ウィーンはかつての帝国の都・・・ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城があり、そのハプスブルグ家の下に神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号がかなりの時代に渡ってあったことから、皇帝の居城として宮廷文化が形成されました。
食文化も宮廷文化と大きな関係があります。
ウィーンは多民族国家のいわゆる首都でありましたから色々な地域の料理が集まって来て、洗練されながら根付いていきました。
"ウィーン料理"とこちらでは表現されていることからもわかります。
ウィーンの3大名物料理と言えば、Wiener Schnitzel (ヴィーナーシュニッツェル)、Zwiebel Rostbraten (ツヴィーベルローストブラーテン)、Tafelspitz(ターフェルシュピッツ)でしょう。
それ以外にも多くの地元料理がある中で、こんな料理もあります。
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こちらはGetröstete Leber(ゲレーステッテ・レバー)です。
ドイツ語でLeberはレバーです。
"rösten"はあぶる、いる、いためる、ロースにするという意味なので日本語ではローストレバーと呼んでいいでしょうか。
レバーは食べないという方は多いかもしれませんが、こちらでは意外と好まれていますね。
これはレバー、玉ねぎをロースにして、コクのあるソースとからめたもので、ライスがつきます。
こちらでのライスはこの料理のようにソースをライスと絡めて食べる時によく提供されます。
日本のご飯とは違っていわゆるパサパサですが、このソースによく合います。
何か月に1回かは食べたくなる味です。
この料理は限られたレストランでしか提供されていませんが、地元料理ひとつです。
今日紹介したGröstete LeberはZum Bettelstudentのものです。