難民問題その後8 / 状況

バルカンルートが難しくなった今、彼らはイタリアへ向かっています。

オーストリアでは去年と比べるとここを通過する難民の数は遥かに減っています。

受入数としては去年の90.000から37.500に制限していますが、しかしSchlepperによる不法入国を完全には排除できない状況のようです。

Schlepperとはお金を払って不法で闇入国を手伝う犯罪者の名称です。

お金を払った難民達はSchlepperによって不法入国をするわけです。

 

そんな状況から今年は4月終わり時点で、つまり今年4ヶ月間で18.000の難民申請があり、

すでに制限の半分の達しようとしています。

4月24日までの一週間で1.079の難民申請がありました。

このペースで行けば、制限数を超えてしまいますが、オーストリア政府はそれを避けたいとしています。

 

バルカンルートが閉じられた今、なぜそれでも難民が来るのか?

それは前述したSchlepperに連れられてブルガリア、ハンガリー経由で来るようです。

ハンガリーの国境に接しているアイゼンシュタットを州都とするブルゲンラントによれば、4月だけでも1.037の不法入国がありました。

この数は今年1月のほぼ20倍だそうです。

バルカンルートの閉鎖によって逆にSchlepperが増えているということです。

すでに48のSchlepperが逮捕されています。

 

ブルゲンラントでは以下のように不法入国が増えています。

 

1月   58 2月   255 3月   372 4月   1.037

そのSchlepperによって不法入国をした難民達がここで難民申請を行うというわけです。

しかし、申請ができたからと言っても世間はそう甘くはありません。

審査の結果、ここに残ることを拒否されれば強制送還です。

仮にその人物が正規に難民として判断されてここに残ることができても、言葉の問題から始まって地元社会に溶け込むのはそう容易なことではありません。

去年の秋から地元での難民に対しての批判的な意見が多くなってきているのも事実です。

 

いずれにしてもウィーンでの生活や観光には一切影響はありません。

 

 

 

難民問題でもウィーンも生活や観光には全く問題ありませんウィーン西駅の難民状況

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