ウィーンによく見られるこの時期の花 310(Maiglöckchen・・・ドイツスズラン)

今年の春はかなり乾燥していましたが、ここ最近は雨が多く天気が不安定です。

湿気も感じるようになりました。

こちらは梅雨がなくカラッとした気候なのですが、地球温暖化の影響もあるでしょうか。

何となく梅雨的な気候を感じるようになりました。

冬があまり寒くなかったということにも関係があるかもしれません。

 

さて、今日は地元ではこれを間違えて食べてしまって、死亡することがよく報告されているポピュラーな花を紹介します。

 

間違えて食べてしまって、死亡する・・・と言えば誰もが知っているこの花は

ドイツ語ではMaiglöckchen、

学名でConvallaria majalis、

日本語ではドイツスズランです。

ユリ科、スズラン属でで多年草です。

花と書きましたが、花はすでに咲き終わっていますので、あえてその葉を掲載します。

 

スズランと言えば、北海道を代表する花として知られていますが、園芸用としてはこのドイツスズランがよく庭などに植えられます。

スズランに比べてドイツスズランは葉が多く、葉の色も濃くて光沢があり、香気が強いのが特徴です。

 

 

 


 

原産地はヨーロッパで、開花時期は5月~6月です。

高さは10㎝~30㎝ぐらいでしょうか。

花の色は白で、4mm~2㎝ぐらいでしょうか。

葉の脇から上に向けてたくさんの釣鐘形の花が咲きます。

 

葉は2枚~3枚で、4㎝~30㎝ぐらい、地下茎から直接生えています。

この地下茎は長いもので50㎝ぐらいのものもあるようです。

 

この花は毒性が特に強いことで知られていて、前述したように間違えて食べてしまっての死亡例が毎年新聞などに掲載されています。

何と間違えるかいうとラムソンです。

遠くから見ると葉が非常によく似ています。

でも、時期が違うこと、近くで見れば違いがわかること、Maiglöckchenは高い位置から葉が出ること、匂いが違うことなどすぐ見分けられます。

学名のmajalis は「5月に咲く」という意味だそうです。

 

 

写真は2020年6月6日16:00頃、Blockheideで撮影したものですが、右上の花が咲いているものは参考に掲載したもので、2018年5月10日13:45頃、同じBlockheideで撮影したものです。

 

 

 

 

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