シーズンがそこまで来ています。

今年は新型コロナウィルスのおかげでオーストリア国内で休暇を過ごそうという人が多いようです。

 

さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の

"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は4月12日が復活祭、5月31日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日6月11日が聖体祭になるわけです。

 

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。謝肉祭四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。

その後は、キリスト昇天祭聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。

 

 

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Pfingsten(聖霊降臨祭)2020年

先週5月最後の週は雨が多く降ったり、晴れて青空が広がったりと不安定な天気でした。

早いもので今日から6月ですね。

日が夏至に向かってもう少し長くなり、開放的な空気が漂うウィーンの街です。

 

さて、昨日5月31日はPfingsten(プフィングステン)という祝日でした。

もっとも昨日は日曜日でもありましたが。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月12日、その後キリスト昇天祭が5月21日、その10日後の昨日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

昨日の日曜日(Pfingstsonntag)と今日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

 

 

 

 

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Christi Himmelfahrt (キリスト昇天)2020年

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。

 

今日2020年5月21日はキリスト昇天の日で祝日です。

キリスト昇天祭とよく言われています。

こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。

キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。

キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。

 

ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。

そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。

使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。

金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。

今年2020年の復活祭(OSTERN)は4月12日でした。

地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。

これが今日であるキリスト昇天祭です。

 

 

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Osterei(復活祭たまご・・・イースターエッグ)はなぜカラフルなの?

昨日の4月12日は復活祭でした。

次の日今日もOstermontag・・・復活祭の月曜日もお休みです。

ドイツ語で復活祭はOstern(オステルン)と言いますが、厳密には"復活祭"という訳ではありません。

この復活祭の時期には至る所にたまご(イースターエッグ)、うさぎ、ネコヤナギが飾られているのが見られます。

これは復活祭の3大シンボルでしょう。

イースターエッグは色々工夫を凝らし、色が塗られていたり、素敵な絵が描かれていたりと色々なスタイルがあります。

どうしてたまごには色が塗られるのでしょうか?

 

これは四旬節(Fastenzeit)と密接な関係があります。

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

 

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。

      

当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。

その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。

教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。

大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。

それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。

 

そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。

 

復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を意識できます。

 

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OSTERN(復活祭)2020年

今日4月12日はOSTERN(オステルン)・・・いわゆる復活祭です。

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

 

謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。

シェーンブルン宮殿の復活祭市やFreyungの復活祭市なども本来であれば盛況を見せているはずですが、今年は新型コロナウィルスの影響で中止となっています。

4月6日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いはずですが、今年は自宅で祝うことになります。

クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。

 

生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

 

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復活祭時期に見られる3つのシンボル

復活祭まであと1週間を切りました。

今年は復活祭が4月12日で、去年の4月21日と比べると早いです。

本来この時期は復活祭の空気を楽しんで、別の意味での活気が感じられますが、今年は新型コロナウィルスの影響で静かな、家庭で個々に祝う復活祭となりますね。

 

復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。

OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。

この復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。

 


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灰の水曜日と四旬節(2020年)

昨日2月25日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。

四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月12日ですから、今日の2月26日が灰の水曜日となります。

 

四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。

今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。


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Fasching (ファッシング)・・・謝肉祭(2020年)

今日2月25日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。

今年は復活祭が4月12日となり、去年は4月21日でしたから謝肉祭も去年より9日ほど早くなるわけです。

"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。

 

謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。

Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。

四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。

 

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月12日ですから、2月26日が灰の水曜日となり、その前日2月25日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。

   

40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。

そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。

 

昨日は"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を話題にしました。

 

 

多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。

仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。

 

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この時期は "Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)

国立オペラ座の舞踏会も今週の木曜日に終わり、週明けの火曜日がFaschingsdienstag・・・謝肉祭のクライマックスです。

謝肉祭はイエス・キリストが磔になり、そして復活するまでの厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・・という意味があるわけです。

 

場所によっては昨日の11月11日11時11分から謝肉祭が始まるという習慣もありますが、これは19世紀以降に生まれた習慣です。

実際にウィーンで生活をしていると1月6日の聖三王の日が過ぎるまではあまり謝肉祭という雰囲気にはなりません。

 

このFaschingnの時期には"Faschingskrapfen"(ファッシングスクラプフェン)を食べる習慣があります。

Krapfenとは日本的に言えばドーナッツですが、真ん中に穴が空いている定番なドーナッツとは違っています。

むしろ形的にはあんドーナッツに近いのではないでしょうか?

"Faschingskrapfen"ですから謝肉祭ドーナッツとなるわけで、名前の通り謝肉祭時期に食べるものということですね。

 

Krapfen(クラプフェン)という名前はほぼ中世の頃から来たというのが定説で、当時は今のKipferl(いわゆるクロワッサン)の形をしたものがありました。

これを当時Krallenとも呼ばれ、Krallenは"かぎづめ"という意味があります。

このKralleが当時"Chrapho" とか "Krapfe" という呼び方をされていました。

この形は寒い時期に悪い魔女や幽霊から人間を守るための意味がありました。

しかし、どの地域からどのようにして一番最初のKrapfenが生まれたかはハッキリとはしていませんが、いくつかの説があります。

 

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聖燭祭 (Marialichtmess)

昨日も一昨日と同様、春の陽気だったウィーンです。

太陽の下だと20℃ぐらいありましたからね。

開放的な空気が街中に漂い、半袖で歩いている人もいました。

 

さて、今日は"聖燭祭"という日本ではもしかしたらあまりポピュラーではないお話です。

 

聖燭祭とはこちらでは多くの人が"Marialichtmess"(マリアリヒトメス)と呼んでいて、毎年今日の2月2日です。

イエスが生まれた後40日後、マリアとヨゼフは律法の定めに従ってイエスをエルサレム神殿に連れて来て、産後の汚れの清めの式を受け、イエスを神に捧げます。

そのためクリスマスの習慣は今日を持って終わるという考え方が普及していて、例えば地域によっては今日クリスマスツリーを燃やす所もあります。

(うちはもう1月の3週目に片付けました)

またこの日は教会の日々の使用に供される蝋燭一年分が教会で聖別される・・・"聖燭祭"というわけですね。

 

今日2月2日はイエス・キリストが聖母マリアとナザレのヨセフによって神殿に連れて来られた際の出来事を記憶して祝うというもので、エルサレムでは5世紀、ローマでは7世紀に祝われるようになったということです。

またヨーロッパでは古くからあった習慣のひとつで、立春の始まりでもあります。

農家では冬が終わって、また今日から春の畑仕事が始まるという区切りの日、また1年の利子や貸しを返す日であり、使用人達もこの日に給料を払ってもらえました。

立春・・・そういった区切りの日であるわけです。

日本での今年2020年の立春は2月4日ですね。

 

 

 

 

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Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2020年)

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 

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クリスマスツリーを飾る習慣について

ウィーンの街中には多くのクリスマスツリーを売る業者が見られます。

この時こそは彼らが主役と言わんばかりにこの時期の風物詩となっています。

 

クリスマスツリーのもみの木はこちらでは"Christbaum" (クリストバウム)と呼ばれていて、本物のもみの木にちゃんと装飾をして飾る習慣があります。

そもそも、"本物のもみの木"という表現がこちらの人からすると滑稽だと思います。

おもちゃのツリーを飾る習慣はないからです。

生活の中では年間を通して一番重要な行事がクリスマスです。

(宗教的には復活祭ですが)

 

ところでなぜクリスマスにもみの木を飾るのでしょうか?

