去年の市庁舎のクリスマス市をお届けします

早いものでもうすぐアドヴェントの第3日曜日で、ADVENTKRANZには3本目のロウソクが灯されます。

年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスですね。

クリスマス時期のウィーンの街はとても素敵です・・・と今年も楽しみにしていたのですが、新型コロナウィルス拡大防止のため再ロックダウンが11月3日から始まり、途中で規制が強化されて12月7日より段階的緩和されて、商店なども営業を再開している状況です。

今年は一時的にも大きく生活が変わり、異例のクリスマス時期となりました。

クリスマス市もクローズとなり、クリスマスらしくないクリスマスを迎えようとしています。

新型コロナウィルスのことを聞いた時にはまさか、こんなことになるとは夢にも思いませんでした。

毎年色々なクリスマス市の模様を掲載しているのですが、今年はそれができず残念で仕方ありません。

そこで、今日は去年2019年の市庁舎のクリスマス市の模様をお届けします。

 


 

今年で34回目を迎えたウィーン市庁舎のクリスマス市は11月15日が初日となりました。

フランドル風ゴシック様式の立派な市庁舎の素敵なライトアップを背景に、夢のようなイルミネーションが施されています。

今年も去年と同じスタイルですが、市庁舎公園などには新しいイルミネーションも多く見られます。

写真は12月7日17:45頃です。

アドヴェントの第2土曜日ということで、物凄い混雑となっていました。

 

毎年恒例の"Frohe Weinachten" が見られます。これはクリスマスおめでとう・・・ということですね。

こちらではクリスマス市のことを"Christkindlmarkt"と言います。

クリスマスプレゼントを持って来るのはChristkind・・・子供のキリストだからです。

オーストリアではサンタクロースは装飾やマスコット以外には絶対に登場しません!

だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持ってくるのはChristkindです。

 

 


 

ここは地元人から観光客まで多くの人が集まり、連日賑わっています。

どこのクリスマス市もそうですが、たいていはプンシュスタンドが混み合います。

花よりだんご・・・ですね。

屋台の数は154です。

実際に多くの屋台が出ていても、欲しい物がそうそう多くあるわけではありません。

しかし、このような美しい歴史的建造物を背景にした空間に足を運んで、ウィーンの街に流れるクリスマスの空気を楽しむわけですね。

 


 

大好評のスケートリンクも今年も初日にオープンし、3.000m²のスケートリンクには子供から大人まで多くの人が滑っています。

御存知だと思いますが、通常この市庁舎前のスケートリンクはクリスマス市が終わり、カウントダウンも終わって年が明けた1月後半からオープンしていましたが、2016年からはクリスマス市と同時にスケートリンクの一部もオープンしています。

 


 

ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。

 

 

今年の市庁舎前に立てられたクリスマスツリーは32m、樹齢130年、Salzburg州から運ばれたものです。

ウィーンの市庁舎前広場に立てられるクリスマスツリーは毎年オーストリアの色々な州から運ばれます。

アドヴェントクランツにロウソクが1本灯されているのが見えますか?

 

 

 

 

 

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