国鉄の自販機でチケットを買う時の注意

ウィーンで公共交通機関のチケットを買う方も多いと思います。

ウィーンは地下鉄、路面電車、バス、国鉄を共通券で利用でき、非常に便利に街中を網羅しています。

何と言っても世界で5本指に入る公共交通機関の営業距離数を持っています。

乗り物によってチケットを買い替える必要はありません。

チケットは地下鉄の自動販売機や係がいるウィーン市交通局の窓口、タバコ屋さんでも買うことができます。

チケットの種類はこちらをご覧下さい → ウィーンの公共交通機関

 

ウィーンを観光される方で公共交通機関のチケットを買う場合、多くは1回券か24時間券を買われることと思います。

初乗りの1回券、24時間券などはタバコ屋さんでもたいてい販売していますが、

(これはタバコ屋さんの考え方で販売する義務はないので売ってないタバコ屋もあります)

シニア券やショッピング券などの特殊なチケットは自販機で買うことになります。

自販機は地下鉄の駅や国鉄の駅に必ず設置されていて、タッチパネルになっています。

英語などの複数言語に切り替えができますが、残念ながら日本語表示はありません。

 

さて、国鉄(ÖBB)の自販機で1回券を買う時に注意が必要です

 

 

国鉄の駅にある自販機も地下鉄にある自販機と全く同じ赤枠のタッチパネルで購入できるタイプのものですから遠くから見ていると地下鉄の自販機と違いがわかりません。

しかし最初に画面に触れると次の画面でのチケットを選ぶ種類が地下鉄の自販機とはちょっと違っています。

国鉄の自販機は遠距離のチケットも購入できるようになっていて地下鉄にある自販機の表示と比べるとちょっと複雑になっています。

でも初乗りの1回券、24時間券などももちろん全く同じ金額で購入できます。

基本的に地下鉄の乗り場付近には地下鉄の自販機が、国鉄の乗り場付近には国鉄の自販機が設置されています。

例えばLandstraße (Wien Mitte)のような駅は地下鉄も国鉄も乗り入れていますからこのように2つの自販機があるわけです。

 

1回券(Einzelfahrt)を選ぶと次の画面は上の写真に見られるように何枚買うかと聞かれます。

5枚までまとめ買いができます。

この時に赤く囲った所に"später selbst entwerten"が選べるようになっています。

これは"後から自分で刻印する"という意味で、これを選ばない場合は購入したチケットをすぐに使用しなければいけません。

地下鉄の駅に設置されている自販機ではここが最初から選ばれた状態で発行されます。

つまり、購入した1回券をいつ使用してもいいわけですが、国鉄の場合は赤丸で囲んだ項目を自ら押さないとそのチケットには購入時点での時間がすでに印字されて発行されます。

そのため、すぐに使用しなければいけません。

 

これは大きな落とし穴です。

泊まるホテルが国鉄の駅に近い場合もよくあります。

例えばウィーン西駅の前にあるMercure WestbahnhofやRennwegのそばのSaboyenに宿泊する日本の皆様も大変多いです。

駅が近くにあるから明日のためにあらかじめ1回券を買っておこう・・・なんていう場合は国鉄の駅の自販機で買うことになりますから絶対に注意が必要です。

あらかじめ時間が印字されているチケットを翌日や数時間後後に使用して、検札に遭遇した場合は当然のことながら罰金を取られます。

 

 

赤丸で囲った部分を拡大しました。

左側の赤い字を御覧下さい。

"zum sofortigen Fahrtantritt"と書かれていて、下には2.20ユーロとなっていますね。

この状態では"später selbst entwerten"を選んでいないので、赤い字で書かれている通りすぐに使用しなければいけません。

 

この話題は些細なことかもしれませんが、罰金を取られる可能性を考えると非常に重要なことだと思います。

 

 

※最近国鉄の自販機は購入時から"später selbst entwerten"が選べられているようです。(2017年2月現在)

 

 

 

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