ウィーンは朝夕気温は10℃前後となり涼しくなっています。
日中の気温も20℃を超えない日が多くなりました。
朝夕の気温差があるのがこの時期の特徴で、また青空がかなり濃い色をし始め、秋を感じます。
街中を歩いていても気持ちいいです。
今日はこの時期バラが綺麗な国民庭園(Volksgarten)をお届けします。

Volksgartenはリンク道路沿いにある美しい庭園で、近くには国会議事堂やブルク劇場、市庁舎などの荘厳な建造物が立っています。
ここに一歩足を踏み入れるだけで、リンク道路界隈とは全く違う空気になります。
緑豊かで、バラが多く植えられ、自然史博物館や市庁舎などが顔を覗かせている美しい庭園です。
この庭園はかつての城壁があった場所に1821年~1823年に作られました。
今年が200周年ですね。
この界隈のかつての城壁は1809年にフランス軍によって破壊されました。
当初のプランではハプスブルグ家専用の庭園を意図していましたが、宮廷側からの提案によって、一般市民が入れる庭園となりました。
1823年3月1日にオープニングセレモニーがあり、実際には1825年からは現在のように"Volkasgarten"と呼ばれるようになりました。
このVolksgartenには3.000本以上のバラが植えられていて、多くの種類があります。
天気がいい時には地元の多くの人がここでくつろいでいます。
この庭園にはテセウス神殿や、エリザベート皇后の記念像もあります。
ここはリンク道路沿いに面していて、周りには荘厳な建造物が立っているのですが、独自の空気が流れていてのんびりしていながらもウィーンらしい優雅な空気を感じます。