 

まずクリスマスの習慣を参照して下さい。

ここで書いている通り、以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。

 

その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。

 

農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、これは紀元前217年頃からあったとされています。

 

北欧のユールの祭りからも影響を受けています。

北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、 収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。

 

 

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Maria Empfängnis (2019年)・・・無原罪の御宿りであり 受胎告知ではありません

この時期のウィーンの主役はクリスマスです。

年間を通してクリスマスが一番重要なイヴェントがある12月にはそれ以外にも重要な日がいくつかあります。

12月1日がアドヴェントの第1日曜日となり、Adventskranzに1本目のロウソクが灯されました。

今日はアドヴェントの第2日曜日なので2本目のロウソクを灯します。

一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場しました。

今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。

 

Maira Empfängnis・・・マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。

 

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Allerheiligen(万聖節)2019年

昨日はハロウィンで、家にも多くの子供達が仮装をしてやって来ました。

その都度対応するのが面倒なので、あらかじめ玄関前にお菓子を入れた箱を置き、子供達が勝手に持っていけるようにしました。

オーストリアではハロウィンを祝う習慣が年々増加している傾向です。

 

さて、今日11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

 

 

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。

ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。

AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

今日はたくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。

 

 

 

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ハロウィン習慣(2019年)

オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。

これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。

明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。

その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。

 

 

オーストリアでは少なくとも1/4がハロウィン習慣を祝うようです。

オーストリアの全人口が890万ですから、200万人以上の人ということになりますね。

特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。

15歳~29歳の半数はハロウィンを祝うということです。

自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。

子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。


33%の人がハロウィンカボチャを飾り、30%の人がプライベートのハロウィンパーティーに行き、26%の人がレストランなどでハロウィンパーティーをし、22%の大人、70%以上の子供達がハロウィン仮装をするということです。

 

さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果もかなり大きいものがあります。

魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば42.000.000ユーロも毎年支出しているそうです。

今年はもっと多いということになっていて、ウィーン全体ではハロウィン関係の物に、1人平均21ユーロ支出するという計算になっています。

ウィーンの3人に1人の割合で、ハロウィン関係の物を買うようです。

 

 

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8月15日はマリア被昇天(2019年)

先週からウィーンを離れてザルツカンマーグートやZell am Seeそしてウィーンに戻って来ました。

ザルツカンマーグートは何回も訪れている所ですし仕事ではありましたが、私の大好きな所ばかりでオーストリアの美しい自然に触れてきました。

さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で、祝日です。

 

イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。

ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。

ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。

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Fronleichnam(聖体祭)2019年

こちらは9月から新年度が始まりますので、もう年度末ということになりますね。

学校ももうすぐ終わりで、休暇シーズンがそこまで来ています。

そんな空気が感じられる夏のウィーンは開放的でいいですね。

 

さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の

"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたり、三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)の後の木曜日となります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は4月21日が復活祭、6月9日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日20日が聖体祭になるわけです。

 

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。謝肉祭四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。

その後は、キリスト昇天祭聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。

 

 

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Pfingsten(聖霊降臨祭)2019年

5月は不安定な天気が多く、日中10℃にも達しなかった日がありましたが、6月に入って一挙に夏が到来したウィーンです。

日が夏至に向かってもう少し長くなり、開放的な空気が漂うウィーンの街中を歩くだけで気持ちいいです。

 

さて、今日6月8日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月21日、その後キリスト昇天祭が5月30日,その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

こちらでは今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

写真はメルク修道院の教会です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Christi Himmelfahrt (キリスト昇天)2019年

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。

 

今日2019年5月30日はキリスト昇天の日で祝日です。

キリスト昇天祭とよく言われています。

こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。

キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。

キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。

 

ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。

そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。

使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。

金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。

今年2019年の復活祭(OSTERN)は4月21日でした。

地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。

これが今日であるキリスト昇天祭です。

 

 

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Orthodoxe Kirche (正教会)の割合

オーストリアはキリスト教ローマカトリックが国内全体の80%を下りません。

これはヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家がカトリックを守って来たことにも大きな関係があるでしょう。

ローマカトリックはかなりの矛盾を修正し、教理を作り上げて現在に至っていますが、絵画、建築、音楽などの分野で素晴らしいものを生み出しています。

でもキリスト教の本来の性格はOrthodoxe Kirche と言われる東方正教会が流れを受け継いでいます。

キリスト教の成立も参照して下さい。

 

ローマのコンスタンティヌス帝が313年ミラノ勅令により、キリスト教を公認し、コンスタンティヌス帝はその後まもなくの330年、都をローマから、ビザンティオンに移します。

この街は現在のイスタンブールで、当時コンスタンティノープルと呼ばれました。

 

ここを首都として、更にキリスト教が発展をしていき、392年には、テオドシウス帝はキリスト教をローマ帝国の国教とします。395年、ローマ帝国が西と東に分裂し、西ローマ帝国は476年、ゲルマン民族によって崩壊しますが、東ローマ帝国は、オスマントルコにやられる1453年まで、1000年以上も続き、ある意味では正統にキリスト教を守っていきました。

昔の名称ビザティオンから東ローマ帝国は、ビザンティン帝国とも言われますね。

 

なのでそこからの基本となるキリスト教は東方教会、俗にオーソドクスと呼ばれ、現在のギリシャ正教に通じる流れが形成され、いわゆる正統派としてキリスト教の習慣を受け継いでいるわけです。

 

今日はこの正教会がどのくらい分布しているかをちょっと見てみましょう。

 

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OSTERN(復活祭)2019年

今日4月21日はOSTERN(オステルン)・・・復活祭です。

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

 

謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。

シェーンブルン宮殿の復活祭市Freyungの復活祭市なども例年通り盛況を見せ、4月15日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いです。

クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。

 

生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

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Osterei(復活祭たまご・・・イースターエッグ)はなぜカラフルか?

まもなく復活祭です。

今年の復活祭は4月21日ですから、今週の日曜日です。

ドイツ語ではOstern(オステルン)と言いますが、厳密には"復活祭"という訳ではありません。

この時期には至る所にたまご(イースターエッグ)、うさぎ、ネコヤナギが飾られているのが見られます。

これは復活祭の3大シンボルでしょう。

イースターエッグは色々工夫を凝らし、色が塗られていたり、素敵な絵が描かれていたりと色々なスタイルがあります。

どうしてたまごには色が塗られるのでしょうか?

