ウィーンによく見られるこの時期の花 273(ノウゼンカズラ  Indian Summerとマダム・ガレン)

今年の6月は日中の気温が30℃を超える日が13日あり、翌日7月1日は38℃を超えました。

その日の夕方から雲行きが怪しくなり、Gewitter(雷を伴った激しい雨)がやって来て、一時的に20℃ぐらいも気温が下がりました。

翌日7月2日は22℃ぐらいと涼しくて気持ちいい朝となりました。

しかし、予報を見ると週末よりまた30℃を超えそうです。

 

さて、前回はあまり街中では見られないヒメイワギボウシを話題にしましたが、今回は非常にポピュラーな花をお届けします。

 

こちらはドイツ語でTrompetenblumen (トロンペーテンブルーメン)、またはKlettertrompeteとかTrompetenwindeなどと呼ばれています。

 

日本語ではノウゼンカズラです。

学名ではCampsis 、ノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ属で、落葉性でつる性です。

 

ノウゼンカズラというと北アメリカ東部が原産で、日本には大正時代末期、ヨーロッパには観賞用として17世紀に入って来たアメリカノウゼンカズラCampsis radicans、

そして日本へは平安時代に入って来た中国原産のCampsis grandifloraがよく知られていると思います。

ノウゼンカズラ属のほとんどがノウゼンカズラ、アメリカノウゼンカズラそしてそれらの交配種からなるようです。

 

ドイツ語のTrompetenはトランペットで、花の形がラッパに似ていることからそう呼ばれています。

 

こちらの写真のノウゼンカズラはCampsis × tagliabuana・・・"Indian Summer"と呼ばれているものです。

ノウゼンカズラアメリカノウゼンカズラの雑種のひとつです。

暑い日に日差しが強い方に向かって撮影したので、曇り空のように見えますが、ものすごくいい天気でした。

 


 

開花時期は7月~9月ですが、6月中旬に咲いているものもあります。

高さは2~5m、場合によってはそれ以上になるものもあり、5cm~8cmぐらいのラッパ状で、オレンジ色から赤までの色がありますが、種類によっては黄色もあり、花びらは5枚です。

こちらは近くで見ると薄い赤とオレンジ色が混ざっているようです。

 

ノウゼンカズラよりも花径は小さいそうですが、筒は長いです。

葉は20cmを超えるものもありかなり長めで,マイナス20℃ぐらいまでの耐寒性があります。

 

写真は全て2019年6月29日 16:15頃ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影したものです。

 


 

こちらはうちの庭に咲いているGroße Klettertrompete・・・"Madame Galen"(マダム・ガレン)   (Campsis × tagliabuana) です。

 

こちらもノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの雑種で、原種よりも花が落ちにくく、強くて逞しく、どんどん生育し、花が特に大きいことから人気があります。

     

 

 

 

 

 

にほんブログ村に登録させて頂いております。

是非下記バナークリックをお願い致します。

とても励みになります! (^▽^)


にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ
にほんブログ村