オーストリアでの一番有名な作曲家と言えばやはりモーツァルトでしょうね。
今日1月27日はモーツァルトの誕生日で今年2016年はモーツァルト生誕260周年ということになります。
2006年がモーツァルト生誕250周年で大々的に話題になり、あれからもう10年経ったかと思うと時の流れの速さを実感します。
ザルツブルクで生まれたモーツァルトは4回目にウィーンに来た25歳の時から最終的にこの街に住み始めて、35歳でウィーンの街の現在デパートになっている所で亡くなりました。
ウィーンの街にはモーツァルトに関する場所がたくさんありますが、一般的には王宮庭園に
あるモーツァルト像が一番最初に浮かぶような気がします。
今日は観光ではあまり知られていないモーツァルトの泉について紹介します。
MOZART-BRUNNEN
(モーツァルトブルンネン)・・・
モーツァルトの泉はウィーンの国立
オペラ座からも簡単に歩いて行ける、
中心からかなり近い所にあります。
住所はウィーン4区のMozartplatzとなっています。
"モーツァルト広場"という名前ですからモーツァルトファンの方は行ってみるべきでしょう。
写真で見られるように円形の広場の真ん中に噴水が作られています。噴水の近くには車で入ることができません。この広場はFavoritenstraße と
Wiedner Hauptstraßeという交通量が多い2つの道路に挟まれているにもかかわらず閑静な雰囲気です。
モーツァルトの泉は1905年に当時のウィーン市長カール・ルエーガーのもとでここに作られました。
その5年前の1900年に選考会あり、建築家Otto Schönthalのプランが選ばれました。
これを製作したのは
彫刻家のCarl Wollekです。
これは1791年に初演されたモーツァルトのオペラ"魔笛"を思い出させるものです。
魔笛も実はここから非常に近い所にあったFreihaustheather(もしくはTheater auf der Wieden)で当時初演されています。
この泉のブロンズ像は魔笛に登場するタミーノとパミーナです。
モーツァルトの魔笛小屋、パパゲーノの門も参照して下さい。