ヨハン・シュトラウス(2世)のお墓にて

連日30℃を超える暑い日が続いているウィーンです。

夏、夏、夏です。

 

さて、ウィーンには音楽愛好家の方にとっては聖地である中央墓地があります。

ここには有名な音楽家が多く眠っていて、ある意味では世界的に知られた観光ポイントのひとつとなっています。

一般団体ツアーで訪れることはほとんどありませんが、音楽をテーマにしたツアーや研修ツアーなどでは逆に必ず訪れると言ってもいいでしょう。

ウィーンは"音楽の都"ですから街中に有名な音楽家の跡が数え切れない程点在していますが、中央墓地は著名な作曲家が永眠している場所ということで訪れる価値大です。

音楽とは別にここは映画「第三の男」のラストシーンの並木道があることで有名で、今でも多くの映画ファンが音擦れています。

私は年間を通してこの中央墓地はよく来ますが、この前に行った時に一番ここの有名な場所でちょっとした作業が行われていました。

 

 

今年5月31日の午後14:20頃のヨハン・シュトラウス(2世)のお墓の前です。

ヨハン・シュトラウス1世の息子でワルツ王のシュトラウスで、彼の3番目の妻、アデーレと一緒に眠っています。

お墓の周りは立ち入り禁止のテープが設けられていて、係が作業をしています。

最初は修復でもしてるのかな・・・と思って彼に話しかけてみました。

実はこのヨハン・シュトラウスのお墓が不安定で倒れてしまう危険性があったそうです。

お墓自体に何か問題があったわけではなく、土台部分が水平ではなくなっていたということでした。

そこでこのお墓を一時的に移動させて、土台部分を水平にしてまた元の場所に戻したばかりということでした。

それと同時に色が剥げていた所をちょっと塗り足しているということでした。

 

お墓と言えどもこれだけで十分芸術性がありますし、相当な重さがあるでしょう。

普段ここに来てもお墓が立っているのは当たり前という認識ですので、倒れる危険性を考えませんが、定期的にチェックされているようですね。

 

毎日のようにウィーンを御案内している私にとって、普段と違う状況に出会うと好奇心が湧いてきますね。

 

 

 

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