秋のヴァッハウ渓谷 ~Spitz ヒンターハウスの古城より~

冬時間になり、日照時間がかなり短く感じられるようになりました。

気温も日中10℃前後と冬の到来を感じます。

明日ぐらいまで秋の時期の澄んだ青空、黄葉とのコントラストが楽しめますが、どうやら金曜日から晴れマークが見られなくなり、冬に近づくにつれて霧が多く発生するかもしれません。

 

さて、先日黄葉を見にヴァッハウ渓谷に出かけました。

ヴァッハウ渓谷は全長2.800km以上もあるドナウ河の最も美しい所と言われ、船下りの名所であり、世界遺産にも登録されています。

中世からの古い街がドナウ河沿いに多く点在し、ぶどう畑と山の間をドナウ河が流れている・・・風光明媚な美しい場所です。

うちがここに来る時にはおにぎりを持って散策やハイキングを楽しみます。

 


 

こちらはヴァッハウ渓谷のほぼ中央に位置する「Spitz」(シュピッツ)という街で、この街外れの山の上に廃墟のヒンターハウスの古城があります。

 

通常メルクから船で下るとこのシュピッツの街に最初にとまりますが、船着き場に着く前に左の上の方に見られます。

うちは車で近くまで行き、そこから廃墟のお城を含めてこの界隈の散策を楽しむことが多いです。

 

このヒンターハウスの古城は1243年に最初に登場したことが知れらていますが、実際は12世紀半ば頃からのようで、1500年頃まで実際に住まれていたお城です。

13~14世紀にはクエンリンガーに仕えていたRitter von Spitzが所有していました。

古城に行く一番近いルートの入口までは船着き場からだと15分ぐらいは歩きます。

そしてここから上まで止まらずに20分ぐらい、そして廃墟のお城の中に入り、塔の上まで上れます。

 


 

実際はこの辺りの景色が素晴らしいので、止まらずにそのまま上って行くのはもったいないです。

ドナウ河と景色を楽しみながらゆっくり歩いて行きましょう。

徐々に高くなっていくにつれて、ドナウ河の全容が見えてきます。

左の写真は船着き場界隈のSpitzの街です。

右の写真はこの山を登って、ドナウ河ちは反対側の景色です。

ここに来て初めてSpitzの街がどういう地形状況になっているかがわかり、この景色はドナウ河、船着き場からは全く見ることができません。


廃墟のお城の塔の上からの眺めは本当に素晴らしいです。

ほぼ360℃のパノラマを楽しむことができ、ドナウ河、ぶどう畑、黄葉・・・この場所から離れるのが非常に惜しくなります。

私もしばらくここに佇んでいました。

 

ヴァッハウ渓谷の景色はこの秋の時期が一番いいかもしれません。

 

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