 


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復活祭時期に見られる3つのシンボル

復活祭まであと1週間程となりました。

今年は復活祭が4月21日と去年よりも約3週間遅いので、復活祭市なども遅く始まりました。

Freyungシェーンブルン宮殿などには復活祭市が見られ、復活祭の空気をさらに盛り上げてくれます。

街中を歩けば復活祭を感じさせる装飾が多く見られます。

 

復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。

OSTERNについては復活祭当日に取り上げますが、地元の生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思います。

この復活祭シーズンに頻繁に見られる代表的なシンボルを3つ紹介しましょう。

 


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灰の水曜日と四旬節(2019年)

昨日3月5日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。

四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月21日ですから、今日の3月6日が灰の水曜日となります。

 

四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。

今日はこの2つのことについて少しまとめましょう。


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Fasching (ファッシング)・・・謝肉祭(2019年)

今日3月5日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。

今年は復活祭が4月21日となり、去年は4月1日でしたから謝肉祭も去年より3週間ほど遅くなるわけです。

"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。

謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。

Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。

四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。

 

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が4月21日ですから、3月6日が灰の水曜日となり、その前日3月5日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。

   

40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。

そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。


多くの店やレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。

 

仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りでという人ももちろん多いです。

 

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Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2019年)

カレンダーのクリスマスが終わったと思ったら、年末・・・そして新年を迎えてもう1月6日となりました。

時が流れるのは本当に早いですね。

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祝日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 

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Maria Empfängnis・・・無原罪の御宿リ(2018年)

この時期のウィーンの主役はクリスマスです。

年間を通してクリスマスが一番重要なイヴェントがある12月にはそれ以外にも重要な日がいくつかあります。

12月2日がアドヴェントの第1日曜日となり、Adventskranzに1本目のロウソクが灯されました。

一昨日の12月6日は地元で重要なニコロ(聖ニコラウス)の日であり、ウィーンの幼稚園や学校にはニコロが登場しました。

今日12月8日は"Maria Empfängnis" (マリアエンプフェングニス)という祝日です。

 

今日12月8日はMaira Empfängnis (マリア・エンプフェングニス)という祝日です。

マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。

 

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キリスト教の成立

クリスマスが日に日に近づいています。

ウィーンの街を歩けばそこらじゅうにクリスマスの空気を感じます。

クリスマスグッズ、クリスマス市、イルミネーション、ショーウィンドゥの飾り・・・年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。

街中を歩くだけで心がうきうきしてきますね。

クリスマスはキリストが生まれたことを祝うためのもの、ヨーロッパ文化はこのキリスト教なくしては語れません。

クリスマスの成り立ちの前に、キリスト教の成り立ちについてここに簡単にまとめます。

 

 

キリスト教なくしてはヨーロッパ文化は語れません。

キリスト教があったからこそ、様々な建築、絵画、音楽等が生まれ、また現在の人々の生活にも大きな影響を与えています。

実際にキリスト教と言っても様々な宗派があるわけですが、ここではあくまでも成り立ちに触れます。

 

キリスト教の世界が少しでも見えてくると、ヨーロッパの街が違って見えてきますし、

教会、修道院、宗教画などがとてもおもしろくなります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生したものです。

古代オリエントでは唯一の一神教の民族であるヘブライ民族からユダヤ教は生まれます。

民族的苦難が多く続くことから、ヘブライ人だけが信じれば救われる・・・という排他的な考え方が生まれます。

紀元前13世紀中頃にモーセが神ヤハヴェとの契約を結びます。

紀元前13世紀頃のイスラエルの民がパレスチナに定住し、紀元前1021年に12部族から成り立つイスラエル王国が作られます。

そのイスラエル王国が紀元前922年頃、北と南に分裂し、北イスラエルは紀元前722年アッシリアの滅ぼされ、その時に10部族がなくなります。

その南側がユダ王国となり、首都はエルサレムでした。

 

そのユダ王国も紀元前587年、新バビロニアに滅ぼされ、そのバビロン捕囚約50年の間にイスラエル民族の考え方、言ってみればユダヤ教のベースができました。

紀元前539年にユダ王国の人々はユダヤに帰国を許され、ユダヤ教を発展させていき、エルサレムに再度神殿が作られるわけです。

最初の神殿は紀元前10世紀頃、ソロモン王によって作られ、これが新バビロニアに紀元前587年に破壊され、その後ほぼ同じ場所に再建されることになります。

ユダヤとは、ユダ族が居住していた地方の名前です。

 

旧約聖書は紀元前1000年頃から書き始められているようですが、正式に決定されたのは、紀元後90年頃です。

ただ・・・

ユダヤ教の中では「旧約」と言われていません。

 

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Allerheiligen(万聖節)2018年

昨日はハロウィンで、家にも多くの子供達が仮装をしてやって来ました。

その都度対応するのが面倒なので、あらかじめ玄関前にお菓子を入れた箱を置き、子供達が勝手に持っていけるようにしました。

オーストリアではハロウィンを祝う習慣が年々増加している傾向です。

 

さて。今日11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

 

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。

ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。

AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

今日はたくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。

 

 

 

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ハロウィンはオーストリアでも増加傾向

オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。

これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。

明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。

その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。

 

 

昨日の新聞の記事でオーストリアでのハロウィンについて記載されていました。

それによればオーストリアの1/4がハロウィン習慣を祝うようです。

オーストリアの全人口が880万弱ですから、200万人以上の人ということになりますね。

特に若い世代に支持されているようで、アメリカから来たハロウィン習慣・・・でも元はケルト文化から・・・つまりヨーロッパなので、それが精神的にも受け入れられているようです。

15歳~29歳の半数はハロウィンを祝うということです。

自分がハロウィン習慣に仮装したりせず、特に何もしなくても2/3は子供達が仮装して家にやって来るとお菓子を渡しているようです。

子供達が来ても彼らを追い返す人達は7%ということです。

 

さて、200万人以上がハロウィン習慣を楽しむわけですので、それに伴っての経済効果がかなり大きいものがあります。

魔女、悪魔、吸血鬼、血が付いた看護婦などの定番なコスチュームをはじめ、多くのコスチュームが売られ、また飴のようなお菓子など・・・WKO(オーストリア連邦産業院)によれば42.000.000ユーロも毎年支出しているそうです。

 

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8月15日はマリア被昇天(2018年)

先週からウィーンを離れて、ザルツカンマーグートやオーストリア最高峰のグロースグロックナーが見られる山岳道路を通りハイリゲンブルート、ケルンテン州のヴェルター湖、そしてウィーンに戻って来ました。

何回も訪れている所ですし、仕事ではありましたが、私の大好きな所ばかりで楽しいルートでした。

さて、今日8月15日はマリア被昇天の日で、祝日です。

 

イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。

ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。

ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。

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Fronleichnam(聖体祭)2018年

早いもので今日は5月の最後の日です。

5月にもかかわらず連日30℃に達しない夏のような暑さが続き、今日予報では今年初めて30℃を超えることになっています。

その反面Gewitterと言われる雷を伴う一時的な強い雨がオーストリアのどこかで局地的に毎日見られます。

 

さて、今日はFronleichnam(フローンライヒナーム)というキリスト教関係の祝日です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は4月1日が復活祭、5月20日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日が聖体祭になるわけです。

 

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

毎年、3月~6月はキリスト教関係の祝日が多くあります。

謝肉祭四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。

その後は、キリスト昇天祭聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭というわけです。

 

 

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Pfingsten(聖霊降臨祭)2018年

一昨日まで数日間涼しくなり、にわか雨が降ることもありましたが、また気温が上がり、日中半袖で過ごせる日が続きそうです。

朝はとても気持ちいいです。

 

さて、今日5月20日はPfingsten(プフィングステン)という祝日です。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

日本では"祭日"という表現は昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されてなくなり全て"祝日"となっていますが、こちらでは宗教的行事ですので祭日と表現してもいいでしょう。

今年の復活祭が4月1日、その後キリスト昇天祭が5月10日,その10日後の今日が聖霊降臨祭ということになります。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

こちらでは今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

写真は昨日のシュテファン大聖堂です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Christi Himmelfahrt (キリスト昇天)

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

キリスト教が根付いたことから、絵画、音楽、建築などの分野が大きく発展していくことになったので、ヨーロッパ文化を知る上ではキリスト教は重要です。

 

