今日から日中の気温がまた20℃を越える日が続くようです。
しかし、天気は雨マークも登場していて不安定な予報となっていますね。
今日の朝6:30頃、家の界隈はかなり霧が立ち込めています。
この霧も秋を感じさせます。
さて、今日は街中の大きな工事現場の様子をお届けします。
こちらはウィーン旧市街にあるNeuer Marktです。
ここは1234年に新しく作られてからという歴史ある場所で、ケルントナー通りから少しだけ入った所ですが、カプツィーナー教会、ドンナーの泉やハイドンが皇帝賛歌を作曲した場所、ケーキで有名なOberlaaなどがあるという話題性がある広場です。
その広場が2019年1月7日より、工事現場と変わり、歩行者も特定の迂回路を利用せざる負えなくなり、車も通行できなくなっています。
ここには地下駐車場が作られることになっています。
その面積は何と4.750m²、364台の乗用車、39台のオートバイの駐車スペースが生まれます。
この地下駐車場ができることによって、本来このNeuer Marktにも50台程の駐車スペースがありましたが、それもなくなることになります。
ある意味ではこの広場が生まれ変わることになりますね。
地下駐車場の完成は2022年ということですから、まだしばらくは工事現場ということになります。
ウィーンは色々な所に工事現場が見られますが、最近目立つのはいわゆるマンションなどの住宅建設です。
中心部は世界遺産にも登録され、規制があるためあまり見られませんが、外側は建築ラッシュと言ってもいいぐらい至る所にクレーンが立っています。
ウィーンの外側にも歴史を感じさせる情緒ある建物がたくさんありますが、それを壊して集合住宅にしてしまうというパターンが多く、景観を全く考えていないと感じざる負えない所が残念ながら目立つようになりました。
人口が増加傾向というのはあるかもしれませんが、正直な所、政治家と業者の癒着関係があるのではと疑ってしまいます。
ハイドンが皇帝賛歌を作曲した場所に、本来のこの広場を掲載していますので比較して見て下さい。