新型コロナ感染拡大で学校でのクラスターが増えている

ウィーンは朝は結構冷え込んできて、霧が発生することが多くなりました。

秋が深まり冬が近づくこの時期は毎年そうですね。

今週の日曜日10月25日から冬時間になります。

 

さて、オーストリアでは本日10月22日より開業医が新型コロナウイルス検査を実施することが可能になります。

可能となる検査はPCR検査と抗原検査で、検査には公的健康保険が適用されます。
検査は症状が出ている場合にのみ可能で、検査に際して医師は防護服着用を義務付けられ、予約制の下、他の患者との接触を避ける措置を取らなければなりません。
ここ最近明らかに感染者数が急増していて、
コロナ信号も圧倒的に黄色、オレンジ色がほとんどで、赤の地域もあります。

こんな状況でも感染対策を施しながら学校は続いてますが、すでに199のクラスが自宅待機状況となっています。

 

ウィーン10区の小学校の校長先生(Susanna Heinrichさん)が集団感染を防いだことが昨日のトップ記事に掲載されていました。

その学校で宗教の授業をしている先生が重病で、人工呼吸を余儀なくされているという報告を週末に生徒たちの父母から受けました。

その先生は先週の木曜日と金曜日に8クラスに授業をしていました。

その先生の子供が水曜日にPCR検査を受けていて、金曜日の午後に感染していることが確認されました。

その辺りから先生は体調があまりよくないことを学校で言っていたそうです。

先生の検査結果は(昨日の時点では)まだ分からなかっため、その先生と先週コンタクトがあった62人の生徒達は週明けの月曜日には登校しなければいけませんでした。

校長先生はオーストリア健康保険省の指示なしで自宅待機を決めることができないにもかかわらず、状況から判断し、自分の良心から行動に移すべきだということで独断で62人の生徒達に自宅待機の選択もできる手はずを整えました。

 

感染の疑いがあり、検査をしてもその結果が出るのが遅すぎるのが問題のひとつとして挙げられます。

症状が出始めて、その時点ですでに陽性かもしれない生徒や先生が、結果が出るまではクラスにいることになるので、全く意味が無いということです。

何としても学校を続けていきたいという政府の姿勢なのかもしれませんが、意味がないのではないかということで論議を引き起こしています。


ウィーンの学校での感染数は現在350、チロルは348と増加しています。

こんな状況でも感染対策を施しながら学校は続いてますが、すでに199のクラスが自宅待機状況となっています。

学校に通っている子供達の精神的な負担、ストレスは相当なものがあります。

その辺を大人がもっと考慮してあげるべきです。

 

 

 

 

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