ウィーンの公共交通機関はよく発達していて、世界でも5本指に入る営業距離数を持っています。
地下鉄 (U-BAHN)、路面電車(STRASSENBAHN)、路線バス(AUTOBUS)がウィーン市交通局の運営で、国鉄(SCHNELLBAHN)もウィーン市内であれば共通券で乗れるシステムになっています。
公共交通機関はウィーン市民の重要な足であると同時に、観光で訪れる方々にとっても必要不可欠でしょう。
路線数は162、営業距離数は1.151.5kmもあり、1日平均260万人が利用しています。
個人でウィーンを訪れる方は必ずと言っていい程お世話になるこの公共交通機関ですが、今日は地元の皆さんが利用している便利なルート検索を紹介します。
Googleマップを始め、GPSを使ったナビアプリが数多くありますからそららを利用している人も多いと思いますが、このルート検索はウィーン市交通局が提供しているサイトで、インターネット環境があれば現在の時間や任意の時間を入力すればすぐに検索してくれます。
まずhttps://www.wienerlinien.at/route-planenにアクセスして下さい。
上のようにウィーン市の地図を伴ったページが表示されます。
この左側にある検索ボックスの"Von"には出発地点を、"Nach"には目的地を入力します。
ここでは例として国立オペラ座から国民歌劇場(Volksoper)までの行き方を検索してみます。
Operと入力するだけでいくつかの可能性が示されますので該当項目を選びます。
同様に目的地の入力もします。
入力する地名は停留所の名前だけでなく、住所も入力できますので、それに合わせて近い駅や停留所から検索をしてくれます。
希望の日時を入力しますが、Abfahrt(出発時間)かAnkunft(到着時間)を選択できますがデフォルトではAbfahrtになっています。
何も選ばない場合は今の時間です。
下に3つの項目が選べますが、通常一番左のschnellste Route(最短ルート)が選択されていますが、wenige Umstiege(少ない乗り換え)、kurzer Fußweg(歩く距離が短い)を選べます。
すぐに検索結果が上のように表示されます。
周辺の停留所などが全部表示されるので、最初に見るととてもややこしいですね。
でも落ち着いて下さい。
左側にいくつもの可能性が表示され、出発時間、到着時間、所要時間が表示されますので、希望のルートを選びましょう。
ここでは2番目のD,41の路面電車でのルートを選んでみましょう。
するとさらに詳細がその下の表れますね。
05:57のDに乗り、Schottentorに06:04到着、その後歩いて06:08の41に乗るということですね。
歩く欄をクリックするとエスカレーターやエレベーターがあるかないかの表示もされます。
地図は拡大できるようになっていますし、出発地点がA、目的地がBです。
色々な停留所が示されるため地図に関しては一見複雑そうに見えますが、慣れてしまえば問題ないです。
どのように行くのか、詳細時間が重要ですからね。
普段から頻繁に利用している区間などは調べる必要性はないですが、ウィーンはとても広い街ですからあまり知らない地域に行く時は便利ですし、地元の方が多くこのサービスを利用しています。