聖燭祭 (Marialichtmess)

昨日も一昨日と同様、春の陽気だったウィーンです。

太陽の下だと20℃ぐらいありましたからね。

開放的な空気が街中に漂い、半袖で歩いている人もいました。

 

さて、今日は"聖燭祭"という日本ではもしかしたらあまりポピュラーではないお話です。

 

聖燭祭とはこちらでは多くの人が"Marialichtmess"(マリアリヒトメス)と呼んでいて、毎年今日の2月2日です。

イエスが生まれた後40日後、マリアとヨゼフは律法の定めに従ってイエスをエルサレム神殿に連れて来て、産後の汚れの清めの式を受け、イエスを神に捧げます。

そのためクリスマスの習慣は今日を持って終わるという考え方が普及していて、例えば地域によっては今日クリスマスツリーを燃やす所もあります。

(うちはもう1月の3週目に片付けました)

またこの日は教会の日々の使用に供される蝋燭一年分が教会で聖別される・・・"聖燭祭"というわけですね。

 

今日2月2日はイエス・キリストが聖母マリアとナザレのヨセフによって神殿に連れて来られた際の出来事を記憶して祝うというもので、エルサレムでは5世紀、ローマでは7世紀に祝われるようになったということです。

またヨーロッパでは古くからあった習慣のひとつで、立春の始まりでもあります。

農家では冬が終わって、また今日から春の畑仕事が始まるという区切りの日、また1年の利子や貸しを返す日であり、使用人達もこの日に給料を払ってもらえました。

立春・・・そういった区切りの日であるわけです。

日本での今年2020年の立春は2月4日ですね。

 

 

 

 

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