先週の火曜日まで日中25℃ぐらいの半袖で過ごせる秋晴れの青空が広がるいい陽気でしたが、水曜日から雨が降り始め、気温がぐっと下がりました。
晴れマークこそ見られるものの日中せいぜい15℃ぐらい、朝は一桁で冷え込んできました。
さて、今日はひと月ぶりにオーストリア政府からの新型ウィルスに関しての統計をまとめてみます。
この統計2020年5月2日が最初で6月6日には新型ウィルスに関しての統計その2を、6月17日には新型ウィルスに関しての統計その3を、7月5日にはその4を、7月20日にはその5を、8月3日にはその6を、8月14日にその7を、8月23日にその8を、8月31日のその9を、10月1日にはその10を、11月23日にはその11を掲載しました。その約9ケ月後にその12を、そして今日は現在の状況をまとめてみました。
左から・・・
検査数、確定症例、治癒数、死亡数、現時点での発病数です。
ひと月前の比べると全ての場合でかなり増加しています。
左のグラフは陽性となった人の年齢分布の統計、右は100.000人に対しての統計です。
青が男性、黄色が女性です。
1.751の追加利用可能な病院ベット数、658の追加利用可能な集中治療のベット数、
624のベットが利用中、221の集中治療室が利用中。
上の表は発病数100人に対しての年齢別死亡数で、青が男性、黄色が女性です。
右の表は数値で表示されています。
84歳以上の死亡数が圧倒的に多いです。
右の表はオーストリア州別の統計で、100.000人に対しての死亡数となっています。
割合的に死亡者数が一番多いのはSteiermark、次いでKärntenとなっていて、オーストリア全体での平均は121.5人です。
死亡者が一番少ないのはVorarlbergですね。
ウィーンは人口から計算すると2.433人が亡くなっていることになります。
割合では0.00127%の死亡率ということになります。
ウィルスの感染拡大はウィルス自身ではなく、人間が感染させているので、ワクチン接種をした人であっても1人1人がしっかり自覚して行動すれば、結果的に自分、家族を守り、感染拡大はある程度抑えられると思います。
軽率な行動をとる人が多くなっていることも増加に拍車をかけているでしょうか。
ここで紹介したデータはオーストリア連邦保健省管轄である Agentur für Gesundheit und Ernährungssicherheit GmbH (AGES) の新型コロナウイルスの感染状況を示す統計ダッシュボードから引用しています。