9月のある午前中、リンク道路沿いにあるホテルからグループの皆さんと観光をスタートしました。
この時の観光は美術史博物館を御案内して終わりだったので、それまで1時間15分程の旧市街徒歩観光をすることになっていました。
国立オペラ座からケルントナー通りシュテファン大聖堂を見て、グラーベン、コールマルクト、王宮というルートだったのですが、グラーベンが朝から賑わっていたんですね。
Graben (グラーベン)はケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りです。
ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。
バーベンベルク時代の12世紀の終わり、ウィーンの街を拡張する際に城壁が築かれていく中で、おそらくその時にローマ時代の残りの城壁と共にこの堀が埋められ、整備されました。
ウィーンでも最もエレガントなウィーンらしい通りです。
この時9:00過ぎにグラーベンを歩いたわけですが、あまりの行列でびっくりしました。
グラーベンでこんな行列は見たことがありませんでした。
歴史的な説明をしながら、視線が行列の方に行ってしまいます。
セキュリティーの係がいたのでこの行列が何なのか聞いてみました。
その日はブランパン × スウォッチ コラボレーションウォッチ "BlancpainxSwatch" の発売日で、それをゲットしようと朝早くから行列が出来ていたそうです。
写真では一番後ろが写りきってないのですが、まだまだ行列が続いています。
グラーベンにはSwatchがあるのですが、入り口がかなり狭いんですよね。
店がちょうど開き始めて、入場制限を行っていました。
私達はこの行列を横目に見ながら、先を急ぎました。