ウィーン国際空港での免税手続き

2019年4月1日より、ウィーン国際空港での免税手続きが少し変更となりました。

こちらで変更事項についてまとめていますので、このページと合わせてお読み下さい。

 

2019年3月31日 追記


 

これまでの旅行で免税(TAX FREE) の手続きをして、書類を持っている方は、帰国時に免税品を手荷物にするか、スーツケースに入れるかを決めます。

液体類や刃物などは無条件でスーツケースに入れることになります。

 

免税の手続きは、"EUの最後の都市で行う"という規則があります。

 

免税の手続きをする場合は以下3つのどれかに当てはまります。

 

 

①オーストリア航空の直行便で帰る場合

   もしくは経由でウィーンが最後のEU都市である場合

※2019年2月17日よりANA(全日空)羽田便も毎日就航しています

 

オーストリア航空の直行便の場合はウィーンがもちろん最後のEUの都市ですから、免税品を手荷物にしようがスーツケースに入れようがウィーンで手続きします。

 

●手荷物にする場合

搭乗券チェックを通り、セキュリティーチェックを受け、さらにパスポート審査の後、

手荷物用の税関の窓口があるのでそこで品物を見せ、スタンプをもらう。

 

 

●スーツケースに入れた場合

チェックインカウンターで荷物を置いて、重さが量られ、行き先までのタッグが

巻かれたらスーツケースが戻ってきます。

そのスーツケースを持って後述する税関のカウンターへ行き手続きをします。

無人カウンターもありますが、免税品がある場合は必ず有人カウンターへ行きます。

 

 

 

 

②EU都市経由で免税品が手荷物

 

経由で免税品を手荷物にする場合は最後のEU都市で手続きします。

例えばウィーン~フランクフルト~成田であればフランクフルトで行うわけですから

ウィーンでは何もする必要がありません。

 

 

 

③EU都市経由で免税品がスーツケース

 

経由で免税品をスーツケースに入れた場合は、スーツケースはウィーンからスルーで

日本まで流れるので、ウィーンで手続きします。

チェックインカウンターで荷物を置いて、重さが量られ、行き先までのタッグが

巻かれたらスーツケースが戻ってきます。

そのスーツケースを持って後述する税関のカウンターへ行き手続きをします。

 

 


 

チェックインカウンターで普通は係りがその時に「TAX FREE?」と聞いてきます。

免税品をスーツケースに入れたら、直行便だろうが経由だろうが、必ず「TAX FREE」とか

「Zum Zoll」(ツム・ツォル)と言って下さい。

そうすれば係りはスーツケースを流さず、再びこちらへ戻して来ます。

スーツケースが流れてしまった後では、2度と手続きはできないので注意が必要です。

 


右の写真は空港ターミナル3にある税関カウンターです。

戻ってきたスーツケースはここに持って行きます。

 

係りにパスポート、搭乗券、免税の書類を見せ、

スタンプをもらいますが、この時に係りに商品を見せて下さい・・・と言われたら、スーツケースを開けて商品を見せる義務があります。

書類に不備がなく、品物がスーツケースに入っていることがわかれば全く問題ありません。

スーツケースはその税関カウンターから日本まで流れます。

 

スタンプをもらった書類は、セキュリティーチェック後にある空港内の銀行ですぐ現金化できますが、現在は手数料が高いので、クレジットカードの口座へ振り込んでもらう・・・つまり郵送が一般的です。

 


こちらはターミナル1にある税関カウンターです。

 

こちらでもターミナル3同様に手続きをします。

もちろん内容は全く同じです。

 

ターミナル1には搭乗券チェックを受ける前に銀行がありますので、中に入る前に書類を現金化することができますが、手数料のことを考えると郵送がよろしいでしょう。


 

1枚の免税書類に複数の品物があり、この品物は手荷物で、残りはスーツケースで・・・というのはダメです。

必ずどちらかに統一して下さい。

 

でも書類が複数あり、この書類の品物は手荷物で、こちらの書類の品物はスーツケースで、というのはOKです。

 

貴重品や割れ物などの免税品は絶対に手荷物にして下さい。

スーツケースは想像以上に乱暴に扱われていますので、壊れる可能性があるからです。

 

経由で免税品を手荷物にする場合は、ウィーンから経由地に行く便が万が一遅れたり、また経由地での乗り継ぎ時間が短かったりすると、免税手続きをする時間がなくなることがあります。

 

免税手続きは義務ではありません。

EU外からの旅行者は髙い消費税を100%払う必要はないというあくまでもサービス的なものです。

 

そのため手続きがめんどうだからという理由で、やらなくたっていいわけです。

いわゆる権利放棄です。

でもせっかくいくらか戻って来るわけですから、やっぱり時間があれば手続きした方がいいと思いますよ。

 

 

 

 

 

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