ウィーンによく見られるこの時期の花 121 (イヌサフラン)

ウィーンは街路樹の葉の色も変わり、マロニエの実がたくさん街中に落ちています。

マロニエと言えば、1週間前にこの時期に咲いているマロニエにも触れました。

今日のウィーンによく見られるこの時期の花は自然の中によく見られる花です。

 

こちらはドイツ語でHerbstzeitlose

(ヘルプストツァイトローゼ)、学名でColchicum autumnale、日本語ではイヌサフランとか

学名の通りコルチカムとも呼ばれています。

Herbstはドイツ語では"秋"という意味です。

ユリ科(イヌサフラン科)で

イヌサフラン属の多年草です。

 

 

原産は中央ヨーロッパで、ヨーロッパ中南部や北アフリカにも分布しています。

コルチカムは全部で約60種類ぐらいある球根植物です。

 

 

開花時期は9月~10月で、花の色はピンクが一般的ですが、紫や青紫などもあります。

 

花の長さは3cm~5cmぐらいで、高さは25cmぐらいです。

花弁は6枚で、花が咲くころには葉はなくなっています。

遠くから見るとクロッカスのような雰囲気です。

 

こちらでは湿った草原地帯に多く見ることができます。

イヌサフランは猛毒で、食べると呼吸困難となり死に至ることもあります。

日本でも実際にこれを食べたことで死亡した例があります。

毎年この時期になるとウィーンの森マイヤーリンクに行く途中のちょとした草原地帯にたくさん咲いていますが、ここに掲載したHerbstzeitloseはウィーンの森ではなく、ベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園に野生で咲いているものです。

 

写真は2枚共2015年10月2日11:00頃撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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