今日2018年5月10日はキリスト昇天の日で祝日です。

キリスト昇天祭とよく言われています。

こちらでは明日の金曜日も休みを取って、長い週末を楽しむ人が多いと思います。

キリスト昇天祭は移動祝日で、復活祭がいつになるかによって決まります。

 

キリスト教はユダヤ教から派生するわけですが、ユダヤ教に新しい風を吹き込んだのがイエス・キリストでした。

キリストは紀元前4年頃生まれたとされています。

 

ユダヤ教の中でも絶望感が漂い、救世主の登場が待ち望まれていました。

 

 

 

そのイエスが救世主(メシア)として、民衆達を導いていきます。

 

使徒を始め様々な支持者がいた反面、古代ローマ帝国に反逆を企てる人物だと見なされて、結局捕らえられ、磔の判断を下されます。この磔の前日の木曜日がいわゆる後の人が名付けた「最後の晩餐」です。

金曜日の午前中に磔にされ、その日の午後15:00ぐらいにはこの世を去ったとされ、

 

翌々日の日曜日に復活することから必ず復活祭は日曜日です。

今年2018年の復活祭(OSTERN)は4月1日でした。

地上で40日間魂として生きたイエスは天に昇天します。

これが今日であるキリスト昇天祭です。

 

 

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OSTERN(復活祭)2018年

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

今日4月1日はOSTERN(オステルン)・・・復活祭です。

去年は4月16日でしたので、今年はかなり早いことになります。

謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。

シェーンブルン宮殿の復活祭市Freyungの復活祭市なども例年通り盛況を見せ、3月26日からの週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いです。

クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時はシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。

 

生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

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Osterei(復活祭たまご・・・イースターエッグ)はなぜカラフルか?

まもなく復活祭です。

今年の復活祭は4月1日ですから、今週の日曜日です。

昨日が後の人が名付けた最後の晩餐で、今日イエスが命を落とすことになります。

ドイツ語ではOstern(オステルン)と言いますが、厳密には"復活祭"という訳ではありません。

この時期には至る所にたまご(イースターエッグ)、うさぎ、ネコヤナギが飾られているのが見られます。

これは復活祭の3大シンボルでしょう。

イースターエッグは色々工夫を凝らし、色が塗られていたり、素敵な絵が描かれていたりと色々なスタイルがあります。

どうしてたまごには色が塗られるのでしょうか?

 


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復活祭に多く見られる3つのシンボル

今年は復活祭が4月1日と去年よりも約2週間早いので、復活祭市なども早く始まりました。

昨日はシェーンブルン宮殿の復活祭市を話題にしました。

街中を歩けば復活祭を感じさせる装飾が多く見られます。

復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言いますが、これは厳密にキリストが復活したことを表す言葉ではありません。

OSTERNについては別の日に取り上げますが、生活の中ではキリストが復活することを祝うよりも、春の訪れを祝う空気の方が強いと思いことを昨日も書きました。

その復活祭シーズンに頻繁に見られる3つのシンボルを紹介しましょう。

 


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Evangelischer Friedhof Matzleinsdorf(Matzleinsdorfのプロテスタント墓地)

ウィーンの墓地と言えば真っ先に中央墓地が挙げられます。

ここは多くの有名な音楽家が眠っていることや映画「第三の男」のラストシーンの並木道があることで知られ、重要な観光スポットとなっています。

私も年間を通してここにはよく来ます。

中央墓地があまりにも有名なので、観光レベルで見ればウィーンにはこれしか墓地がないような印象を受けますがウィーンも外側に行けばそれぞれの地域に多くの墓地が存在しています。

今日はそんな墓地をひとつ話題にしてみます。

 


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灰の水曜日と四旬節(2018年)

昨日2月13日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。

四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が

4月1日ですから、今日の2月14日が灰の水曜日となります。

 

四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。

今日はこの2つのことについて少しまとめておこうと思います。


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Fasching(謝肉祭)2018年

今日2月13日は謝肉祭のクライマックスである火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。

今年は復活祭が4月1日となり、去年は4月16日でしたから謝肉祭も去年より2週間ほど早いです。

"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。

 

謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。

Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。

四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。

 

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が

4月1日ですから、2月14日が灰の水曜日となり、その前日2月13日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。

 

40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。

そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。

 

多くのレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。

仮装用のグッズもたくさん売られていますので、既製品で済ませる家庭も多いですが、手作りと言う人ももちろん多いです。

 

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Faschingskrapfen(ファッシングスクラプフェン)を食べよう

国立オペラ座の舞踏会も今週の木曜日に終わり、週明けの火曜日がFaschingsdienstag・・・謝肉祭のクライマックスです。

謝肉祭はイエス・キリストが磔になり、そして復活するまでの厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・・という意味があるわけです。

 

場所によっては昨日の11月11日11時11分から謝肉祭が始まるという習慣もありますが、これは19世紀以降に生まれた習慣です。

実際にウィーンで生活をしていると1月6日の聖三王の日が過ぎるまではあまり謝肉祭という雰囲気にはなりません。

 

このFaschingnの時期には"Faschingskrapfen"を食べる習慣があります。

Krapfenとは日本的に言えばドーナッツですが、真ん中に穴が空いている定番なドーナッツとは違っています。

むしろ形的にはあんドーナッツに近いのではないでしょうか?

"Faschingskrapfen"ですから謝肉祭ドーナッツとなるわけで、名前の通り謝肉祭時期に食べるものということですね。

 

Krapfen(クラプフェン)という名前はほぼ中世の頃から来たというのが定説で、当時は今のKipferl(いわゆるクロワッサン)の形をしたものがありました。

これを当時Krallenとも呼ばれ、Krallenは"かぎづめ"という意味があります。

このKralleが当時"Chrapho" とか "Krapfe" という呼び方をされていました。

この形は寒い時期に悪い魔女や幽霊から人間を守るための意味がありました。

しかし、どの地域からどのようにして一番最初のKrapfenが生まれたかはハッキリとはしていませんが、いくつかの説があります。

 

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Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2018年)

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 

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Mariaempfängnis・・・無原罪の御宿リ(2017年)

年間を通して生活の中で一番重要な行事はクリスマスでしょうか。(宗教的には復活祭ですが)

クリスマスがあと何日したら来るんだろうとワクワクしながら待つこの時期をアドヴェントと呼んでいますが、クリスマス市が立ち並び、街中のイルミネーションや飾り付けなどクリスマス時期のウィーンはこの時期ならではの空気が流れていて素敵です。

 

さて、一昨日の12月6日は聖ニコラウスの日でしたが、今日は聖母マリアに関する重要な日です。

 

今日12月8日はMaira Empfängnis (マリア・エンプフェングニス)という祝日です。

マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。

 

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聖ニコラウスの日(2017年)

今日12月6日はニコロとも呼ばれている聖ニコラウスの日です。

ここオーストリアではクリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではありません。

サンタクロースがプレゼントを持って来るなどと言うと、オーストリアの人はちょっと苦笑いをするでしょう。

ではクリスマスにサンタクロースが登場しないか・・・というとそうではなく、登場はしますがあくまでも空気を盛り上げるクリスマスのサブキャラクター的なイメージがあるので装飾などには見られますが、プレゼントを持って来ることは絶対にありません。

ちなみにこちらではサンタクロースとは言わず、ドイツ語ではWeihnachtsmann(ヴァイナハツマン)と呼ばれています。

これは直訳すれば "クリスマスの男 " ですね。

そのサンタクロースの元の人物は聖ニコラウスです。

 

聖ニコラウスはカトリックの有名な聖人です。

 

ニコラウスは小アジア(現在のトルコ)のMyra の司教であり、だいたい350年ぐらいに亡くなったとされている聖人です。

 

貧しい人達を憐み、助けて、財産を全て貧者に与えたとも言われています。

 

 

<ニコラウスのエピソード>

 

 

よくある有名な彼のエピソードは、年頃3人の娘を持った、貧しい父親の話です。

お金がなかったので、嫁がすこともできなかた・・・そこで娘たちが体を売ってお金を作ろうとした時に、ニコラウスが3日3晩現れ、その家の窓から、もしくは煙突から金貨を投げ込んだとされています。

その金貨がそこにぶら下げられていた靴下の中(もしくは置いてあった靴)に投げ込まれた・・・ということです。

 

サンタクロースからのプレゼントがどこに入るかという、小さい頃によく聞いた話に何か思い当りませんか?!

