今年の5月は過去28年間で一番寒いということでしたが、6月4日に今年初めて30℃に達し、今週は毎日33℃までの日が続いています。
本当に暑いです。
私は夏が一番好きですが、暑さの中での徒歩観光は結構きついですね。
水分は多すぎるぐらい補給するのがちょうどいいです。
さて、今日はウィーンの3大街路樹のひとつであるセイヨウボダイジュをお届けします。
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ドイツ語では、Linde (リンデ), 学名ではTilia です。
シナノキ科のシナノキ属で、落葉高木です。
ボダイジュは45種類ぐらいあるそうですが、
Sommer Linde (ナツボダイジュ)・・・
Tilia platyphyllos
Winter Linde (フユボダイジュ)・・・
Tilia cordata
Silber Linde (ギンヨウボダイジュ)・・・Tilia tomentosa
などがよく見られます。
ナツボダイジュはセイヨウボダイジュとも言われています。
ボダイジュは中国が原産ですが、ナツボダイジュはヨーロッパ中央、南部が原産で、フユボダイジュも同じくヨーロッパ原産です。
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開花時期は6月で、高さは15m~40mぐらいで花の色は黄色っぽい白でとてもいい香りです。
葉はハート型をしていて7cm~12cmぐらいでしょうか。
薄い緑の細長い葉が出てそこから実のようなつぼみが出てそれが開いて黄色っぽい細かい花がたくさん咲きます。
細長い葉と書きましたが、実際には細長い葉から実までの部分がボダイジュの「花」となっています。
遠くから見ると緑と黄色の2色が混ざったように見えます。
ナツボダイジュとフユボダイジュの違いのひとつは、花を咲かせる実の数が違っていて、夏ボダイジュは一枚から2~6個、冬ボダイジュは4~12個あります。
写真は2019年6月8日11:00頃、ベルヴェデーレ宮殿で撮影したものです。
実の数から言っておそらくフユボダイジュか、セイヨウシナノキでしょうか。
セイヨウシナノキはドイツ語ではHolländische Linde・・・学名でTilia × europaeaと呼ばれ、ナツボダイジュとフユボダイジュの自然交配種で、ヨーロッパでは古くから植えられていて、街路樹や公園などに多く見られます。