アーチの奥に見える風景 24

不定期に気分次第でここに掲載しているアーチの奥に見える風景シリーズです。

アーチ構造は非常に古く、紀元前5000年頃古代メソポタミアから、そして古代ローマ、ヨーロッパ中世のロマネスク、ゴシック、近世のルネッサンス、バロック、以降色々な時代に登場してきます。

ウィーンの街も歩けば建物に色々なアーチが使われていることがわかります。

前回のアーチの奥に見える風景23ではメルク修道院アム・ホーフ教会横のSchulhofを話題にしましたが、今回はウィーン中心部のちょっと外側からです。

 

こちらはどこでしょうか?

3つのアーチが上方から下方に向かって見えているのがわかりますか?

一番手前の大きなアーチの手前には階段が見えていて、壁の装飾が豊かですね。

こちらはベルヴェデーレ宮殿の上宮の中央階段ホールから入口に向かって眺めています。

一番奥に見えるアーチが入口です。

3つのアーチが同じ水準ではなく、それぞれ違う高さに見られるというちょっと面白いパターンです。

全くの余談ですが、入口奥に緑の何かキャラクターが立っています。

これはJeff Koons (ジェフ・クーンズ)によるHulk (Friends)という作品です。

 

 

こちらはどこでしょうか?

ここもアーチが3つ・・・でも1枚目の写真とは違って同じ水準に見られます。

手前の1つ目と2つ目は同じスタイルで、3つ目はアーチと言うよりも門ですね。

アーチの界隈を見ると装飾が豊かであることがわかります。

実はここもベルヴェデーレ宮殿です。

ベルヴェデーレ宮殿の下宮の方で、一般団体ツアーではほとんど訪れない所です。

ベルヴェデーレ宮殿の上宮の後ろからウィーンの旧市街が眺められるわけですが、そこから奥に下宮が立っているのがわかります。

この場所はそこから見た下宮の一番右側にあるアーチです。

2つ目のアーチはこのホール的空間の終わりで、3つ目のアーチは実際には入口の門になります。

この門の外側にはRennwegがあり、路面電車や車が通る大通りです。

街中を歩く時に、ちょっとアーチ構造を意識して見て下さい。

 

 

 

 

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