 

もうひとつのエピソードは、航海中嵐によって難破しそうになった船の上で、船乗り達がニコラウスの名前を呼んだら海の上にニコラウスが現れて、命を救った・・・ということです。

 

 

 

 

 

 

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Allerheiligen(万聖節)2017年

早いもので今日から11月ですね。

ウィーンの街中もクリスマスイルミネーションが取り付けられ始め、市庁舎前もクリスマス市の準備が始まっています。

 

今日11月1日はAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祭日です。

ちなみに日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、キリスト教関係の祝日ですからあえて祭日という表現を使います。

 

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

 

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。

ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。

AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

 

今日はたくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。

年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

 

 

 

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ハロウィンの習慣はオーストリアにある?

オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。

これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。

明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。

最近この同じ時期にはハロウィンの習慣も見られ、うちにも毎年近所の子供達が何人かでやって来るのでお菓子をあげています。

 

ハロウィンはもともと秋の収穫を祝うと同時に悪霊たちを追い出す古代ケルト人の宗教的な行事が起原とされています。

アイルランド、ケルト習慣で、Allerheiligen(諸聖人の日)の前の晩は「ハロウ・イブ(Hallow Eve)」と呼ばれるキリスト教以前からあった精霊達を祭る夜でした。

これが19世紀に移民によってアメリカに持ち込まれ、ハロウィンとなって現在に至っています。

私はウィーンで生活を始めて25年ぐらいになりますが、当初はハロウィンはほとんど見られなかったと記憶していますが、ここ10年ぐらいから子供達、若者を中心にかなり浸透して来ているんだな・・・と思います。

 

実際にオーストリアではどのくらいハロウィンが普及しているのでしょうか?

数日前に新聞で興味深いデータが掲載されていました。

 

 

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今日はマリア被昇天(2017年)

今日8月15日はマリア被昇天という祭日です。

日本では"祭日"という表現はなくなっていますが、宗教的な祝日ですから祭日でもいいのかなと思います。

昨日の月曜日は平日でしたが週末から続いて昨日も休みを取る方が多かったと思います。

つまりちょっと長い週末ですね。

聖母マリアにもちゃんとエピソードが存在しています。

 

ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。

信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。

また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。

      

ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。

 

その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。

 

キリストが天に昇天し、その後10日後に弟子達の前に現れる聖霊降臨祭が過ぎてから使徒達は世界中に散って行きます。

 

その後マリアは12年、もしくはその倍の24年を生きたとされ、マリアも60歳、もしくは70歳を超えていました。

そこへ1人の天使がマリアの前に現れてマリアに死のお告げをします。

そのお告げとは、3日後に臨終が来るということでした。マリアはもう一度使徒達に会いたいと思いました。

この天使はミカエルとされています。

すると、はるばる雲に運ばれて使徒たちがやって来ました。

そして真夜中にはキリストが到来し、キリストの腕に抱かれてマリアの魂は天に昇って行きました。

この時キリストは使徒たちに3日後に再び来ることを告げました。

使徒達はマリアの遺骸を柩に収めて埋葬しました。

約束の3日後、キリストがマリアの墓に現れ、大天使ミカエルがマリアの魂を抱いていて、「母上、よみがえりなさい」とキリストが言いました。

すると、マリアの魂は遺骸に入り、マリアは起き上がって天使たちに伴われて天に昇天して行きました。

       

聖母マリアはキリスト昇天と違って、自らの力ではなく、天使によって天に昇って行ったので、"被昇天"と表現されるわけです。

マリア被昇天は6世紀から存在しているようですが、1950年ローマ教皇ピウス12世によって正式に教義とされました。 

写真はウィーン美術史博物館にあるルーベンスの聖母被昇天です。

 

 

 

聖母マリアについて 1(マリア崇拝)も御覧下さい。

 

 

 

 

 

 

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Fronleichnam (聖体祭 2017年)

毎年3月~6月はキリスト教関係の祭日が多いです。

それは謝肉祭四旬節が過ぎると復活祭がやってきます。

その後は、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭、そして今日の聖体祭と続きます。

キリスト教で一番大事な復活祭は今年4月16日でした。

復活祭は移動祝日ですので、それに伴ってその後の祝日も毎年日が違います。

ちなみに日本では"祭日"という言葉はすでに廃止されていて、"祝日"になっていますが、こちらでは宗教的な習慣ですから祭日と表現してもいいでしょう。

今日は休暇前ではキリスト教関係の最後の祭日であるFronleichnam(聖体祭)です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は4月16日が復活祭、6月4日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日が聖体祭になるわけです。

 

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

 

 

Fronleichnamではミサが重要であり場所によっては外で行われます。

その後はProzessionという宗教行列があります。

これはカトリック教徒達が司祭や助祭が持つ聖体顕示台と共に祈りながら、そして歌いながら行進します。

Fronleichnamは1246年にベルギーの Lüttich司教区から始まったもので、1264年にはローマ教皇ウルバヌス4世によって全教会の祝祭として定められました。

 

ウィーンのシュテファン大聖堂では今日8:30からミサがあり、そのあとProzessionがあり3.000人の参加が見込まれています。

Prozessionの始まりと終わりには北塔にあるオーストリア最大の鐘 "プンメリン"が鳴らされることになっています。

 

 

 

 

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Pfingsten(聖霊降臨祭)2017年

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

キリスト教があったからこそ、絵画、音楽、建築など様々な分野が生まれてきました。

一言でキリスト教と言っても学問になってしまう複雑さがあります。

キリスト教には少なくとも2000年の歴史があるわけですから、ある意味では当たり前と言えるかもしれません。

クリスマス復活祭などは重要なキリスト教と結びついた習慣ですね。

今日はそのキリスト教関連のPfingsten(プフィングステン)という祝日です。

 

Pfingsten(プフィングステン)は聖霊降臨祭、ペンテコステとも呼ばれ、イエスが復活し、その40日後にイエスは天に昇天、その10日後に再びイエスは弟子達の前に現れて様々な言語を伝えるという出来事があったことを祝う祭日です。

 

日本では"祭日"という表現はおそらく今でもあると思いますが、昭和23年、1948年に"国民の祝日に関する法律"が施行されて"祭日"はなくなり全て"祝日"となっていますが、ここでは宗教的行事ですので祭日と表現します。

 

 

復活祭が移動祝日(祭日)ですので、聖霊降臨祭も毎年日は違います。

今年2017年に関しては、復活祭は4月16日 (日)でした。その4月16日を1日目と数えて40日後の5月25日(木)がキリスト昇天祭 (Christ Himmelfahrt)でした。

その次の日から数えて10日後が今日である6月4日が聖霊降臨祭 (Pfingsten)です。

 

弟子たちが集まっていると、突然天から炎のような舌が現れ、1人1人の上に止まります。

すると弟子たちは精霊に満たされて、様々な国の言語を話し始めた・・・ということです。

これは新約聖書の"使徒言行録"の2章1節以降に見られます。

紀元後130年にはキリストのお祭りとしてすでに存在していたようです。

 

ペンテコステはギリシャ語で"50番目の日"を意味するペンテーコステーに由来しています。

これはユダヤ教においての過ぎ越しの祭りから50日後に祝われる"シャブオット"のギリシャ語訳ということです。

シャブオットはもともと春の収穫に感謝する農業祭でした。

 

復活祭もそうですが、ユダヤ教のお祭りをここでもキリスト教は受け継いでいたわけです。

 

こちらでは今日の日曜日(Pfingstsonntag)と明日の月曜日(Pfingstmontag)はお休みです。

 

 

 

 

 

 

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なぜ復活祭のたまご(イースターエッグ)に色を塗る?

