難民問題その後 4 / 統計

難民問題に関してこちらでは定期的に国境界隈での状況が報告されていますが、毎回書いている通り生活にも観光にも全く影響がありません。

ツアーにすでに申し込まれていて不安な方は日本の中だけの報道を鵜呑みにせず、

正しい情報を知って下さい。

大げさな報道を見てそれが状況の全てだと思うのは大きな間違いです。

ウィーンでの観光中には駅にでも行かない限り難民すら見当たりません。

しっかりオルガナイズされていて国が管理しています。

そのためキャンセルなどする必要は全くありません。

 

以下参考までに

難民問題でもウィーンも生活や観光には全く問題ありませんウィーン西駅の難民状況

難民問題 その後難民問題その後 2難民問題その後 3

 

さて、オーストリアには今年になってすでに63.000人が難民申請を行っています。

まだ今年は終わりではないので最終的には全部で80.000人ぐらいになるだろうと予想されています。

申請した彼らが全てオーストリアに残れるかというとそんなに世間は甘くありません。

現在までその内25.000人が難民と認められオーストリアに残ることができるようです。

そんぽ25.000人の2人に1人は家族もいずれは連れて来るということになりそうです。

 

現時点で毎日500の難民申請がありその内の75.8%は男性、16歳~46歳が70.5%です。

そんな状況を見てオーストリア外務大臣Sebastian Kurzは彼らをこのオーストリア社会にいち早く溶け込ませるための大きな3つの柱を提案しています。

実際には正規在留難民に対して50の処置を来週にはプレゼンテーションするようです。

 

重要な3つのポイントは

ドイツ語学校

AMSでの適正審査 (AMSは日本で言うハローワーク)

オーストリアを学ぶいわゆる学校

(この国の法律、男女平等、民主主義といった社会の基本を学ぶ)

 

このオーストリアに難民として認められたということは、この国で生きて行くことになるわけですから彼らが生きてきた場所とは言葉、習慣など様々な違いがあるわけです。

いち早くこれらを理解し、オーストリア社会に役立ってもらうということですね。

 


ここにはどこからの難民が一番多いかという統計を右に掲載します。

これは2015年9月のデータです。

やはり圧倒的にシリアからの難民が多く、

次がアフガニスタンです。

 

オーストリアで実際に難民申請をしても全てが受理されるわけではありません。

その人物が本当に難民として来たかなどの色々な調査が行われます。

難民として受け入れられなかった場合は強制退去となります。

 

シリア
16.223
アフガニスタン
12.444
イラク 8.624
パキスタン 2.826
コソヴォ 2.418
ソマリア 1.686
国籍なし 1.368
ロシア 1.261
イラン 1.227
ナイジェリア 976

 



繰り返しますが、難民問題に伴ってのウィーンでの生活や観光には全く影響ありません!





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