オーストリアではイースター明けの4月14日から400平米までの小規模店舗,ホームセンター及び園芸用品店の営業が許可され、5月1日からは全ての店舗,ショッピングセンター,理髪店の営業も再開、そして5月15日からはレストラン、カフェも再開し、シェーンブルン宮殿や王宮もオープンしてい、5月29日からホテルも営業も再開、30日から美術史博物館もオープンしています。
ガイド業務としては5月1日より可能となっておりましたが、5月29日より団体ツアーの皆様にも御案内することができるようになっております。
また6月4日より隣国からの入国時の検査及び自己隔離措置をイタリアを除き以降停止することも発表されました。
さて、今日はオーストリア政府からの新型ウィルスに関して本日6月6日 朝5:00時点での統計を紹介します。
上の表は感染者数の推移です。
3月26日に向かって急上昇、その後は徐々に減少し、4月後半からはさらに減少しながら横ばい的です。
残念ながらまだゼロではありません。
429人が発病、16.803人がテストの結果陽性。
右は州別の発病者のグラフです。
"W"はウィーンです。
5月2日に掲載した統計では1850人が発病してましたから1421人も少なくなっています。
左のグラフは陽性となった人の年齢分布です。
右は陽性となった男性と女性の割合で、男性が49%、女性が51%です。
479.449の検査数、8.674の通常の病院ベットの空き数、780の集中治療室の空き数、55のベットが利用中、20の集中治療室が利用中、354人が自宅での療養数。
15.742人が再び健康に、672人の死亡報告、645人が実際に死亡が確認、死亡者数で男性が57%、女性が43%。
右の表はオーストリア州別の統計で、Geneseneが再び健康になった人、bestätigte Todesfälleは実際に死亡が確認された数です。
死亡者数からすれば人口が一番多いウィーンで174名がこの時点で亡くなっています。
死亡者が一番少ないのはBurgenland州で11名ですね。
ウィルスの感染拡大はウィルス自身ではなく、人間が感染させているので、1人1人がしっかり自覚して行動すれば、結果的に自分、家族を守り、感染拡大は抑えられると思います。
規制が大きく緩和され、数字だけ見ていると終息に向かっているように思いますが、ここで油断してしまうと第2波がやって来る可能性が強いことを多くの人が意識しています。
経済もこれ以上止められないということ、しかし人の命が最優先、状況をしっかり把握しながら適切な対応が取れるようにとオーストリア政府は他国と同様日夜努力をしています。