OSTERN・・復活祭が終わり今日から仕事を始めようという地元の人が多いのではないでしょうか。

学校は今日まで休みで、明日から始まる所が多いと思います。

ウィーンで生活をしているとOSTERN の時期にはうさぎ、たまご、ネコヤナギといったシンボルが至る所に見られ、キリスト復活というよりは春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。

 

うちは無宗教ですが、年間を通してこちらの習慣を取り入れて生活を楽しんでいます。

復活祭の時には毎年うちでは義理の母が用意してくれるOSTERSCHINKEN(復活祭ハム)にちゃんとすりおろした西洋わさびをつけて、事前に用意したイースターエッグとパンを必ず食べる習慣となっています。

別にFatenzeitを守っているわけではありません。実際復活祭前の金曜日にも肉を食べましたが、OSTERNは毎年このような習慣です。

うちでも色をつけたたまごを今年も用意しました。

現在ではスーパーなどで色々な種類の色付きたまごが売られていますが、うちは毎年しっかりと色をつけます。

 

ところで、イースターエッグにはなぜ色をつけるのでしょうか?

 

これは四旬節と密接な関係があります。

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

 

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりませんので、卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。

      

当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Osterei(イースターエッグ)に色をつけました。

その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。

教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。

大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。

それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。

 

そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。

 

復活祭の象徴のひとつであるイースターエッグには色が付けられているだけではなく、美しい絵が描かれているようなものなどオリジナリティー溢れる物も多く登場しますので、それを見るだけでも復活祭を意識できます。

 

 

 

 

 

 

 

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今日は復活祭(OSTERN)2017年

今日4月16日はOstern(オステルン)・・・復活祭です。

去年は3月27日とかなり早い復活祭でしたが、今年は遅めです。

謝肉祭が終わり四旬節に入ると、復活祭を思わせるデコレーションが街中にいっぱい登場します。

4月に入るとシェーンブルン宮殿の復活祭市Freyungの復活祭市なども例年通り盛況を見せ、4月10日の週はOsterferien(オスターフェーリエン)・・・イースター休暇なので学校もお休みですから家族連れで出かける方が多いです。

クリスマスの時にはChristkind(クリストキント)がプレゼントを持って来るわけですが、復活祭の時にシンボルのひとつであるOsterhase(オスターハーゼ)・・・復活祭のうさぎがたまごと同様に子供達にプレゼントを持って来る習慣があります。

 

生活の中では年間を通してクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

 

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

このOSTERNがイエス・キリストの復活を祝うことから日本語では"復活祭"と訳されているだけなので、厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung(アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

復活祭は移動祝日で今年2017年は4月16日ですが、去年2016年は3月27日、一昨年2015年は4月5日だったんですね。

キリストが復活したのが日曜日ですから、復活祭は必ず日曜日になります。

 

カトリックでは春分の日を3月21日と固定していて、「春分の日を過ぎて、最初の満月を迎えた後の最初の日曜日」と決められています。

もし満月と日曜日が一致した場合は、その次の日曜日が復活祭で、春分の日当日が満月で、なおかつ日曜日である場合は、次の満月に続く日曜日です。

 

 

そのためカトリックでは3月22日~4月25日に復活祭がやって来ますから、今年はかなり遅めの復活祭ということになります。

 

ちなみに東方正教会はユリウス暦で3月21日を春分の日と定めているため、カトリックのグレゴリオ暦と比べると13日のずれがあるため、4月4日~5月8日になります。

東方正教会では復活大祭と呼ばれています。

これは325年のニケーアの公会議で定められた設定基準です。

 

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復活祭に登場する3つのシンボル

3月の最後の週はいい天気が続き、日中の気温も20℃を超えてとても暖かくなりました。ウィーンの街は緑が多くなり、一挙に春の空気が広がっています。

街中の公園にある芝生の上ではたくさんの人がくつろぎ、ベンチにもたくさんの人が座って春の日差しを楽しんでいます。

今年の1月は本当に寒かったので、2月や3月に咲く花は例年よりひと月は遅く咲き始めました。

この春の訪れにタイミングよく復活祭がやってきます。

ドイツ語で復活祭は"OSTERN"(オステルン)と言いますが、これは厳密には"復活祭"という訳ではありません。

復活祭についてはその時にまた触れますが、これは宗教的に文字通りキリストが復活したことを祝うものですが、生活の中ではむしろ春の訪れを祝うような空気の方が多く感じられると思います。

街中を少しでも歩けば復活祭に関するデコレーションを店のショーウィンドウなど至る所で見ることができます。

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません、キリスト教の歴史的習慣などが、現在のウィーンの生活にも現在の感覚として浸透していることがわかります。

今日はタイトルにある通り、復活祭の代表的な3つのシンボルについてまとめます。

 


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灰の水曜日と四旬節(2017年)

今日から3月ですね。昨日2月28日は謝肉祭の火曜日で今日から四旬節に入ります。

四旬節初日の今日水曜日は"灰の水曜日"と呼ばれ、ドイツ語ではAschermittwoch(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれています。

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が

4月16日ですから、今日の3月1日が灰の水曜日となります。

 

四旬節はドイツ語ではFastenzeit(ファステンツァイト)と呼ばれています。

今日はこの2つのことについて少しまとめておこうと思います。

 


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Fasching(謝肉祭)2017年

今日2月28日は謝肉祭の最高潮である火曜日で、早いもので今年も明日から四旬節に入ります。

今年は復活祭が去年よりも20日遅いため、謝肉祭も去年よりも遅くなります。

去年の復活祭は3月27日でしたが、今年は4月16日です。

"謝肉祭"という言葉は日本でも知られていますが今年もこの時期に謝肉祭について簡単にまとめてみます。

 

謝肉祭はドイツ語ではFasching (ファッシング)と呼ばれキリスト教の重要な習慣です。

Fasching(謝肉祭)はFastenzeit (ファステンツァイト・・・日本語で四旬節)の前です。

四旬節は灰の水曜日(Aschermittwoch)からイエス・キリストが磔になりその後復活する前日までの時期で、伝統的には食事の節制、祝宴などの自制をし、祈り・断食・慈善が基本となります。

 

灰の水曜日は復活祭から日曜日を除いて40日間遡った日ということになっていますので、今年の場合は復活祭が

4月16日ですから、3月1日が灰の水曜日となり、その前日2月28日が"Faschingsdienstag"という謝肉祭の火曜日で謝肉祭のクライマックス・・・つまり今日というわけです。

 

