ウィーンによく見られるこの時期の花103 (シェーンブルン宮殿のフジのアーチ2015年)

シェーンブルン宮殿のセイヨウサンザシが咲くと非常に印象的なので、毎年このコーナーで

取り上げたくなるのと同様に、同じ時期に咲いているこのフジもやっぱり今年も登場させようと思います。

 

フジはドイツ語で、

Blauregen(ブラウレーゲン)とか、

Glyzinie (グリツィーニエ)と

呼ばれ、学名ではWisteria sinensis ,

もしくはWisteria floribundaです。

マメ科のフジ属です。


原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有の

ものだそうです。

 

開花時期は4月終わり~5月で、

ぶどうのようにぶら下がっていて、

紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

 

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

つる性の落葉樹です。

 

 

 


アーチの外側にもたくさんのフジが咲いていますし、アーチの天井からもたくさんのフジがぶら下がって咲いています。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていきます。

また1年に2回咲きます。最初は今頃、2回目は7~8月です。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

Wisteris floribunda はJapanische Blauregenと呼ばれています。


 

この美しいフジのアーチはシェーンブルン宮殿正面に向かって

右側の西側庭園の一角にあり、宮殿後ろのグロリエッテが見える庭園に行く時に見ることができます。

あまりにも印象的なので誰もが立ち止まって写真を撮っています。

 

これらの写真は2015年5月5日8:50頃に撮影したものです。

 

 

 

 

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