覚えておきたい ヴァッハウ産ワイン3つの称号

地元でワインと言えばヴァッハウ産は有名です。

このヴァッハウ渓谷はドナウ河の最も美しい所として風光明媚な景色が広がり、またバロックの重要なメルク修道院や歴史ある街クレムスを含めた世界遺産にも登録され、ウィーンから日帰りのツアーが頻繁にでます。

 

"オーストリアワイン"のカテゴリーではオーストリアワインについての等級や辛さなど、様々なことに触れていますので是非御覧下さい。

そのオーストリアワインの規定の中で、このヴァッハウ産に関しては、ヴァッハウ独自の等級があり、これは極めて重要です。

ヴァッハウ渓谷にあるぶどう畑は全体で1.285ha程あり、メルクの先からクレムスの手前までのドナウ河左右に広がっている地域です。

船下りをすると美しいぶどう畑がたくさん広がっていることがわかります。

このヴァッハウ産ワインには3つのヴァッハウ独自の等級があります。

 


STEINFEDER

(シュタインフェーダー)


15° KMW〜17° KMW未満

アルコール度 11.5%まで

 

※ KMW  (Klosterneuburger Mostwaage)

 

ヴァッハウ産では最下位のランクになり軽い辛口の白ワインで

気軽に飲みましょう。

 


FEDERSPIEL

(フェーダーシュピール)


17° KMW〜18.5° KMW未満

アルコール度 11.5%~12.5%

 

 

ヴァッハウ産ワインと言えば

この等級の白ワインが定番で、

豊かな果実の味が楽しめます。

ヴァッハウ伝統的ワインと言えるでしょう。

 

 


SMARAGD

(スマラークト)

 

18.5° KMW〜19° KMW未満

アルコール度 12.5%以上

 

アルコール度が高く、果実の

味とのバランスが非常によく、天候条件などがいい時にだけ

作られます。

ヴァッハウ産の最高級白ワインです。

 


この称号はあくまで収穫する時のぶどうの糖度から付けられるもので、ぶどうの種類やヴァッハウのどの地域で生産されたかは一切関係ありません。

 

ある程度いいレストランへ行くと、Weinkarteというワインリストを別に提供していることが多く、ヴァッハウ産ワインには必ずこの3つの等級が記されています。

ワインに興味がある方は覚えておいて絶対に損はありません。

有名な街デュルンシュタインにはちゃんと試飲させてくれる店もありますよ!