ウィーンにはおいしいケーキ屋さんがいくつもあるわけですが、帝国時代から宮廷に商品を卸すことができたGerstner(ゲルストナー)はケルントナー通りにあり、エリザベートの"すみれの花の砂糖漬け"を出したことでも知られる1847年創業のカフェ(ケーキ屋さん)です。
そのゲルストナーがウィーンのホイリゲ街で一番行き易く、観光でも定番なGrinzing(グリンツィング)に今年の4月からゲルストナーのホイリゲをオープンさせています。
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この場所は去年2013年の終わりまで"Passauerhof"(パッサウアーホーフ) という知られたホイリゲで、グリンツィングのホイリゲ街にあり賑わっていました。
ここは12世紀中頃(1150年)まで遡る
ことができる"Alte Klosterkeller" という歴史的な建物です。
ここをゲルストナーが今年2014年の初めから建物を所有し、3ヶ月という短期間の忙しい改装工事を終えて、4月から
"GERSTNERs Landhaus im Passauerhof"としてオープンさせ、話題を集めています。
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敷地の広さも建物も以前と変わりませんが、内装が大きく変わりました。
ウィーンのホイリゲならではの空間もあれば、上の右側の写真のようにいいホテルのちょっとした憩いの空間のような部屋もあり、それぞれの空間に個性があります。
また団体の観光客で賑わう地下の空間もあり、そこにはホイリゲにつきものの楽師さんも入ります。
また雰囲気のいい外の庭でも食事やワインが楽しめます。
ここはちょっとした三角形の敷地にあるため、入り口が2箇所あります。
上の左の写真が1枚目の写真に見られる入口の反対側の入口です。
このゲルストナーのLandhausはいわゆるホイリゲの雰囲気も残し、なおかつ高級感も漂わせ、ケルントナー通りにある伝統のゲルストナーの雰囲気もアピールしています。
もちろんケルントナー通りで買えるゲルストナーのケーキもここで食べられますし、
持ち帰りもできます。
グリンツィングに行ったら覗いてみてはいかがでしょうか。