ウィーンは今日今年に入って5回目の雪で、外は真っ白です。
朝から除雪車が活躍しています。
年間を通して最も重要な習慣はクリスマスでしょう。
宗教的には復活祭ですが、生活の中ではクリスマスです。
ひと月以上もクリスマスの空気が続くことからもわかります。
ウィーンの街を歩けばイルミネーション、デコレーション、クリスマスグッズ、クリスマス市、プンシュ屋台などなどクリスマス一色です。
私のホームページのこのコーナーもクリスマスに関する話題がこの時期どうしても多くなってしまいます。
さて、今日はこの時期だけ食べられる名物を話題にします。
昨日はSpittelbergのクリスマス市を話題にしましたが、実はそこで食べられる物です。
それは"SPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFER"(シュピッテルベルガー・エルトエプフェルプッファー)です。
Spittelbergは地元で知られたスポットでMQの裏側にある地域です。
"Erdäpfel"はオーストリアでよく聞かれる言葉で"ジャガイモ"という意味です。
つまりシュピッテルベルクのポテトパンケーキです。
ここのクリスマス市は地元で有名ですが、そこに毎年右の写真に見られるように、これが食べられる屋台が登場します。
屋台の前には必ずと言っていい程行列ができていて、15分前後ぐらい(場合によってはそれ以上)待つことが多くあります。
焼き栗スタンドのようにすでに焼かれていて暖められているものを売るわけではないこと、多くの量を作れないこともあって供給が追い付かないというわけです。
でもここでは必ず出来立てのものを食べることができます。
こちらがSPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFERです。
細く切られた繊維のようなジャガイモとジャガイモを潰したものがミックスされてからっと揚げられます。
こちらでは"knusprig"という言葉でよく表現されています。
大きさは通常の屋台で売っているKartoffelpufferよりも1.5倍ぐらいの大きさで、外側がサクッとした食感でありながらも中身は柔らかさを感じます。
これには塩とニンニクが少し入っています。
写真なので残念ながら味をお伝えすることはできませんが、くせになる味です。
1枚目の屋台の写真は夜ですが、上の2枚の写真は昼間に行った時のものです。
ここはいつも行列が出来ているので、これを食べるなら暗くなる前に行った方がいいでしょう。
でもこのSpittelbergのクリスマス市は暗くなってからの方がいい雰囲気になります。