ウィーンの街でホテルではなく、また街中にあるポストでもなく、郵便局で切手を買って
そのまま絵葉書を出す人もいるでしょう。
今年8月の終わりに祝祭日も営業してる郵便局を紹介しましたが、このSchwedenplatzの
近くにある郵便局は結構使えます。
この郵便局がある建物の入口に入るとすぐに、ハプスブルグ帝国時代の郵便局が展示されているちょっとした博物館を見ることができます。
こちらが"Historische Postamtskanzlei"と呼ばれた帝国時代の歴史的郵便局の雰囲気
です。Kanzleiは事務局みたいな意味に使われます。
当時実際に使用されていた物がここに並べられています。
当時郵便局は整理整頓されていて、真面目であり、その目的によく合って配置され、
火災、不法侵入から守られ、仕事上の機密を守り、郵便物と役所のお金をしっかり管理することが決められていました。
お客さん側と郵便局側もガラスでしっかりと仕切られていました。
この写真に見られる窓口は、1892年Niederösterreich の Franzenに作られた郵便局の
窓口で、実際に1991年まで使われていました。
窓口内の物は全て1918年の帝国崩壊前に実際に使用されていたものです。
左の壁には当時のポストを見ることができます。
こちらは1878年以降から1918年
まで使われた帝国時代郵便局の
オフィシャルマークで、ブリキで
作られています。
"K.K.POST&TELEGRAFENAMT"
と書かれています。
郵便と電報を扱っていました。
帝国時代を象徴する双頭の鷲を
見ることができます。
ここはとても小さな空間ですが、
当時の帝国時代の歴史的な物を見ることができる貴重な空間です。
この郵便局の入口はFleischmarkt側にあります。