ウィーンによく見られるこの時期の花 302(イチゴ)

日中の気温が25℃前後と半袖で過ごせる日が続いていましたが、一昨日から天気が不安定になり、雷を伴った強い雨(Gewitter)があり、10℃以上も気温が下がりました。

ここ数日は雲の流れも複雑で、晴れたり局地的に雨が降ったりと不安定な天気です。

雨が少なく、空気がかなり乾燥していたので自然のためには雨はよかったです。

 

さて、今日はウィーンによく見られるこの時期の花のタイトルから少し外れるこの時期の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語でGartenerdbeere、Ananas-Erdbeere、Kulturerdbeereとも呼ばれ、

学名ではFragaria × ananassa、

日本語ではイチゴ、オランダイチゴです。

バラ科、オランダイチゴ属、多年草です。

 

いわゆる"イチゴ"として流通しているのはほとんどオランダイチゴ系で、英語のStrawberryはこのれに属します。オランダイチゴ属は世界で20種類以上はあるそうです。

原産はアメリカということになっていますが、Gartenerdbeereは18世紀のヨーロッパで、アメリカの Fragaria chiloensisFragaria virginianaを交配させて偶然作られたそうです。

開花時期は3月~5月で、花の色は白が多いですがピンクなどもあり、直径が2㎝~3㎝ぐらいです。

花弁は5枚が一般的だと思いますが、6枚とか8枚になるのもありその環境や栄養状態に関係があるということです。

小さい花ですが庭や菜園に彩りを添えてくれます。

 

 

 

イチゴの葉は、ふちにギザギザがあり、緑色をしています。

かなり特徴的なので葉だけでもイチゴとすぐにわかります。

花が咲き終わってしばらくすると、実が少しずつ大きくなってきます。最初は緑色の実で、徐々に赤くなって、実が食べられるぐらいになるまでに、だいたいひと月かかるでしょうか。

 

イチゴの実として私達が普段食べているのは、植物学的には花托(かたく)又は花床(かしょう)といって、花の付け根部分が発達して食用となったものです。

イチゴを思いっきり近くで観察してみて下さい。

たくさんの粒々がありますが、その粒々ひとつひとつに細い棒状のようなものが出ていてこれが雄しべです。

イチゴの本当の"実"は表面にたくさんある粒々です。

 

写真は2枚共うちに庭に咲いているもので、2020年5月7日11:45頃の撮影です。

イチゴは自然にどんどん増えていきます。

 

 

 

 

 

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