ウィーンの街は415km²と、かなり広い街で、Stadt Wienですからウィーン市です。
ウィーン市は東京と同様、23区で成り立っていますが、東京はたくさんの市がありますが、ウィーンはウィーン市ひとつが23区で分けられています。
同時にオーストリアの首都でもありますね。
ウィーンの中心部は世界遺産に登録されていて、荘厳な建造物に囲まれ、かつての帝国の都であったことを偲ばせます。
"森の都"とも形容される通り、ヨーロッパの街では街の広さに対し、緑の比率が最も高いウィーンの街です。
中心部にも緑が多いですが、外側に行くとウィーンの中にいるとは思えない豊かな自然が広がっています。
ウィーンの森などはその一例です。
今日はウィーンの郊外からウィーンらしいひとつの光景をお届けします。
ここは私が大好きなウィーンの場所のひとつで、石畳の交差点です。
交差点と言っても車が通るわけではなく、ある意味では歩行者天国です。
ここはStadtwanderweg (シュタットヴァンダーヴェーク)の5号ルートで、ウィーン21区のStammersdorf界隈です。
Stammersdorfは観光化されていない、昔からのホイリゲ街があることで知られています。
すぐそばにはぶどう畑があって、地元の人が多く散策しています。
ウィーン旧市街にも多くの石畳がありますが、中心の外側や郊外にもこのような石畳の路地が多くあります。
写真の奥を見て下さい。
トラクターが走っています。
この辺りはぶどう畑だけではなく、農作物が作られている畑などもあって、ウィーンの街にもかかわらず農家が活躍しています。
ウィーンの中心部を知っていると、ここがウィーンの街の一部だとは思えない情緒ある所です。