40日間というのはイエスが荒野で断食をした長さで、紀元600年頃にどうやらローマ教皇グレゴリウス1世が復活祭前の断食時間を定めたようです。

そのため謝肉祭は厳粛な時がやってくるのでそれに伴って断食を・・・その前にバカ騒ぎをしようじゃないか・・という意味があるわけです。

 

多くのレストランなどではちょっとした飾り付けをしますし、特に謝肉祭の最終火曜日は仮装して仕事をする人も多く、謝肉祭シーズンには多くの幼稚園や小学校でもちょっとしたパーティーがあり、子供達が仮装して幼稚園や学校に行きます。

ウィーンだと今日ではなく、先週仮装して登校する学校が多かったと思います。

 

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12月8日はMaria Empfängnis (無原罪の御宿り)

ウィーンで生活をしていると四季を通じて様々な行事があり、この国の習慣などを感じることができます。そのような行事はキリスト教関係であることが多く、中でもこの時期のクリスマスは生活の中では一番重要な行事だと思います。"クリスマス"とひと言で言ってもその中には伝統から培われてきた色々な習慣が見られるわけですね。

アドヴェントクランツや聖ニコラウスなどもこの時期の重要なものです。毎日決められた時間に教会のミサに行く人はこの御時世限られているとは思いますがキリスト教文化が根付いていることがよくわかります。イエス・キリストは神の子として、救世主として色々な場所に登場しますが、それと同様にイエスを生むことになる聖母マリアも色々な所に登場します。

今日12月8日はMaira Empfängnis (マリア・エンプフェングニス)という祝日です。マリア・迎える・・・というこのドイツ語の表現から、マリアがイエスを授かった・・・つまり受胎告知の日だと思われている方がまだまだ多いですが、受胎告知とは全く違う祝日です。

 

Maira Empfänginis ・・・マリア・迎える・・・これは聖母マリア自身が穢れなくこの世に宿されたことを祝うもので、日本語では"無原罪の御宿り"とか"無原罪懐胎"と呼ばれています。マリアが宿されたのは、マリアのお母さんであるアンナです。そのためむしろこのこの祝日はアンナにも関係するわけです。

この無原罪の御宿りのお祭りは、10世紀ぐらいから存在していました。

 

1477年にローマ教皇SixtusIV世がローマに導入し、1708年にはClemens XI世 によってカトリック全体的に規定され、1854年PiusIX世がこの教義を公認します。

 

ちなみにマリア誕生はこの12月8日のMaira Empfängnisから9ヶ月後の9月8日で、受胎告知は3月25日となっています。

 

右の写真はマリアが蛇を踏んでいるというよく見られる光景です。これは原罪を犯したエヴァの罪からの解放です。

原罪とはエヴァが蛇の誘惑に負けて地上に罪をもたらし、人間は生まれながらにして罪を持っているという考え方・・・この"罪"が原罪です。でも"マリアはその蛇に勝っている"わけです。これはこの無原罪の御宿リを象徴しています。

 

 

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オーストリアではクリスマスプレゼントを持ってくるのはサンタクロースではありません

オーストリアではクリスマスプレゼントを持ってくるのはサンタクロースではありません。サンタクロースでなければ誰が持ってくるのでしょうか? それはChristkind (クリストキント)が持ってきます。Christkindは子供のイエス・キリストです。そもそもクリスマスは何を祝うためのものでしょうか?イエス・キリストが生まれてきたことを祝うためのものですね。そのためオーストリアではクリスマスプレゼントを持ってくるのは子供のイエスキリストということになっています。サンタクロースがプレゼントを持って来るなんて言うとこちらでは苦笑いをされてしまいます。サンタクロースは聖ニコラウスから生まれたキャラクターであり、今日12月6日はその聖ニコラウスの日で、地元では重要な日のひとつです。

 

 

ニコラウスは小アジア(現在のトルコ)のMyra の司教であり、だいたい350年ぐらいに亡くなったとされている聖人です。

貧しい人達を憐み、助けて、財産を全て貧者に与えたとも言われています。

 

よくある有名な彼のエピソードは、年頃3人の娘を持った、貧しい父親の話です。

お金がなかったので、娘達を嫁がすこともできなかった・・・そこで娘たちが体を売ってお金を作ろうとした時に、ニコラウスが3日3晩現れ、その家の窓から、もしくは煙突から金貨を投げ込んだとされています。

その金貨がそこにぶら下げられていた靴下の中(もしくは置いてあった靴)に投げ込まれた・・・ということです。

もうひとつのエピソードは、航海中嵐によって難破しそうになった船の上で、船乗り達がニコラウスの名前を呼んだら海の上にニコラウスが現れて、命を救った・・・ということです。

 

 

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今日11月1日は"Allerheiligen"(アラーハイリゲン) です

今日11月1日はAllerheiligen (アラーハイリゲン)というキリスト教の祭日です。日本では"祭日"という言葉は1948年以降は使用されなくなっていますが、こちらはキリスト教文化ですからあえて祭日という表現を使います。

Allerheiligenは全ての聖人という直訳で、日本語では"諸聖人の日"とか"万聖節"などと呼んでいます。

今日はこのことについてちょっとまとめましょう。

 

名前の通り全ての聖人に捧げるので、カトリックで聖人に列せられているポピュラーな聖人だけではなく、神以外は知らないその他の聖人や殉教者も対象となります。ちなみに東方正教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日がAllerheiligenです。AllerheiligenはカトリックではHochfestと呼ばれる重要な祭日となります。

今日はたくさんの地元の人達が墓地に行き、自分の先祖や亡くなった家族のお墓を訪れて祈りを捧げ、ロウソクや花輪などでお墓を飾ります。年間を通して墓地が最も華やかで活気がある日となります。

ウィーンでも中央墓地を始め多くの墓地が外側にあり、それぞれの墓地が賑わっています。

 

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今日8月15日はマリア被昇天の日です

一昨日の午後から気温もまた上がり、青空が広がって来たウィーンです。昨日はほぼ30℃で暑い一日でした。

私は昨日ドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷を御案内しましたが、絶好の船下り日和で、週末の天気がいい日ということもあってメルク修道院やクルーズ船はかなりの混雑でした。

さて、今日は月曜日ですがマリア被昇天ということでオーストリアは祝日です。

地元では長い週末ですね。

 

イエス・キリストを身ごもった聖母マリアにもお決まりのエピソードが存在しています。

ナザレの町にヨアキムという、イスラエルの古い部族の血をひく裕福な男性がいて、彼の悩みは結婚して20年にもなるのに子供がいないことでした。信仰心が厚い彼は、子供がいないという理由で神殿の犠牲の捧げものを祭司から拒否されてしまいます。子供がいない者は、神の民を増やせないので資格がないという理由です。また、妻のアンナも子供がいないという同じ悲しみに暮れていました。

ある日、天使がアンナのもとに現れて、「神はあなた達の願いを聞きとげて下さった、しかも世界中に知られることになる人を身ごもったのです」というお告げがありました。その後9ヶ月後に高齢であったアンナは無事に出産し、"マリア"と名付けられました。

 

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Fronleichnam (聖体祭)

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

絵画、建築、音楽、工芸品、生活習慣、人々の精神構造など全てキリスト教とリンクしています。

しかし地元の人がいつも決められ時間に教会に行っているかというとそのような方々は僅かだと思いますが、キリスト教の習慣から生まれて現在の生活に大きな影響を与えていることはたくさんあります。

