ウィーンによく見られるこの時期の花 361(野生のシクラメン)

今年のウィーンは6月16日に日中の気温が初めて30℃を越え、今日までに日中30℃を越えた日は合計26日あります。

7月8日が今年で一番暑く日中35℃を越えた猛暑日でした。

もうすぐ夏休み・・・休暇シーズンも終わりになりますが、振り返ると今年のコロナ禍2度目の夏はそんなに暑くなかった気がします。

一昨日より日中の気温も20℃前後と下がり、雨が多く天気の不安定さを感じます。

今日の朝6:00の時点で私が住んでいる地域は12℃でした。

夏の終わりというよりも秋の訪れを感じるウィーンです。

 

秋の訪れ・・・この花を見ると秋の気配を感じさせてくれます。

今日はそんな花を紹介しましょう。

 

 

こちらは野生で咲いているシクラメンです。

ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、学名はCyclamen purpurascens,日本語ではシクラメン・プルプラセンスとかアキザキシクラメンとも呼ばれているでしょうか。

 

サクラソウ科のシクラメン属です。

 

シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumが一般的かもしれません。

赤、白、紫、ピンクなどの色があります。

これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。

 

しかしこの野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。

最もヨーロッパアルプスの大部分は石灰岩アルプスですね。

Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。

 

高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られ、花の色は薄紫からピンクで、開花時期は7月中旬~9月です。

 

 

写真は2枚共2021年8月19日17:00頃、Hagenbachklammで撮影したものです。

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