ウィーンの地下鉄はU Bahn(ウーバーン)と呼ばれていて、地元の人だけでなく観光客の皆さんも利用する公共交通機関の一つです。
現在ではU1,U2,U3,U4,U6の5路線が活躍していますが、5号線(U5)が建設中であることはすでに御存知の方も多いでしょう。
そうです、5号線が無くて6号線があるんですね。
結構不思議だったかもしれもせんが、実は1966-67年の最初の地下鉄プランではU5もあったのですが、オーストリアが2008年サッカーヨーロッパ選手権の開催国となった際に合わせ、地下鉄2号線を決勝会場となったStadion方面へと延長させて、当初のU5のラインをU2が担ったことでさらに忘れられて行きます。
しかし・・・
2014年にウィーン市からU2とU5のラインを交差させるプランが発表されて、その年の8月にはU5の色(テュルキス・・・ターコイズブルー)に決まりました。
2021年からU5の建設が始まっていて、来年2026年には現在U2が走っているKarlsplatz~Rathaus、その一つ先の駅FrankhplatzまでもU5が引き継ぎます。
え、U2はどうなるのかというと、走るルートが変わるんですね。
今日は年明け恒例のウィーンフィル ニューイヤーコンサート2025年の覚え書きです。
ニューイヤーコンサートが始まるのはウィーン時間の午前中11:15、日本だと19:15ですね。
去年2024年は新年早々に地震があったことから予定されていた多くの番組が急遽取り止めになったので、ニューイヤーコンサートも日本ではライブ中継されなかったと思いますが、今年はリアルタイムで観た方が多いのではないでしょうか。
自分は毎年そうですが1月1日は仕事をしていましたが、観光中シュテファン大聖堂の所でちょうどニューイヤーコンサートをライブ映像で流していたので、少しそこで立ち止まって皆さんと観ましたが、家に帰ってから録画してあったものをゆっくり観ました。
個人的にニューイヤーコンサートは過去LIVEで見たこともありますが、御存知の通りチケットの値段だって普通のコンサートよりも正規価格でも遥かに高いですし、入手困難ですからね・・・。
でも毎年11月ぐらいから地元の色々なチケット取り扱い業者から「うちはニューイヤーのチケットが数枚あるから行きたい人がいれば売れますので連絡下さい」というような電話やメッセージが私の所に届きます。
でもその時の提示価格は正規価格よりも倍ぐらいの高さになっています。
そのような業者ルートから数枚であれば比較的簡単にチケットは入手できますので行く気になればほぼ確実に行けますが、価値観の問題ですね~。
2.000ユーロ以上を一枚のチケットに払うか・・・ということですね。
さて、テレビで観るニューイヤーコンサートは楽しいです。
途中に色々な演出があり、会場では見ることができない映像が見られますからね。
1月9日(木) 日本時間22:00 ライブオンラインツアー Vol.220
配信場所: 降誕場面ならあそこ
御参加される場合はZoom(無料で利用できます)を御準備頂き、ウィーンの街を公認ガイドと歩いてみませんかまで御連絡下さい。
こちらから参加IDとパスワードをお知らせ致します。
参加IDは毎回、パスワードは毎週変わります。
今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。
日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。
heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。
イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。
そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。
ウィーンの観光ではシェーンブルン宮殿は外せませんね。
ウィーンに何回も来られている方は別として、ウィーンに来られてシェーンブルン宮殿を見学しないということはあまりないと思います。
シェーンブルン宮殿はひとつの観光スポットとしてはオーストリアで最も多くの人が訪れる所で、ヨーロッパで重要なバロック建築であると同時に、世界遺産にも登録されています。
クリスマスから年末、年始のウィーンは混雑してますね。
特に中心部は人の流れが凄く、新宿駅などの人混みを思い起こさせます。
今日は1月3日、日本だと正月三が日ですが、こちらは昨日の2日から通常通りになります。
ただ今はクリスマス休みなのでそれに合わせて仕事は7日からという人は多いでしょう。
さて、今日はその混雑していた大晦日のシュテファン広場の様子を動画でお届けします。
日本は正月三が日と言われますがこちらはお正月は重要ではありません。
去年は三が日に地震と羽田空港での衝突事故が起きてしまいましたね。
こちらの元旦は1年の最初の日ということで休みではありますが、こちらでは何か重要な意味を持っているわけではありません。
年間を通して生活の中で一番重要な習慣はクリスマスです。
クリスマス習慣は1月6日までは続きます。
カレンダーでのクリスマスが終わるとウィーンの街中には待ってましたと言わんばかりに小さな屋台が登場します。
そこではクリスマス市の屋台で見られるような物が売っているわけではありません。
見ると様々なスタイルの豚やてんとう虫などの置物が売られていることがわかります。
いつもこのブログコーナーを訪れて頂いている皆様、このホームページから観光を申し込まれてウィーンに来られて私と一緒にウィーンの街を歩いたお客様、新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましても2024年が健やかでよい年となりますよう心からお祈り申し上げます。
今年も"ウィーンの街を公認ガイドと歩いてみませんか?"をよろしくお願い申し上げます。