ウィーンで生活をしていると様々なキリスト教関係を習慣を見ることができ、しかもそれらが生活の習慣として密着しています。

 

さて今日5月26日はFronleichnam (フローンライヒナム) というキリスト教の祝日です。

 

Fronleichnamは日本語では聖体祭とか聖体の祝日とも言われ、カトリックの大事な祝日です。

この祝日は復活祭同様移動祝日なので毎年日が変わります。

"聖体"ですからイエス・キリストの体と血の儀式です。

ドイツ語でFronleichnam(フローンライヒナーム)と言いますが、この表現は中世ドイツ語の"vrône lîcham für ‚des Herren Leib"から派生したということです。

Fronleichnamは復活祭の日曜日の次の日を1日目と数えて60日目にあたります。

Pfingsten (聖霊降臨祭)の月曜日が終わり、次の日の火曜日から数えて10日目になります。

今年は3月27日か復活祭、5月15日が聖霊降臨祭の日曜日でしたので、今日が聖体祭になるわけです。

聖体祭は毎回木曜日となるわけですから、磔になる前の緑の木曜日と、その日の最後の晩餐に行われる聖体の秘蹟と結び付けられています。

 

Fronleichnamではミサが重要であり場所によっては外で行われます。

その後はProzessionという宗教行列があります。

これはカトリック教徒達が司祭や助祭が持つ聖体顕示台と共に祈りながら、そして歌いながら行進します。

 

Fronleichnamは1246年にベルギーの Lüttich司教区から始まったもので、1264年にはローマ教皇ウルバヌス4世によって全教会の祝祭として定められました。

 

ウィーンのシュテファン大聖堂では今日8:30からミサがあり、そのあとProzessionがあり

3.000人の参加が見込まれています。

 

 

 

 

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今日は聖霊降臨祭 (2016年)

今日5月15日は聖霊降臨祭という祭日です。

ドイツ語では"Pfingsten" (プフィングステン)と呼ばれています。

日本では"祭日"という表現はおそらく今でもあると思いますが、昭和23年、1948年に

"国民の祝日に関する法律"が施行されて"祭日"はなくなり全て"祝日"となっていますが、

ここでは宗教的行事ですので祭日と表現したいと思います。

 

聖霊降臨祭は復活祭と同じように移動祝日(祭日)ですので毎年日が違います。

今年2016年に関しては、復活祭は3月27日 (日)でした。

その3月27日を1日目と数えて40日後の5月5日(木)がキリスト昇天祭 (Christ Himmelfahrt)で祭日です。

その次の日から数えて10日後にあたる今日の5月25日が聖霊降臨祭 (Pfingsten)というわけです。

 

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なぜ復活祭では"たまごに色をつける"?

復活祭には色のついたゆでたまごを食べる習慣があります。

うちは別にキリスト教の家庭ではありませんが、年間を通してウィーンの生活習慣を家庭でも取り入れているので、復活祭の日曜日には必ず義理の母が持って来る"Osterschinken"(オスターシンケン)と色のついたゆでたまごを食べます。

"Osterschiknken"は復活祭ハム・・・なんて意味になります。

うちも例年通り昨日昼に皆で食べました。

 

復活祭の飾りでも紹介していますが、復活祭の3大シンボルはうさぎ、たまご、ネコヤナギです。

たまごはOsterei (オスターアイ)とこちらでは呼ばれていて、イースターエッグです。

 

たまごに色を塗る習慣は、Fastenzeitと四旬節に密接な関係があります。

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

 

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

 

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりません。

 

そこで卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

 

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復活祭 (Ostern) 2016年

今日3月27日は復活祭です。

また同時に夏時間に切り替わりましたので、1時間損したことになります。

 

生活の中ではクリスマスが一番重要な行事だと思いますが、宗教的には復活祭が一番重要です。

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、

ドイツ語では"OSTERN"(オステルン)と言います。

 

復活祭は移動祝日で今年2016年は3月27日ですが、例えば去年2015年は4月5日、

一昨年2014年は4月20日だったんですね。

キリストが復活したのが日曜日ですから、復活祭は必ず日曜日になります。

 

カトリックでは春分の日を3月21日と固定していて、「春分の日を過ぎて、最初の満月を迎えた後の最初の日曜日」と決められています。

 

そのためカトリックでは3月22日~4月25日に復活祭がやって来ますから、今年はかなり早い復活祭ということになります。

 

ちなみに東方正教会はユリウス暦で3月21日を春分の日と定めているため、カトリックのグレゴリオ暦と比べると13日のずれがあるため、4月4日~5月8日になります。

東方正教会では復活大祭と呼ばれています。

 

これは325年のニケーアの公会議で定められた設定基準です。

もし満月と日曜日が一致した場合は、その次の日曜日が復活祭で、春分の日当日が満月で、なおかつ日曜日である場合は、次の満月に続く日曜日です。

 

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復活祭の飾り

あと1週間で復活祭となりました。

すでに何度も触れていますが今年は復活祭が3月27日とかなり早いわけで、そのためクリスマスが終わった後の謝肉祭シーズンも早く終わった気がします。

街中には復活祭に関するものが色々な所に登場し、商店街などのショーウィンドゥに飾られて行きかう人々の目を楽しませてくれます。

今日はその復活祭の3大シンボルについて少し紹介します。

 

復活祭のシンボルと言えばうさぎ、たまご、ネコヤナギで以下のように呼ばれています。

"Osterhase (オスターハーゼ)"    復活祭うさぎ

"Osterei (オスターアイ)"     復活祭たまご

"Palmkätzchen (パルムケツヒェン)"  ネコヤナギ

 

 


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シェーンブルン宮殿の復活祭市  (2016年)

今年2016年の復活祭は3月27日とかなり早くやって来ます。

復活祭の時期になると、キリスト教の習慣と合わせて毎年復活祭について話題にしますが、

昨日の3月9日からシェーンブルン宮殿での"Ostermarkt" (復活祭市)が始まりました。

 


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個性的なFastentuch

今年は復活祭が3月27日とかなり早いです。

街中は復活祭を象徴する物がお店などのショーウィンドゥなどに多く飾られています。

復活祭についてはまた後日話題にしたいと思いますが、謝肉祭が終わってこの時期の復活祭までの時期を四旬節・・・ドイツ語ではFastenzeitと呼んでいます。

教会に行くとイエス・キリストが復活をするまでのこの四旬節の時期、主祭壇が布で覆われているのを見ることができます。

つまり、主祭壇を隠してしまうわけです。

見開きの祭壇などもこの時期は閉じられています。

この祭壇を覆う布のことを"Fastentuch" (ファステントゥーフ)と呼ばれていますが、ちょっとおもしろいFastentuchを紹介します。

 

 

こちらはウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂です。

大聖堂に入ると奥の主祭壇には紫色にライトアップされたFastentuchを見ることができます。

主祭壇が隠されているわけですね。

普段見られる主祭壇と比べるとより目立っています。

これは一種のモダン芸術であり、このFastentuchは1枚の布ではありません。

 

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Aschermittwoch (灰の水曜日)とFastenzeit (四旬節)

昨日2月9日は謝肉祭の火曜日でした。

謝肉祭の最高潮に達した火曜日の次の日の水曜日・・・つまり今日は"Aschermittwoch"(アッシャーミットヴォッホ)と呼ばれ、日本語では灰の水曜日です。

そして今日から四旬節(Fastenzeit)に入ります。

ドイツ語で"Asche" は灰、"Mittwoch"は水曜日です。

 

 


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