路面電車の貸し切り 12

ウィーンは荘厳な建造物が建ち並ぶび、優雅さと上品さを感じるかつての帝国の都です。

現在でもウィーンの街を歩けば、十分にそれを感じることができます。

しかし、ウィーンの街には現在がもちろん存在し、多くの人が普通に生活をしています。

私はウィーンが大好きですから、この街の魅力を一人でも多くの人にしってもらいたい気持ちでオーストリア国家公認ガイドという仕事をしていますが、同時にウィーンの街で普通に生活もしています。

ウィーンの人々の暮らしを見るのは、また観光の面とは全く違う角度になります。

その辺のことはまたいつかここに覚え書きとしてまとめようと思います。

 

ウィーンに観光に来られて、街の中心に行かない人はいないでしょう。

つまり、国立オペラ座やシュテファン大聖堂をせめて遠くからでも眺めることになります。

同時に中心部を囲むリンク道路という有名な環状道路があり、3車線平均で車がたくさん走り、歩行者、自転車、路面電車とウィーンの生活が垣間見られます。

この路面電車は本当にウィーンの街によく似あい、市民の重要な足として大活躍しています。

この路面電車を見れば、ちょっと乗ってみたいな・・・と誰もが思うでしょう。

個人で旅行される方は当たり前のように路面電車に乗る機会は多いと思いますが、団体旅行の場合はフリータイムで個人的に乗ること以外はそう多くはありません。

でもツアーによっては観光中に路面電車の体験乗車を含んでいるツアーもあります。

それだけでなく、路面電車を貸し切るツアーもあります。

 

 


 

今回の路面電車貸し切りシリーズも、例によってKarlsplatzのオットーヴァーグナーパヴィリオンの前からです。

ここですと路面電車は通常の幹線を妨害することなく待機することができます。

今回来たのはローフロアータイプではない、ウィーンらしい路面電車が私達を待っていました。

こちらの方が座ると目線が高くなるので観光ではローフロアータイプよりいいでしょう。

 

この時のお客様は10名にも満たなかったわけですが、それでも団体ツアーですから路面電車の貸し切りです。

右の写真はリンク道路を走っている路面電車で、女性の運転士さんです。

 


 

貸し切りの路面電車ですから、系統番号は白紙ですね。

停留所をゆっくり通過したり、便宜上停車する時に注意力がある人はあっ、これは通常の路線じゃなさそうだなと判断しますが、何も疑わずに習慣から乗車しようとする人も少なくありません。

 

とても明るい親切な運転士さんだったので、写真を撮らせてくれました。

実はこの運転士さんとは数回一緒になったことがあります。

 

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