アーチの奥に見える風景 22

ヨーロッパには至る所にアーチを組み込んだ建物やアーチ構造のアーケード、廊下のアーチ構造が見られます。

ヨーロッパの建築様式と調和して、美しい景観を生み出しています。

この"アーチの奥に見える風景"では、そんなアーチの前に立った時に、そのアーチ自身の形とそのアーチを通して見える奥の風景をテーマにしています。

 

前回のアーチの奥に見える風景21では、ウィーン19区の通り抜けできる中庭を結ぶ住所が異なったアーチを取り上げましたが、今日はウィーンのやはり19区の一角と中心部からです。

 

こちらのアーチは通りにほぼ面しているのですが、前庭的空間が少しあって、このアーチから奥へと続いています。

バロック様式を思わせるようなアーチが全部で4つ見られます。

2つ目のアーチを抜けると、小さな中庭的空間があり、その奥に3つ目、4つ目のアーチが見られます。

ここはKahlenberger Straße 32番地で、ちょっとした集合住宅ですが、いくつかの会社も入っています。

奥行きがある細長い建物の左側に2つのウィングが接続されているような形で、そのウィング部分がアーチ構造となっています。

このアーチの上も住まいになっています。

 

 

こちらはウィーンに詳しい方であればどこだか見当がつくかもしれませんね。

Hotel König von Ungarnの横にある入口空間から見たアーチ構造です。

このホテルはシュテファン大聖堂からすぐの所にあるSchulerstraße10番地に位置していて、隣にはモーツァルトハウスウィーンがあります。

シュテファン大聖堂から来ると、このホテルの正面入り口はすぐ見えますが、このアーチがある場所は横の部分なので全く見えないのがおもしろいです。

逆にシュテファン大聖堂へ向かって行く時に中途半端に飛び出しているような形でこのアーチが見られます。

この建物の一番古い部分は16世紀で、17世紀後半に大きく拡張され、1746年よりホテルとして営業しています。

知られざる美しい中庭風景36ではこのホテルの美しい中庭空間を紹介していますので御覧下さい。

 

 

 

 

 

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