クリスマスは何かと話題が多い時期です。
もう何回も書いていますが年間を通して生活の中で一番重要なイベントはクリスマスです。
ひと月以上もクリスマスの空気を楽しめることからもわかりますね。
今年は12月2日にウィーンは初雪が降り、その後朝、夜の気温が0℃前後という寒い日が続きましたが、今週末より日中の気温がまた10℃前後ぐらいになりそうです。
毎年11月後半~12月前半に一度は寒くなりますね。
先週末の日曜日はアドヴェントの第2日曜日となり、2本目のロウソクを灯しました。
今年は一番最初にシュテファン大聖堂のクリスマス市、ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、 "Kittenberger Erlebnisgärten"(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)、シェーンブルン宮殿のクリスマス市、市庁舎のクリスマス市をすでに話題にしていますが、今日はカールス教会前のクリスマス市をお届けします。

カールス教会はヨーロッパでも重要なバロック建築で、ウィーンの街の風景にもよく登場します。
国立オペラ座から近い所にありながらも、団体ツアーでは車窓から見ることはあってもほとんどここに訪れることがないのがとても残念です。
ここのクリスマス市は"ART ADVENT"と呼ばれ、今年は11月22日が初日で,12月23日の20:00までです。
オープンは12:00です。
ライトアップされた美しいカールス教会を背景に80軒ぐらいの屋台が並んでいます。


"ART ADVENT"と呼ばれる通り、屋台には他のクリスマス市とは違い、オリジナリティーがあってセンスのいい物が多く売られていて、地元で定評があります。
なおかつフード系は"Bio"をテーマにしています。
どこもそうですがプンシュが売られている屋台がたいてい混雑しています。


左上にはこのクリスマス市から見られるライトアップされた楽友協会ホールが見えています。
特設ステージも作られていて、時間によってLIVEが楽しめます。
ウィーンの街には絵になる場所が数え切れない程ありますが、そのような美しい場所に出ているクリスマス市はまた、この時期ならではの素敵な空間を感じとることができます。


ここは規模も大きく、国立オペラ座からすぐ近くにある割には観光客がかなり少ないクリスマス市です。
そのため地元の空気を感じます・
特に地元の若者が多く集まったり、また家族連れが多いので子供達がたくさんいます。
子供達が楽しめる変わったメリーゴーランドや専用レールの上を走る乗り物、カールス教会前の池のスペースには藁が敷かれ、その上ではたくさんの子供達が遊んでいます。

場所も非常にいい所にありますから、ちょっと時間をかけてひと回りすることをお勧めします。