10月も1週間が過ぎ秋が深まっていくのを感じます。
朝方は霧が発生するようになりました。
街路樹の葉も秋の色になっていますね。
ここ数日は日中の気温が20℃を超えて、とても気持ちいい秋の気候が楽しめ、散歩をしている人が多くいますね。
さて、今日はウィーン川のテラスを話題にしましょう。
こちらがウィーン川です。
ウィーン川はウィーンの森にあるKaiserbrunnberg
(標高540m地点)が
水源で,Niederösterreich
からウィーン市14区に入りシェーンブルン宮殿のそばやナッシュマルクトを通りドナウ運河に注がれる
全長34km、高低差385mの川です。
18世紀前半や後半にこのウィーン川の河川工事の案がありました。18世紀終わりの絵を見てもこの川はドナウ河同様にかなりの範囲にわたって枝分かれしたように流れていました。
最終的に19世紀終わり、ドナウ河第一次河川工事よりも後になって行われました。
この頃にちょうどStadtbahn (市営鉄道)の建設も始まっています。
ウィーン川は地下鉄4号線(U4)沿いを流れ、外から見えている所も多くあり、またナッシュマルクトの真下のように完全に地下化されている所もあります。
この写真は左側に地下鉄4号線の線路が通っています。
このウィーン川の上に憩いの場になっている大きなテラスが作られているのを御存じでしたか?
これはWientalterasse・・・ウィーン川のテラスと呼ばれ、2015年9月1日にオープンしました。
真下に地下鉄が走り、ウィーン川の上にせり出したように掛かっています。
奥に橋が見えますが、1枚目の写真に見られる橋です。
このテラスの長さは76m、幅13.5m、広さは1.000m²です。
工事期間は半年、費用は4.300.000ユーロです。
ここにはベンチも置かれ、フリーWiFIも設置されていて、地元の人がくつろいでいます。
この場所は地下鉄4号線(U4)のPilgrammgasseにあり、地下鉄に乗って移動していると知らなければ気づくことはありません。
シェーンブルン宮殿に向かう時にちょっと下車してみましょう。