なぜ復活祭では"たまごに色をつける"?

復活祭には色のついたゆでたまごを食べる習慣があります。

うちは別にキリスト教の家庭ではありませんが、年間を通してウィーンの生活習慣を家庭でも取り入れているので、復活祭の日曜日には必ず義理の母が持って来る"Osterschinken"(オスターシンケン)と色のついたゆでたまごを食べます。

"Osterschiknken"は復活祭ハム・・・なんて意味になります。

うちも例年通り昨日昼に皆で食べました。

 

復活祭の飾りでも紹介していますが、復活祭の3大シンボルはうさぎ、たまご、ネコヤナギです。

たまごはOsterei (オスターアイ)とこちらでは呼ばれていて、イースターエッグです。

 

たまごに色を塗る習慣は、Fastenzeitと四旬節に密接な関係があります。

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

 

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

 

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりません。

 

そこで卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

 

やがて時と共に自然界からのもので卵に色々な色をつけることができるようになりました。

 

当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Ostereiに色をつけました

その色付けした卵を飾り付けしたバスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。

 

その教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。

 

大人達は子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。

 

それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。

 

そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。

こちらの幼稚園などでも行われている習慣です。

 

 

 

 

 

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