ウィーンは森の都ともよく言われ、緑が本当に多い街です。
2月終わりから3月、4月、5月と様々な花が時間差で咲き、とてもウィーンの街、
ウィーンの森が美しい時期です。
リンク道路沿いにも5つの公園があるわけですが、そんな身近な場所でも色々な花を見ることができます。
この時期ウィーンの街中によく見られる花のひとつに、Flieder (これはドイツ語名称で、日本語ではライラック、ラテン語では、Syringa vulgaris) があります。
ライラックは英語読み、
フランス語読みでリラです。
ここ中央ヨーロッパでは1560年から知られていて、
2m~6mぐらいの高さになります。
紫、薄紫、白が一般的で、住居の庭にもよく植えられていますし、外からの視線を遮るために庭の周りに植えられるSichtschütz (ズィヒトシュッツ)にもよく使われています。
これはうちの庭のライラックです。
ウィーンはかなり日差しが強いわけですが、地元の人はなるべく外に出ようと考えてる人が多く、冬の寒い時でも少しでも外に出よう・・・
外に出るのはとても健康的という考えです。
少しでも太陽が顔を出している時、暖かい時には、たくさんの人が公園のベンチに座って日光浴をしています。
また芝生に寝転がって体を焼いてる人がたくさんいます。
ウィーンのリンク道路沿いの、市立公園や王宮庭園などでは毎日そんな光景を見ることができます。
日本の女性から見るとあまり考えられないのですが、こちらは、男性はさることながら女性でも直射日光に当たってる人が本当に多いです。
まるでひまわりのように太陽に顔を向けている人が多いです。
ウィーンには様々な人種がいることは以前にも書きましたが、白人女性は少しでも日焼けしたい願望を持っている人が多いことに驚きました。
でも肌の質からいって黒くなるよりも赤くなってしまうパターンが圧倒的に多いようです。
緑も多くなってきたこの時期は、街もより美しく見え、
多くの人が外に出てのんびりしています。
昔はヨーロッパは冬が長くて、夏が短い・・・と言うことをよく聞きましたが、
現在はそんな感覚はありません。ウィーンは4月でも、10月前半でも30℃になることもあれば、夏でも10℃近くに気温が下がるということもあります。
また、オーストリアはアルプスを持っていますので、アルプス山脈の影響も受けます。
ケッペンの有名な気候区分によると、「西岸海洋性」という気候区分で、
日本の大半の「温暖湿潤」と同じ温帯に属します。
ウィーンを始め、パリ、ベルリン、ジュネーブ、コペンハーゲン、ストックホルム、
アムステルダム、プラハ、ブダペストなどヨーロッパのかなりの部分がこの気候区分です。
特徴は、年間を通して空気は乾燥し、夏は梅雨がなく、、気温の落差があり、雨は平均して少なめです。
でも日差しはかなり強いので、直射日光のもとにいると、20℃ぐらいでもかなり暑く感じます。逆に日陰は涼しく、梅雨がないですがら、ジトーっとした不快感はありません。
ここ何回かはユーロについて書いてきましたが、ユーロ紙幣は7種類あるわけです。
一般的に生活の中でよく目にするのは、5~100ユーロまでで、200ユーロ、
500ユーロの高額な紙幣はあまり見ることがありません。
もちろん、家電、家具、スポーツ専門店など、それなりに高額な商品が置いてある場所では、200、500ユーロも受け取ってくれます。
しかし、その辺のパン屋さんやスーパーなどではたいてい「お釣りがない」などの理由で断られてしまいます。
本来地元の皆さんは、現金をたくさん持ち歩く習慣はありませんし、高額な商品はバンコマートと一般的に呼ばれているカードで支払いをする人が多いです。
500ユーロ紙幣は本来投資用だと聞いたこともあります。
200、500ユーロ紙幣は使い勝手が悪いと言えます。